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社交ダンスを始めるということ 第12話へ




チョット中休み エッセイvol.28 

どんなレベルの人でも安心して学べる

~月イチ・ユニバーサルダンス・プラクティスの報告(2)~


では、お約束通り、

ユニバーサルダンス・プラクティス

第1回目 体験会
の報告だ。


定刻8時(20時)に、スタジオ入りしたワタシは、
参加者の方々の表情をまず、チェック。
ビギナーの女性は、さすがに緊張を隠せない様子。
ワークショップで顔なじみの方々は、にこやかだ。
が、いつも(ワークショップ)とはまた違う雰囲気に、
コチラもやや緊張の面持ちか。
初対面の方も数人・・。

さて、
ヒデ君、開催の挨拶の後、ワタシにバトンタッチ。
まずは、テーマに関して
「テーマは『初心者のダンス、応援します』
でも、今日は初心者ではない方も一緒にレッスンを進めます。
中級者、ベテラン組・・色々いらっしゃいますね。
ユニバーサルなダンスなので、
一緒に踊るという意味では十分可能ですが、
やはり、レッスンとなると、学ぶべき課題がそれぞれ違います。
どのレベルの方にも、有意義な時間を過ごしていただけるように、
コレから言うことを良く聴いてくださいね」
てな、切り口から、
“気をつけていただく”ことの説明に入った。

初心者の方は、
ドンドン“足し算”をしていっていただいてOK
初心者でない方は、
やや難しいが“引き算”が必要だろう。
引き算の対象は、無駄なリキミや、動きだけではなく、
ダンステクニックも!?
この“引き算”の意味、そして、そのやり方を、
頭ではなくカラダを通じて教えてくれる・・・
コレこそが、

ユニバーサル・ダンスの醍醐味だろうと思っている。

実は、

自分に身に付いてしまっている

“ダンステクニック”って、

時に立ち止まり、

見直す必要が絶対ある
んだな。

「ナーンか、最近伸び悩んでいるのよね」
な方ほど、
こだわりと化し、
すでに不必要になった“手持ちの”ダンステクニックに、
やられてしまっているケースが多いんだ。
または、
成長しているつもりだったけど、
実は全然・・なテクニック、
これも頭打ちの原因になる。
(ほとんどの人が、
音楽テクニックの成長が立ち遅れている)

ダンスのテクニックで超重要な3つ
① ステップに関するもの カタチに関するもの
② 相手とのコミュニケーションに関するもの
③ 音楽に関するもの
これらすべてが、
バランスよく育っていくことがいかに大切かを、
ユニバーサル・ダンスを通して学んでもらう
・・・
という、趣旨を参加者に説明し、
「初心者の方は、新しい習慣を手に入れることを、
初心者でない方は、古い習慣から新しい習慣への変換を、
できるだけナチュラルに、
また、お互い、協力しあって行なうためにも、
次の3つを守ってくださいね」
と言い渡したんだ。

白板に、ワタシは説明しながら書いた。

指示通りに動くこと
「新しい習慣の獲得には
“しっかりとした方向性”を持つことが必要。
カラダの動かし方などに細やかな指示を出しますから、
その通り動いてくださいね」

3Kなし(カタまる・カタチ作る・カマエる)
「つまり、力まないように。
リキミを感じたら排除するようにしてね。
ただし、初心者の方は、どんだけ力んでも大丈夫。
力を抜こうとすれば、
余計に力んじゃうので、そのまんまでOK
一緒に組んだ人は『力を抜いて』などと教えないように(笑)」

パートナーワークを行なうこと
「ダンスを両面から見ることが、真に上手くなる早道です。
男性もフォロー体験、
女性もリーダー体験を最初から積んでいただきます。
非常に簡単な所から始めますので、
ビギナーの方でも『やってみよう!』と思う人は、
チャレンジしてみてくださいね」

いよいよ、開始・・・から2時間、
非常に有意義にプログラムの進行が行なうことができた、
と見ている。

スタジオは、
時に、エネルギッシュに盛り上がり
時に、静かな学習ムードに包まれ
時に、お互いが協力・応援し合う温かいムードになり・・・

ヒデ君談
「全員が、メッチャ楽しそうやったなぁ。
こんなグループレッスンって、
みんな、新鮮やったん違うかな」


同感だ。

予想以上に良かったのが、
上記③のパートナーワークの導入だ。
いままでも、自分のレッスンに、
“全面的に”取り入れたいとは思いながらも、
非常にデリケートにあつかって来た分野ではあった。
なぜなら、
「え~、男性同士組むんですか? 
それだけはイヤだな」

とか、
「自分のことで精一杯なのに、
どうして男性役までしなきゃならないんですか?」

という声に対し、
強気になれない自分がいたからだ。

でも、今は違う。
パートナーワークをすること
ダンスを男女両面から体験し学ぶことの重要性
を十分知っている。
できたら、初期の間に、
「簡単なパートナーワークが可能な、
カラダとココロの習慣性をつくっておく」

コレこそが着実に上手くなる道だと思っている。

ビギナー女性が一生懸命男性役をやり、
ソレをベテラン男性が応援する姿を見て、
「あぁ、良かった」
ココロから思いましたわね。
と、そのビギナー女性が発した言葉もまた貴重なものだったよ。

「最初は難しいかなと思ったけれど、
やってみると、すごく楽しかった。

相手の気持ちがよくわかるもの

なんですね、ダンスって」


そうなのだ。

“相手の気持ち”

ソレを感じないことには、
良いリード&フォローなんて本来はできないものなんだ。

ユニバーサル・ダンスのステップ自体は、
簡単&シンプルだ。
でも、その中には多くの“仕掛け”が盛り込まれている。
参加者にとっては、
「見た目には非常に簡単な動きだけど、
ちゃんと“やろう”とすると、
すごく色々なことが感じられるものなんだなぁ」
と驚きだったはずだ。
相手によって、音楽によって、
一瞬ですべてを変えなければならない・・・ソレがダンス。

今回は、
ディスコ&サンバ&ウィンナワルツの曲を利用し、
ダンスにおける超基礎的な動きを習得してもらったんだ。
超基礎的な動きとは
まず、重心移動がアリ、それから生まれる
前進後退回転だ。
色んな人と組みながら、
感覚をカラダの中に練り込んでいく作業が繰り返される・・・
使うステップも、選曲もすべて、

コチラの意図的なものだ。

そう、
ユニバーサル・ダンスは非常に意図的に作られ、
管理されたもの
なのだ。

どんなレベルの人でも安心して学べる

理由はその辺にあると思っている。

さて、どんな意図かを記しておこう。

どうすれば、

できるだけ合理的&機能的に、

ダンスが上手くなる習慣を、

カラダに植え付けることができるのか?


最後にみんなに、
「また1ヶ月後、このレッスンはありますが、
今日習ったことは、すべて忘れてしまっても大丈夫。
カラダが勝手に覚えてくれていることが、
きっと確認できると思いますよ」

拍手とともにレッスン終了と相成りました。

次回は、
サルサやタンゴを使って、お勉強の予定・・・
また、お会いしましょ~チャオ


     続く第1138話へ



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※Real Junko Voiceはお休みです。



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