初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第11話へ
霧島エレナの友人のバイオリニスト、
ユミちゃんへのインタビュー第2弾は、
演奏の強弱について。
ダンスを踊るときにも、言うでしょ?
強く大きな踊り、とか、弱く小さな踊りとかって・・・。
両者が上手く組み合わさった、
“メリハリのある踊り”を目指したいんだけどね。
ものすごーくパワフルから、
ものすごくソフトまでを幅広くこなすには、
相当なテクニックが要るんだろうな。
ユミ
「強弱を表す音楽用語、
弱くは、ピアノ
強くは、フォルテ
というのよ。
きわめて弱くは、
ピアニッシモ pianissimo.
反対に、きわめて強くは
フォルテシモ fortessimo.
というのよ」
エレナ
「あぁ、聞いたことあるわ。
ダンスでは、意外と、
“ピアニッシモに踊る”ことが難しいのよね。
ソフトで繊細な表現をするつもりが、
ただの“弱々しい表現”になっちゃって。
競技選手だと、
『“見えて来ない”ダンスで、
審査員の目に留まらず・・・』
なんてことになる」
ユミ
「ピアニッシモの難しさは、
バイオリンでも同じだと思うわ。
実は、ワタシの目下の課題も “ピアニッシモ”なのよ。
フォルテは思うように音が出るようになってきたんだけど。
下手にすると、
かすれた音のピアニッシモになっちゃうの。
太いしっかりした音のピアニッシモって超難しいのよ。
音が安定しないの」
エレナ
「へぇ~、そうなんだ」
ユミ
「そうなのよ。
演奏の強弱っていっても、
単に音量じゃないからね。
大事なのは、“音色”
だから、小さく弾くのではなく、
響きを残したまま弾くってことが大事なの。
上手い人のピアニッシモは、
ちっちゃい音でもちゃんと響きが聞こえるから、
素晴らしいのよ」
エレナ
「なるほどね。
ダンスで言うなら、弱く小さく踊っても、
響きのある踊り、この場合は・・・輝きかな?
輝きのある踊りにならないとダメってことか」
ユミ
「たぶんね。
私の先生は、
『バイオリンで一番難しいのが、
ピアニッシモを綺麗に弾くことだよ。
ピアニッシモを活かす演奏こそ最高だ 』
って、いつも言うわ。
『はじめから大きな音を求めるな。
ピアニッシモを綺麗に弾ける様に、
練習をすることこそが、
バイオリンが上手くなる秘訣だ』って」
エレナ
「へぇ、おもしろい!
ねぇ、ユミちゃんは、
綺麗なピアニッシモを弾ける様になるために、
どんなことに気をつけて練習しているの?」
ユミ
「良いピアニッシモをイメージ付けるために、
良い音楽をたくさん聴くこと。
それから、
脱力を覚えること、後は、努力(笑)」
エレナ
「脱力?」
ユミ
「力が入っていたら、
絶対にいい音はでないからね。
ピアニッシモは特にそう。
だから、良い練習になるのよ、ピアニッシモは。
力任せにできないから」
エレナ
「フーン、参考になったわ」
続く第1136話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.256 ~原理原則テクニックが身に付いていないから~
せっかく習ったテクニック、
なぜ、できるときとできないときの差が激しいのでしょう?
コーチャーの前では、成功したものが、
二人だけの練習になると、
どうしてこうも上手く行かなくなるのでしょう?
当時のワタシには分かりませんでした。
でも、現ジュンコ先生ならこういうアドバイスをくれるでしょう。
「根本的な基礎、
つまり、原理・原則的なテクニックがまだ身に付いていないからよ。
悲観することなど全くない。
テクニックのアイデアはたくさんもらい、ストックしておきなさい。
もっと基礎的なことができるようなると、
新しい目で、それら、アイデアを見直し、
適切な使い方ができるようになるから・・・」
では、原理・原則的なテクニックとはどういうものなのか?
ワタシは尋ねます。
ジュンコ先生は答えます。
「カラダの内側に意識を持ち、
インナーマッスルを使うこと
音楽を聴くこと、
また、
音楽から動きを作ること、
手と足を連動させること、
また、
骨格や関節の“矯正”・・
どれも習得には時間のかかるモノばかりね。
即効性は低いだろうし、
競技会にすぐさま結果が出るというたぐいのものではないでしょう。
しかも、やらなければ“成長しない”
でも、やれば徐々にではあるけれど、
確実にカラダは“進化”するわ」
当時のワタシにまったくなくて、
今のワタシにあるもの・・・それは“強さ”。
ココロもカラダも非常に弱かったのです。
その弱さが、
ダンステクニックをやる際の大きな妨げになっていたようです。
できる時、できない時の差の激しさは、
“カラダ事情”もさることながら
は、精神的な弱さも多いに関係していたという訳です。
ソレが面白いことに、
原理・原則的なテクニックを一つ習得すれば、
その習得できた分だけ、
ココロもカラダも強くなっていけたのです。
自信や勇気が一緒に生まれたからだと思います。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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霧島エレナの友人のバイオリニスト、
ユミちゃんへのインタビュー第2弾は、
演奏の強弱について。
ダンスを踊るときにも、言うでしょ?
