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読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第4話へ




「音楽と同調するためのプロセス」

次に進もう。


その2 

音楽にフォーカスする(焦点を合わせる)

揺らぎを察知する


音楽とのファースト・コンタクト(最初の接触)だよ。
とっても大切な瞬間。
いくつかの花丸重要ポイントがあるんで、挙げておくね。


ポイントの1つ目は、

今、鳴っている音楽を意識的に

“受け取りにいく”


“受け取りにいく”というところがミソなんだ。
音楽は放っておいても、勝手に聞こえてはくるものだ。
でも、音楽との高度な同調のためには、
向こうからやってくるに任せるのではなく、
コチラから受け取りにいく
つまり、

自ら音楽と関係を持ちにいく・・・コレ、重要なんだな。

ソレを習得できるにつれ
「ヨシ、いざ、受け取りに行くぞぉ~」
てな、意志の力はだんだん手放していってOKよ。
目指すは、
音楽が鳴った時点で
「自然に受け取りにいっている」
そうできるようになるためにも、
最初のうちは、意識的に“受け取りにいく”練習が必要だ。


ポイントの2つ目は、

音楽をできるだけコンパクトに絞り込み、

焦点をあわせていく


音楽は気体だから、
鳴り始めた瞬間から空間に拡散されているはずなんだ。
その部屋いっぱいに広がっている
“音楽”をできるだけコンパクトに絞り込むんだ。
言い換えれば、ファーストコンタクトは、

できるだけ小さい方が良いってこと。

できるだけ“的(まと)”を小さくする感覚でもある。
え?
音楽を絞り込んでとイメージしたら、
お腹がギューって締まってきた
OK!
そう来なくっちゃ。

この時点でお腹が締まってきて、おまけに、
カラダの中、みぞおちの奥辺りに、

“中心”が感じられるって人は上級者、
(第991話参照)

もしくは、
音楽との同調プロセスがムッチャ上手くいっている証拠。
そうならない人は、
“道”を付けるためにわざとやってみようか。
そう、チョイお腹をキュッと締めるなりして、
自ら“中心”を作ってみるんだ。
ナニ?
音楽が良く聴こえてきた?
ヨシッ!成功だ。


ポイントの3つ目は、

音楽の微弱・精妙な“揺らぎ”を感じる

コレは例え激しい音楽でも、同じことだ。
モチ、エスパニア・カーニにしても、
いきなりドカン!とは感じないようコントロールするんだ。
それから、チャチャチャやジャイブのように、
テンポの速い高い音楽であっても、そう。
音楽の揺らぎを察知するかのごとく、
音楽の最も微弱な部分から感じ取り、
ソコから丁寧に寄り添っていくんだ。
音楽の持つエネルギーの高さにおいて、
あえて、
エネルギーの低いところから感じていくという訳だ。

まとめよう。

音楽を自ら受け取りにいく

そして、

最も小さく、最も弱く、絞り込み

ソレによって、

カラダに中心が宿るようにする


では、次回、
ファーストコタクト成功後のその3へ進んでいくよ。


       続く第1112話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.234 ~ロンドンの暑い夏~ 

いつしか季節は“夏”になっていました。

師匠からはこう聞かされていました。
「ロンドンは涼しいで。日本とはエライ違いや」

ところが、なのです。
その年の夏の暑かったこと!
異常気象・・・!?
ロンドンの冷房設備は、非常に簡素なものしかありませんでした。
おかげで、色々な体験することとなりました。

フラットにも、クーラーはありませんでした。
窓を開けて風を取り込みます。
でも、暑くて、眠れない。
ダンス疲れの心身を癒すことができず、いらだちます。

見かねた大家さんが、背の高い扇風機を置いてくれました。
古いモノの様で、かなりの騒音です。
音が気になって、眠れません。
悶々・・
疲れて、ようやく浅い眠りに・・・そんな辛い夜が続きました。

日当りの良い場所に台所がありました。
薄いカーテンを通しての、太陽光が痛いほどです。
料理を作る気になりません。
それでもがんばって、昼食にシチューを作りました。
冷蔵庫に入れ忘れました。
夜、レッスンから戻って来て、ふと鍋の中をのぞくと、
なんと、もう、腐ってる!?

そのうち、食欲もなくなってきました。
軽い“暑気あたり”でしょう。
二人とも、レッスンから戻ると、
ぼーっとして過ごすことが多くなりました。

ロンドンの暑い夏、
大変なことはもっともっとありました。



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