fc2ブログ
初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次  

読者限定ワークショップ

社交ダンスを始めるということ 第1話へ




パソドブレのテキスト的姿勢についてレクチャーの続き。
「ブログ内グループレッスンのご紹介」


白板にジュンコ先生が書いたポイントの中で、
⑧ 肩甲骨を引き下げると同時に首が伸び、
頭部への均整のとれたラインを作る
が大事だと気がついた、和夫の話。

「上手い人のパソドブレを見ていると、
その姿勢と、
アームワークに特徴があるように思っていたんです。
姿勢の特徴は、

あごが上がらず、

後ろ頭がスッと伸びていること
です。

ソレに、

カラダを斜めにシェイプするラインが多い。

アームワークの特徴は、
肩甲骨の位置は低く、脇が締まっている感じだけど、
アームワークをする際は、脇は下りていない。
脇の下に空気をはらんでるかのよう。
要するに、
脇の下に特徴があるように思うんです」



ジュンコ先生は、うなずきながら聞いている。
そして、
「すごく良いところに気がついたのね。
それで、和夫さんは、
なぜ、その特徴を生むのか?
なぜ、そうなるのか?についても考えてみたのでしょう?」


「はい、ソレで思い出したのです。
以前習ったインナーマッスルの中で・・・」

ここまで和夫が言うと、


カナちゃんが突然、大きな声で
「あ、待って!
私も思い出しそう・・・
わかった、アレでしょ?

肩甲骨を寄せる筋肉と離す筋肉

お腹の斜めのコルセット筋肉と、

後ろ頭を吊り上げる筋肉


それらのつながりが、カラダの中にあって、
そのつながりが目覚めればカラダに軸が通って、
まとまりやすくなる・・・」



和夫が言った。
「そうです。

前鋸筋(ぜんきょきん)と、

菱形筋(りょうけいきん)

(第950話参照)

内外腹斜筋(ないがいふくしゃきん)

そして、

頭板状筋(とうばんじょうきん)

それらのネットワークを築けば、
(第957話参照)

パソの姿勢・アームワークは、

非常にわかりやすくなる
と思ったんです」



するとケイコさんが手をあげて、
「私、猫背を直すために、
あのエクササイズ、ずっと、やっているんですよ。

(第957話参照)
“タオル又は手ぬぐいを用意し、
首にかけ、両端をぐっと下向きに引っ張ってみる。
それに抵抗し、(上やや前方へ)頭を起こそうとする“
アレをやると、カラダが締まるし、
何より、床に立っているって感じがするんです。

“拮抗バランス”がやりやすいんでしょうね」

(第1088話参照)


ノリタケ君が持参してきたタオルを持ち出し、
早速試している。
「あぁッ!
すごく、パソドブレって気分になりますね。
特にショルダーライン
ヒップラインのクロス感覚が自然にできます!
ずっと、タオル使ったまま、踊ろうかな?」



ジュンコ先生は笑いながら、
「それでもOKよ。
いっそ、赤いタオルにしてケープにも使ってみたら?」


      続く第1101話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン24

~あるがままの自分でいなさい~ 

このダンスの世界にいると、
どうしても、自分自身との関係が上手くいきにくい・・・
とは、ずーっと感じていることだ。

なぜなら、“素の自分”でいてはいけないような、
シーンに出くわす機会が多いからだ。
気がつけば、自分を必要以上に大きく見せようとしてしまっている。
嘘っぽい自分に幻滅する。
いっぺんに気持ちが“乗らなく”なる。
自分のホントウがつかめない。
だから、

真の自信がなかなか育たない

現役競技選手の頃は、ソレで“自滅”していった方だ。
ココロの中には、常にこういう思いがあふれかえっていた。
「無理矢理にでも、笑わねばならない
わざと、カタチを作らねばならない
実力はなくても、虚勢は張らねばならない
無邪気・無心な幼子のような気持ちなんて、持ち出してはいけない世界。
“大人”でいなきゃ、やられル、(競技で)負ける・・・」

現役をとうに引退し、先生業に専念するようになってからも、
ソウいう、屈折した“自己顕示欲”がすべて静まったわけではなく、
“自分との戦い”は無意識下でずっと続いていた、と思う。

ところが、そんな無用な “大人”に対し、
「今まで、ありがとう、
でも、もうそろそろ、役割は終えていって大丈夫だよ」
「そして、
もっと “あるがままの自分”でいなさい。
素の自分を怖がらなくていい」
と、声をかけるキッカケを、神は与えたもうた・・・

ソレが、例の、
ハッピーバースデー・セレモニーだったのだ。

集ってくれたのは(“身内”をのぞき)
まだ出会って日が浅い方々、ばかりである。
あぁ、それなのに、
なんてワタシは、気楽に振る舞えるのだろう・・・

例えば、こんなシーンでも

扉が開き、
ワゴンに乗せられた大きなケーキが、コチラに向かってやってくる。
BGMはスティー・ビー・ワンダーの“ハッピー・バースデー”
あまおうイチゴが一面に敷き詰められた、なんとも魅惑的なケーキだ。
途端に、子どものようにはしゃぎだす自分が、いた。
「うれしい!でも、それ以上に、おいしそう!!」

旦那サマが歌のプレゼント。
そこから始まる “ハッピー・バースデー”の合唱。
場内が暗くなる。
ろうそくを吹き消す。
クラッカーの破裂と拍手。
花束贈呈と握手・・

すべてのアクションが美しく、感動的だ。
ところが、

気分は不思議なほど“子ども”なのだ。

“大人びた涙”がない。
一コマ一コマが純な喜びで満たされ、
ソノ喜びがやってくることに、一切、構えることなく
好奇心いっぱいにのぞんでいけるのだ。

なんだか、ワタシ、変わったな。

ソノ気持ちがもっとあらわになっていくイベントが、この後、続いた。

参加者による「お祝いデモ」だった・・・



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)