強く大きな踊り、とか、弱く小さな踊りとかって・・・。
両者が上手く組み合わさった、
“メリハリのある踊り”を目指したいんだけどね。
ものすごーくパワフルから、
ものすごくソフトまでを幅広くこなすには、
相当なテクニックが要るんだろうな。
ユミ
「強弱を表す音楽用語、
弱くは、ピアノ
強くは、フォルテ
というのよ。
きわめて弱くは、
ピアニッシモ pianissimo.
反対に、きわめて強くは
フォルテシモ fortessimo.
というのよ」
エレナ
「あぁ、聞いたことあるわ。
ダンスでは、意外と、
“ピアニッシモに踊る”ことが難しいのよね。
ソフトで繊細な表現をするつもりが、
ただの“弱々しい表現”になっちゃって。
競技選手だと、
『“見えて来ない”ダンスで、
審査員の目に留まらず・・・』
なんてことになる」
ユミ
「ピアニッシモの難しさは、
バイオリンでも同じだと思うわ。
実は、ワタシの目下の課題も “ピアニッシモ”なのよ。
フォルテは思うように音が出るようになってきたんだけど。
下手にすると、
かすれた音のピアニッシモになっちゃうの。
太いしっかりした音のピアニッシモって超難しいのよ。
音が安定しないの」
エレナ
「へぇ~、そうなんだ」
ユミ
「そうなのよ。
演奏の強弱っていっても、
単に音量じゃないからね。
大事なのは、“音色”
だから、小さく弾くのではなく、
響きを残したまま弾くってことが大事なの。
上手い人のピアニッシモは、
ちっちゃい音でもちゃんと響きが聞こえるから、
素晴らしいのよ」
エレナ
「なるほどね。
ダンスで言うなら、弱く小さく踊っても、
響きのある踊り、この場合は・・・輝きかな?
輝きのある踊りにならないとダメってことか」
ユミ
「たぶんね。
私の先生は、
『バイオリンで一番難しいのが、
ピアニッシモを綺麗に弾くことだよ。
ピアニッシモを活かす演奏こそ最高だ 』
って、いつも言うわ。
『はじめから大きな音を求めるな。
ピアニッシモを綺麗に弾ける様に、
練習をすることこそが、
バイオリンが上手くなる秘訣だ』って」
エレナ
「へぇ、おもしろい!
ねぇ、ユミちゃんは、
綺麗なピアニッシモを弾ける様になるために、
どんなことに気をつけて練習しているの?」
ユミ
「良いピアニッシモをイメージ付けるために、
良い音楽をたくさん聴くこと。
それから、
脱力を覚えること、後は、努力(笑)」
エレナ
「脱力?」
ユミ
「力が入っていたら、
絶対にいい音はでないからね。
ピアニッシモは特にそう。
だから、良い練習になるのよ、ピアニッシモは。
力任せにできないから」
エレナ
「フーン、参考になったわ」
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「もう一つの学連物語」
vol.256 ~原理原則テクニックが身に付いていないから~
せっかく習ったテクニック、
なぜ、できるときとできないときの差が激しいのでしょう?
コーチャーの前では、成功したものが、
二人だけの練習になると、
どうしてこうも上手く行かなくなるのでしょう?
当時のワタシには分かりませんでした。
でも、現ジュンコ先生ならこういうアドバイスをくれるでしょう。
「根本的な基礎、
つまり、原理・原則的なテクニックがまだ身に付いていないからよ。
悲観することなど全くない。
テクニックのアイデアはたくさんもらい、ストックしておきなさい。
もっと基礎的なことができるようなると、
新しい目で、それら、アイデアを見直し、
適切な使い方ができるようになるから・・・」
では、原理・原則的なテクニックとはどういうものなのか?
ワタシは尋ねます。
ジュンコ先生は答えます。
「カラダの内側に意識を持ち、
インナーマッスルを使うこと
音楽を聴くこと、
また、
音楽から動きを作ること、
手と足を連動させること、
また、
骨格や関節の“矯正”・・
どれも習得には時間のかかるモノばかりね。
即効性は低いだろうし、
競技会にすぐさま結果が出るというたぐいのものではないでしょう。
しかも、やらなければ“成長しない”
でも、やれば徐々にではあるけれど、
確実にカラダは“進化”するわ」
当時のワタシにまったくなくて、
今のワタシにあるもの・・・それは“強さ”。
ココロもカラダも非常に弱かったのです。
その弱さが、
ダンステクニックをやる際の大きな妨げになっていたようです。
できる時、できない時の差の激しさは、
“カラダ事情”もさることながら
は、精神的な弱さも多いに関係していたという訳です。
ソレが面白いことに、
原理・原則的なテクニックを一つ習得すれば、
その習得できた分だけ、
ココロもカラダも強くなっていけたのです。
自信や勇気が一緒に生まれたからだと思います。
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