2010.02.27 (第1131話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道ⅩLⅧ~自重でリード&フォロー~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第10話へ
ジュンコ先生のパソドブレのレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
即興でリード&フォローが可能な、
主要ベーシック・フィガー解説が行われている。
ソノ中で、取り上げられた
シャッセ・ツー・ライト
シャッセ・ツー・レフト
二つのシャッセのフィガーをリード&フォローする際
『コレがないと伝わらないし、
お互い良い関係で踊れないよ』という
重要テクニックがあるという。
ソレが習得できれば、
他の種目にも活かすことができるモノということだが。
ジュンコ先生はみんなに促した。
「実際に組んで踊ってみながら、考えてみましょうか」
みんなはそれぞれカップルを組んで、
シャッセ・ツー・ライト
その後にシャッセ・ツー・レフトを踊ってみている。
途中にシュール・プラスも加えながら。
そして・・・
「分かりました。
腕を使ってリードする!違うか・・・」
ノリタケ君だ。
「腕を使うことも必要ね、
でも、もっと根本的で重要な、
リード&フォローのテクニックよ」
すると、
「根本ってことは、アレですわな。
音楽か床・・・。
今は音楽が鳴っていないから、おそらく、床ですな。
床からのエネルギーを使って、
相手をリードすることではないですかな?」
ジュンコ先生は微笑みながら、
「ソノ通り!
ソレをもっと簡単に言うと」
すると、和夫が手を挙げこう言った。
「体重移動ではないですか?」
「ソノ通り!
よくわかったわね」
と、ジュンコ先生。
「とても高度なリード&フォローのようで、
実はものすごく
シンプルなテクニックでもあるのよ。
スタンダード、ラテン問わず、
相手と“重み”で組んだり、
相手と“重み”でリード&フォローすることは、
ダンスの基本なんだけど、
スタンダードは相手との距離間が近すぎて
かえって感じにくい、
または、
手など直接的なリードをやることで、
“重み”を活かせない
または、
カラダのシェイプなどのアクションの方が勝っていて、
“自重”によるリード&フォローの感覚が、
分からななくなることも多いわ。
ソノ点、パソドブレの
シャッセ・ツー・ライト
シャッセ・ツー・レフト
に代表されるフィガーは、
“自重”のリード&フォローの感覚はお勉強しやすいわね。
相手とカラダが離れて立っているし、
ヒップアクションによって
“かく乱”されることはないだろうし」
カナちゃんが質問だ。
「あのう、
自重(じじゅう)って何ですか?」
「ソレ自体の重みってことよ。
ワタシたちで言うなら、体重ということね」
ジュンコ先生が答える。
すると、
「床に体重を純粋に乗せて、
シャッセしたら相手に通じる
ってことですか?」
ケイコさんが不思議そうに聞く。
「リラックスしないと、ダメなんでしょ?
ソレが一番むずかしいわ」
ハナコさんがつぶやく様に言う。
「難しいかどうか、実際にやってみましょうか。
男性は目を開けて、
女性は閉じてやってみると、
余計に分かりやすいかもしれないわ」
結果・・・
「横に行こうと意識しただけみたいなのに」
みんな意外と上手く伝わったようだ。
ジュンコ先生はニコニコ笑いながら、
「この重みによるリード&フォローが感じられるぐらいの
柔らかなフィーリングから
パソドブレを踊った方が良いのよ。
でも、音楽に合わせて・・・
コレができるかしら?」
続く第1132話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.252 ~引っ張って後退しなさい~
2度目のレッスンで、タンゴを習ったときのことです。
Y氏はワタシと組んだものの、ちっとも動きだそうとしないのです。
アレ?
組み心地が悪いのだろうか?
焦り始めたワタシに、
「ゴー!ゴー!(行け、行け)」
と、愉快そうに声をかけるのです。
どうも、先に後退しなさいということのよう。
先に・・・って?
そんなことをしたら、アナタを引っ張ってしまうじゃないですか?
戸惑っていると、今度は、
「プル!プル!(引け、引け)」
との声。
背中にある、
Y氏の手のひらに向けて引っ張りなさいとの指示なのです。
戸惑いながら、手のひらに圧力をかけました。
すると、
もっともっと引っ張れとけしかけられます。
ワタシはお腹にぐっと力を入れて、
彼を引っ張りながら思い切って後退したのです。
1歩目、2歩目
Y氏は結構、重い・・・
3歩目にさしかかるとき、
ズバッ!
豪快なリンクアクションをしかけられたのです。
ビュン!
