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読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第9話へ




チョット中休み エッセイvol.27 

音楽とインナーマッスルの関わりは重要だ

~緊急速報 後編~


実は、ただいまワークショップ開催中なんよね。
後2回を残すのみとなったんだけど・・・

今回のテーマは、“音楽”

オリエンテーションの時、
参加者の方々から、いろんな話が出てくるんだ。
で、
想像していた以上にみんな、

音楽に苦しんでいる

っていうか、

音楽を楽しんでいない

すなわち、

ダンスを楽しんでいないという事実が判明。

こりゃぁ、大変だぁ。

ダンスをもっと音楽から、
つまりもっと、
根本から見つめ直すことができるようになれば、
「コレがダンスというものよ」という、
ダンスにおいて目指すべき方向が変わり、
そうなりゃ、
競技会のあり方だって、
プロの試験やメダルテストの基準だって、
ダンス界が生み出すモロモロすべてが変化するだろうに・・・

そういや、
ある参加者の方がしみじみと言ったよなぁ。

「ダンスが上手いって、

一体何なんでしょうねぇ・・」


この言葉をおっしゃったのが、
競技会A級の実力者というところも大変興味深い。
でもホント、そうよね。
分からなくなってくるでしょ、
“社交ダンスが上手くなるということ”って・・・?!
おっと、これ以上の深いお話は安易に扱っちゃぁ、あきません。
オイオイ、丁寧に取り上げていくといたしまして。

さて、
ダンスを音楽から見つめ直すキーは、

体幹部のインナーマッスルが握っているんだな。
(なぜか?の詳しい説明は第1110話をご参照ください)

手足のみのダンス
カラダを固めたダンスでは、
インナーマッスルをほとんど使っていないし、
また、使えない。
ゆえに、
音楽はカラダの中に入って来ない
それなのに目一杯がんばって踊っている
だから余計に、
アウターマッスルばっかりのダンスになってしまう。
もちろん、
音楽は単なる“カウント”“BGM”でしかなくなる・・・
オ~何たるバッドサイクル(悪循環)

そんなダンサー諸君がメッチャ多いみたいなんだよね。
で、
そんなダンサー諸君に対し、
「音楽を聴くのよ、もっと楽しまなきゃ」
と言っても、
おそらくは、「はぁっ?」意味不明だろうね。
で、
無理ヤリ音楽を聴こうとして、
無理ヤリ楽しもうとして、
かえってりきんでしまい、本末転倒。

だもんで、
そんな諸君が音楽を聴く経験をしていくには、

インナーマッスルからのアプローチ

の方が分かりやすく簡単かも、
なんだな。


そのあたりの話を、
以下、ワタクシとヒデ君の対話にてどーぞ。

シーンは“フォックストロット”のチェック中


ジュンコ先生
「(ワークショップ)参加者の方々に
ちゃんと良い動きを“伝達できる”ようにならないと、ね。
『ヒデ君と踊ると、
フォックストロットの音楽が聴こえてきます』
ソウ言ってもらえるようになっていかないと・・・」


ヒデ君
「それが難しい!!
最近分かって来てんけど、
フォックストロットって、ただモンやないなぁって。
『スイングダンスの基礎。
コレが上手くなることが、
ダンスが上手くなっていく目安』
って、ジュンコ先生からさんざん聞かされていた意味が、
ようやく分かって来たわ」



「そう、ソレは良かった」


実際に一緒にフォックストロットを踊ってみて、
チェック後


「・・・」


「やっぱり、何かおかしい?
なんかオレ最近、
フォックストロットがよう分からんようになって来ててん。
音楽も以前のように聴こえへんし、足も疲れるし」



「・・・吊り上げてる?」


「へ? 
あ、忘れてた!!吊り上げてないわ。
(デカイ声で)ホンマや、
メッチャ大切なこと、忘れてたわ」



「ダンスは“足”で踊ると、
途端におかしいモノになっちゃうよ
特にフォックストロットは、ソレがバレやすいわ」


「“みぞおちから足”
ずーっと言われてることやのに。
カラダって正直やなぁ。
ちょっとしたことで、変化してしまう。
音楽が聴こえなくなってしまうもんやねんなぁ」



「そうよ。
音楽がとても良く聴こえているとき、
カラダの使い方がとても正しく、良い状況
ってこと。
それに
姿勢やカラダの部品、
頭や肩甲骨や骨盤・・も正しい位置にある。
お腹の締まり具合も良く、
吊上げ筋など、インナーマッスルが活性した状態」


「でも、ホンマやったら、
『吊り上げるの忘れてた』っていうこと自体が変やろ?
カラダがホンマに良くなって来たら、
そんな重要なこと忘れるハズあれへん(笑)
まだ、身に付いてなかったという訳か・・・」



「そりゃぁ
“音楽を聴くと、勝手に、吊り上げ筋が可動する”
が、ナチュラルってもんだけど、
まだ、訓練中なんだから、

意識的に、インナーマッスル可動

そして、

意識的に、音楽を聴く

ことも大切よ。
忘れてたなら、また、今のように思い出せば良い」


「なぁ、
踊っていて、音楽が聴こえるために
意識して使う、
最低限のインナーマッスルって、ナニ?

吊り上げ筋の、“大腰筋”だけ?」



「それ(大腰筋)と、

お腹を締める、“腹横筋”

最低限は、この二つを意識することね。
コレらだけを可動するだけでも、

ダンスで音楽との出会いができるわ」


     続く第1129話へ



※Real Junko Voiceはお休みです。



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