初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第4話へ
ジュンコ先生のパソドブレのレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
新たなテーマが浮上。
「音楽と同調するためのプロセス」
ジュンコ先生はみんなに向かって言った。
「ところで“同調”って、
どういうものか覚えているかな?
以前は、“一緒に踊る相手との同調”として学んだと
思うんだけど・・・」
すると、カナちゃんが真っ先に手を挙げ、
「ハイ、同調とは、
相手と波長を合わせること、
チューニングのことです!」
(第942話参照)
ジュンコ先生は
「すごい!カナちゃん、その通りよ。
他には、ないかな?
同調に関して、覚えていること、何でもいいわよ」
紀子さんは、
「お互いが、
相手の気配を察知して、
(第942話参照)
違和感や警戒心を解いていきます」
平田さんは、
「的を作りましたな。
(第946話参照)
相手の中心と向かい合う感覚を、
ハッキリ感じ取ることができましたわな」
ジュンコ先生は、
「みんな正解!
ではね、改めて質問するわよ。
その同調を開始するためにも、必要なことがあったと思うの。
つまり、同調の前にすること。
一番に“ナニをすることから、ダンスは始まる”
と習ったか、覚えているかな?」
みんなは考えている。
ナニをすることからダンスは始まるのか?
ソレをすることで、同調が始まる・・・
ノリタケ君が手を挙げて
「わかりました!
相手を意識することですね!?
“相手を意識することからダンスは始まる”
と、習いました」
「その通り!」
とジュンコ先生。
すると坂田さんが声を上げた。
「色々、思い出してきました。
“相手を意識することからダンスは始まる”
ってことを学んだとき、
『あぁ、ボクにコレができていなかったんだ』
と、思いました。
自分が相手と組むとき、
なぜ上手くいかないのか根本的な原因が分かった!
って感じでした。
どういうことかというと、
意識している“つもり”だっただけで、
ちゃんとは意識していなかった・・・」
森田さんも、
「ボクも
“コンタクト(接触)とコネクト(関係をもつこと)は違う。
コンタクトをしていても、コネクトできていない場合が多い。
ということを知ってショックでした。
自分もホールドのとき、
相手とコネクトできていないと思いました」
と、トシ子さんが声を上げて
「ということは・・・先生、
音楽も一緒なのですね?」
と言い出した。
「音楽と同調するにも、
“音楽を意識することから始まる”
もっと意識的に聴くのですね?
そうして、
ただ『あぁ、音楽が鳴っているな』
だけではなく、
“音楽とコネクトする=関係を持つ”
コレを目指すことが大事なのですね?」
「正解!」
ジュンコ先生はソウ言って、拍手している。
「トシ子さん、ワタシが言いたかったことを、
みんな言ってくれたわ(笑)」
そして、
白板にこう書いた。
「音楽と同調するためのプロセス」
その1
音楽を意識する
コネクトの開始
続く第1109話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.231 ~やられた・・・~
地下鉄は比較的空いていました。
緊張はさほどありません。
無表情の人たちも、“悪い人たち”には見えなくなっていました。
体験するってすごいことなんだな。
地下鉄が、怖いところではなくなっているんだもの。
1度目と2度目の差は、ホントに大きい・・・
そんなことを考えながら、横に立っている “その人”を見ました。
疲れた顔。
今にも眠りだしそう。
無理やり連れ出して悪かったかな?
フト、そう思いました。
次の一瞬、
背の高いブラックの人が“その人”の横を通りました。
すれ違い様、
ワタシの方を見て、笑顔。
思わず、つられて微笑んでしまいました。
この人も“悪い人”ではなさそうです。
駅に着きました。
その扉から下りたのは、ワタシたち二人だけ。
地下鉄はプラットホームを離れていきました。
と、そのときです。
「やられた・・・」
うめくような声。
“その人”です。
あわてて、ショルダー・バックの中を点検しています。
非常に険しい表情。
「やられたって、どうしたの?」
何も答えません。
バックの中のポケットなど、あらゆる部分をチェックしています。
そして、
信じられないという面持ちで、
「やっぱり、やられてるわ」
「スリや。現金、盗られた」
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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「ところで“同調”って、
どういうものか覚えているかな?