すばやく首が返ります。
初めての体感でした。
レッスンが進むにつれて、
Y氏の伝えたいことが理解できてきました。
「後退する側が前進する側より、優先的に積極的に動きなさい」
男性、女性ではなく、
前進する側、
後退する側という言葉そのものが新鮮に感じられました。
ワタシはうれしくなってきました。
自分のダンスにおける“仕事”のようなものが見えたように思いました。
「女性であっても、男性を引っ張って、
リードするくらいに踊らなければいけないシーンがあるんだ」
次に“その人”と試すよう指示が出たのですが・・・
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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ジュンコ先生のパソドブレのレッスンが続いている。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」
即興でリード&フォローが可能な、
主要ベーシック・フィガー解説が行われている。
ソノ中で、取り上げられた
シャッセ・ツー・ライト
シャッセ・ツー・レフト
二つのシャッセのフィガーをリード&フォローする際
『コレがないと伝わらないし、
お互い良い関係で踊れないよ』という
重要テクニックがあるという。
ソレが習得できれば、
他の種目にも活かすことができるモノということだが。
ジュンコ先生はみんなに促した。
「実際に組んで踊ってみながら、考えてみましょうか」
みんなはそれぞれカップルを組んで、
シャッセ・ツー・ライト
その後にシャッセ・ツー・レフトを踊ってみている。
途中にシュール・プラスも加えながら。
そして・・・
「分かりました。
腕を使ってリードする!違うか・・・」
ノリタケ君だ。
「腕を使うことも必要ね、
でも、もっと根本的で重要な、
リード&フォローのテクニックよ」
すると、
「根本ってことは、アレですわな。
音楽か床・・・。
今は音楽が鳴っていないから、おそらく、床ですな。
床からのエネルギーを使って、
相手をリードすることではないですかな?」
ジュンコ先生は微笑みながら、
「ソノ通り!
ソレをもっと簡単に言うと」
すると、和夫が手を挙げこう言った。
「体重移動ではないですか?」
「ソノ通り!
よくわかったわね」
と、ジュンコ先生。
「とても高度なリード&フォローのようで、
実はものすごく
シンプルなテクニックでもあるのよ。
スタンダード、ラテン問わず、
相手と“重み”で組んだり、
相手と“重み”でリード&フォローすることは、
ダンスの基本なんだけど、
スタンダードは相手との距離間が近すぎて
かえって感じにくい、
または、
手など直接的なリードをやることで、
“重み”を活かせない
または、
カラダのシェイプなどのアクションの方が勝っていて、
“自重”によるリード&フォローの感覚が、
分からななくなることも多いわ。
ソノ点、パソドブレの
シャッセ・ツー・ライト
シャッセ・ツー・レフト
に代表されるフィガーは、
“自重”のリード&フォローの感覚はお勉強しやすいわね。
相手とカラダが離れて立っているし、
ヒップアクションによって
“かく乱”されることはないだろうし」
カナちゃんが質問だ。
「あのう、
自重(じじゅう)って何ですか?」
「ソレ自体の重みってことよ。
ワタシたちで言うなら、体重ということね」
ジュンコ先生が答える。
すると、
「床に体重を純粋に乗せて、
シャッセしたら相手に通じる
ってことですか?」
ケイコさんが不思議そうに聞く。
「リラックスしないと、ダメなんでしょ?
ソレが一番むずかしいわ」
ハナコさんがつぶやく様に言う。
「難しいかどうか、実際にやってみましょうか。
男性は目を開けて、
女性は閉じてやってみると、
余計に分かりやすいかもしれないわ」
結果・・・
「横に行こうと意識しただけみたいなのに」
みんな意外と上手く伝わったようだ。
ジュンコ先生はニコニコ笑いながら、
「この重みによるリード&フォローが感じられるぐらいの
柔らかなフィーリングから
パソドブレを踊った方が良いのよ。
でも、音楽に合わせて・・・
コレができるかしら?」
続く第1132話へ
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(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.252 ~引っ張って後退しなさい~
2度目のレッスンで、タンゴを習ったときのことです。
Y氏はワタシと組んだものの、ちっとも動きだそうとしないのです。
アレ?
組み心地が悪いのだろうか?
焦り始めたワタシに、
「ゴー!ゴー!(行け、行け)」
と、愉快そうに声をかけるのです。
どうも、先に後退しなさいということのよう。
先に・・・って?
そんなことをしたら、アナタを引っ張ってしまうじゃないですか?
戸惑っていると、今度は、
「プル!プル!(引け、引け)」
との声。
背中にある、
Y氏の手のひらに向けて引っ張りなさいとの指示なのです。
戸惑いながら、手のひらに圧力をかけました。
すると、
もっともっと引っ張れとけしかけられます。
ワタシはお腹にぐっと力を入れて、
彼を引っ張りながら思い切って後退したのです。
1歩目、2歩目
Y氏は結構、重い・・・
3歩目にさしかかるとき、
ズバッ!
豪快なリンクアクションをしかけられたのです。
ビュン!
すばやく首が返ります。
初めての体感でした。
レッスンが進むにつれて、
Y氏の伝えたいことが理解できてきました。
「後退する側が前進する側より、優先的に積極的に動きなさい」
男性、女性ではなく、
前進する側、
後退する側という言葉そのものが新鮮に感じられました。
ワタシはうれしくなってきました。
自分のダンスにおける“仕事”のようなものが見えたように思いました。
「女性であっても、男性を引っ張って、
リードするくらいに踊らなければいけないシーンがあるんだ」
次に“その人”と試すよう指示が出たのですが・・・
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