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第5回 社交ダンスが上手くなるということ

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今日は、いよいよコンペ。

種目は、パソドブレルンバだ。

今回は、
ものすごく練習した、し、それなりの成果も上がった、
ように感じている。
だから、絶対に勝ちたいし、いつも通り踊れたら、
結構良いセン(初の決勝進出)
行くんじゃないかって思ってもいるんだ。

後は、本番を残すのみ・・・

昨晩、コーチャーに最終チェックを受けた。
そのときに言われたんだ。

「ヨシッ! 

明日は、思い切り、楽しんでこい!」


レッスンの帰り、パートナーと話あった。
「コーチャーが言ったように、明日は、思い切り楽しもうぜ」

彼女も言った。
「そうよね、
ワタシたちのダンスって、テクニックはあるけど、
どうも真面目過ぎるって言われるものね。
根が生真面目で、楽しむことができないタチだから」


ボクは返した。
「二人とも、そうだもんな(笑)
一生懸命に、言われたことをやろう、
習った通りにやろうって思ってしまう」

「ホントね。
明日の、パソドブレとルンバ、
楽しむことだけを考えましょう」


して、本番・・・

あぁ、なんてこと!?
2ポイント足らずで、決勝に残れなかったんだ。

惨敗。

いつもは、
アッサリしているパートナーがヤケに落ち込んでいる。
で、コウ言うんだ。
「思い切り楽しんで踊ろう・・・それだけで、踊ったし、
自分では、いつもよりずっとできた(思い切り楽しめた)
と思っているわ。
それなのに・・・なぜ、残らなかったんだろう。
実力不足なのかしら、ね」


ボクも同感だった。

ところが、観戦していた友人たちがやってきて、
口々にこう告げた。

「惜しいなぁ。
テクニックは上手いのになぁ。
イマイチ “見えない”んだよなぁ。
(準決勝の)アノ組数の中では、もっと、踊らなきゃ。
みんな、ムチャクチャハッスルしているから、
その中では、目立たないんだよ」


「そうそう、もっと、楽しまなきゃ。
なーんか、まじめぇなダンスに見えちゃうのよね」


え?まだ?そう見えるの?
ショックだった。
おそらく、パートナーも・・・

極めつけは、
同じく観戦していたコーチャーからのこの言葉だった。
「いつもより、
エンジョイはしていたようだけど、まだまだ足りないな。
実力が出ていない。
もっと、開き直って踊らなきゃ」


正直、どうしたら良いか分からなくなったんだ。
開き直るって??
楽しむって??
あぁ、自分たちには無理なんじゃないかなぁ・・・


ジュンコ先生は言う。
「今から言うことは、
このカップル特有のことではないだろうから、
よく聞いてね」

「楽しみなさいと、コーチャーから言われ、
そうしようと思い、

『ヨシ、今日は思い切り楽しむぞ!』

となった時点で、もう、アウトだった
ってこと」

「一生懸命に『楽しもう』って、
なっちゃったのね。

本当の “楽しむ”や“開き直る”は、

難しい
ものなの。

中途半端に『やるぞ!』と力んだら、最後、
かえって、反対にいってしまう可能性がアルわ。
つまり『楽しもう』『開き直ろう』ってがんばることで、
余計に楽しんだり、
開き直ったりすることができない状況になっちゃうの。
でも、多くの場合、
本人は気がついていない・・・。
もともとの性格が“真面目”な方ほど、要注意よ」

じゃ、どうしたら、
本当の “楽しむ”や
“開き直る”ができるようになるんでしょうか?
いや、それって、
できるようになるものなんですか?

「練習で、できるようになるものなのよ。
ソレこそが、

自力で正しいトランス状態を

作り出すお勉強
なのよ」


       続く第1168話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.261 ~ホールドに関する名言!?~ 

G氏のレッスンは、
ホールドについての講義からスタートしました。

「男性の右腕は女性に属している。女性の右腕は男性に属している」
つまり、
お互いの右側は、相手のモノなのだ」

ソウ言いながら、
G氏はワタシと組み始めます。

不思議です。
「G氏の右腕は、ワタシとの一体感を目指しているンだ・・・」
そう思うだけで、
ワタシの背中も変化する感じがしてきたのです。
あ、ココだ、という立ち位置が見つかります。
安心、しっくりきます。
そして、
「自分の右腕は相手のもの・・・」
と思うと、スーッとチカラが抜けてきました。

G氏は続けます。
「お互いの左腕は自分自身の責任である」

ソウいうと、G氏のボディは左へのシェイプを開始しました。
ワタシからアタマが遠ざかって行きます。
ところが、ソレに反して、
ボディはより近くに感じます。
ワタシは、
左側のシェイプを“責任のもとに”作ろうとしました、
が、もうすでに、G氏の“おかげで”
何もする必要もないほどに出来上がっているようです。

G氏はワタシの戸惑いを感じたのでしょう、
「アナタにもすることはアルのですよ」
と、ばかりに、
自ら女性のホールド、シェイプを作ってみせてくれました。
そして、
“その人”と組みます。
あ、キレイ・・・
男性同士が組んでいても、“決まって”いるのです。

そして、
ワタシのホールドを直します。
と、急に
G氏は変なことを言い出ました。

「イマ、ナンジ、デすか?」
日本語、でした・・・



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