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読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第11話へ




ジュンコ先生のパソドブレのレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」

即興でリード&フォローが可能な、
主要ベーシック・フィガー解説が行われている。
(第1131話参照)


みんなは習った最小限のフィガーをもとに、
カップルでリード&フォローを開始。
使えるフィガーは、
シュール・プラス
ベーシック・ムーブメント
シャッセ・トウ・ライト
シャッセ・トウ・レフト
プロムナード・クローズ

のみ。
「エスパニアカーニ」の音楽に合わせて。


「動きがプツプツ切れてしまうわね」
目の前の坂田さんとカナちゃんの動きを観察しながら、
ジュンコ先生は思っている。

「他のみんなも同じね。
音楽がかかるとどうしても、リキミが出てきてしまうようね」

「自分の重さや、
相手の重さを感じる繊細な世界から離れてしまう」


ジュンコ先生はみんなに向けてこういった。
「どうかな?  
上手くできたかな?」


「慣れないから焦ってしまいます。
次(のフィガー)は、ナニにしよう?って。
カウントを取るのも必死です」

坂田さんだ。


「ただの足踏みしているだけのようで、
音楽に合っていないような気がします」

と、ケイコさん。


「音楽がかかると、
動きがかえってぎくしゃくしますわ」

トシ子さんも。


すると、平田さんは、
「どの種目もそうですけど、

音楽の表現となったら、難しいですな。

音楽と、自分の動きが合いませんわ。
ただの足踏みのシュール・プラスが、
一番しっくりきませんな」



ジュンコ先生はうなずきながら聞いていたが、
「じゃぁ、コレからかける音楽で
シュール・プラスをやってみて」


と、かかった音楽は・・・
なんと・・・

「先生、コレは、メレンゲじゃないですか!?」
(第971972話参照)

と紀子さん。


「そうよ、メレンゲよ。
これで足踏みをやってみて欲しいの」


「この方が音楽に合っている感じがあります」

「ヒップアクションやって良いから楽だわ。
パソはやってはダメだもん」

みんなは口々に言っている。


ジュンコ先生はうなずきながら
「そうね。
メレンゲの音楽に合わせて足踏みをすると、

動きが切れにくいわね。

ソレに比べると、パソドブレの音楽は、
ブツブツ(動きが)と切れてしまう。
特に今は、
習ったばかりの“ステップ”に気を取られるから、
足に気持ちが向かってしまい、
ボディがおろそかになるから、
余計にそうなるのだけれど・・」
とジュンコ先生が言うと、


「動きが“切れる”ように踊る方がいいんじゃないですか?
パソドブレは。
ソノ方がパソドブレらしい。
だって、メレンゲみたいに踊ったら変でしょう?」

佐藤さんだ。


「さぁ、みんなはどう思う?」
ジュンコ先生はほほえみながら言う。


と、トシ子さんは
「タンゴやチャチャチャのように“切って”踊る種目でも、
最初はあえて切らない方が良い、

動きをつなぐ方が良い

ソノ方が、

後々、(表現として)

良いところで切れるようになる・・・


と、ココのレッスンで習いました。
ワタシもそう思います」



この意見にうなずいている方が多いようだ。


ジュンコ先生は、
「OK
じゃ良い機会だからその辺のところを
もう少し勉強していきましょうか。

音楽表現における切るor切らない


       続く第1134話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.254 ~楽しい時間は、長くは続かない~ 

Y氏のレッスン場からの帰り道
「こういう楽しい時間は、長くは続かない」
もうすでにココロの中で、そんな風に思っている自分がいることに、
気がついていました。

その気持ちをもっと掘り下げると、こうなります。
「だって、いつもそうなんだもの。
レッスンを受けて、うれしい発見がある。
そうか、こんなやり方があったのか!!
今までとは違う“目”でテクニックを捉えなおす。
そして、試してみる。
できた・・・すごい!
こんなことが自分にできるなんて。
リーダーも喜んでいる。
期待感が広がる。
ヨシ、もう一度、トライ。
アレ?
さっきと違う。
リーダーもNOという。
『今さっきできたことがどうしてできないんだ?』
目がワタシを責めている。
重い空気。
ワタシは思う。
さっきと同じようにやっているのに。
そんな思いに加え、
ココ、ロンドンに来てからは、こんな気持ちも芽生えて来た。
ワタシが悪いってどうして決めつけるの?
アナタの方が、おかしいんじゃないの?
さっきと違うことをやっているんじゃないの?
楽しいひとときは、
こうやって、みごと崩れさる・・・」

特に、今回、
Y氏から習った“プル&ステイ”のテクニックは、
二人きりになって試した途端に、
問題が持ち上がりそうな“代物”だと思ったのです。
相手と調和して初めて成立するテクニックだからです。

例えば“引く”にしても、
どのくらいの加減で、どのタイミングで、どのような方向に引くのかを、
少しでも間違うと、
二人の関係が壊れてしまい、良いダンスになりません。
“使用しない方が良い、テクニック”となってしまいます。

車は、フラットに戻らず、そのまま、練習会場に向かいました。
夕方まで、時間があったからです。

そこで、“プル&ステイ”を試してみるつもりです。
果たして、うまくいくのでしょうか?



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