以前は、“一緒に踊る相手との同調”として学んだと
思うんだけど・・・」
すると、カナちゃんが真っ先に手を挙げ、
「ハイ、同調とは、
相手と波長を合わせること、
チューニングのことです!」
(第942話参照)
ジュンコ先生は
「すごい!カナちゃん、その通りよ。
他には、ないかな?
同調に関して、覚えていること、何でもいいわよ」
紀子さんは、
「お互いが、
相手の気配を察知して、
(第942話参照)
違和感や警戒心を解いていきます」
平田さんは、
「的を作りましたな。
(第946話参照)
相手の中心と向かい合う感覚を、
ハッキリ感じ取ることができましたわな」
ジュンコ先生は、
「みんな正解!
ではね、改めて質問するわよ。
その同調を開始するためにも、必要なことがあったと思うの。
つまり、同調の前にすること。
一番に“ナニをすることから、ダンスは始まる”
と習ったか、覚えているかな?」
みんなは考えている。
ナニをすることからダンスは始まるのか?
ソレをすることで、同調が始まる・・・
ノリタケ君が手を挙げて
「わかりました!
相手を意識することですね!?
“相手を意識することからダンスは始まる”
と、習いました」
「その通り!」
とジュンコ先生。
すると坂田さんが声を上げた。
「色々、思い出してきました。
“相手を意識することからダンスは始まる”
ってことを学んだとき、
『あぁ、ボクにコレができていなかったんだ』
と、思いました。
自分が相手と組むとき、
なぜ上手くいかないのか根本的な原因が分かった!
って感じでした。
どういうことかというと、
意識している“つもり”だっただけで、
ちゃんとは意識していなかった・・・」
森田さんも、
「ボクも
“コンタクト(接触)とコネクト(関係をもつこと)は違う。
コンタクトをしていても、コネクトできていない場合が多い。
ということを知ってショックでした。
自分もホールドのとき、
相手とコネクトできていないと思いました」
と、トシ子さんが声を上げて
「ということは・・・先生、
音楽も一緒なのですね?」
と言い出した。
「音楽と同調するにも、
“音楽を意識することから始まる”
もっと意識的に聴くのですね?
そうして、
ただ『あぁ、音楽が鳴っているな』
だけではなく、
“音楽とコネクトする=関係を持つ”
コレを目指すことが大事なのですね?」
「正解!」
ジュンコ先生はソウ言って、拍手している。
「トシ子さん、ワタシが言いたかったことを、
みんな言ってくれたわ(笑)」
そして、
白板にこう書いた。
「音楽と同調するためのプロセス」
その1
音楽を意識する
コネクトの開始
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地下鉄は比較的空いていました。
緊張はさほどありません。
無表情の人たちも、“悪い人たち”には見えなくなっていました。
体験するってすごいことなんだな。
地下鉄が、怖いところではなくなっているんだもの。
1度目と2度目の差は、ホントに大きい・・・
そんなことを考えながら、横に立っている “その人”を見ました。
疲れた顔。
今にも眠りだしそう。
無理やり連れ出して悪かったかな?
フト、そう思いました。
次の一瞬、
背の高いブラックの人が“その人”の横を通りました。
すれ違い様、
ワタシの方を見て、笑顔。
思わず、つられて微笑んでしまいました。
この人も“悪い人”ではなさそうです。
駅に着きました。
その扉から下りたのは、ワタシたち二人だけ。
地下鉄はプラットホームを離れていきました。
と、そのときです。
「やられた・・・」
うめくような声。
“その人”です。
あわてて、ショルダー・バックの中を点検しています。
非常に険しい表情。
「やられたって、どうしたの?」
何も答えません。
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「やっぱり、やられてるわ」
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