2010.01.25 (第1098話)チョット中休み エッセイvol.26 ~床とのつながりの強化へ~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第1話へ
チョット中休み エッセイvol.26
床とのつながりの強化へ
~短所を活かし、長所を伸ばす!?⑧~
第1097話からの続き。
「俺、床に立ってない、立ててないって思うんや」
と、“自己・欠点告白”する
ヒデ君にワタシは言った。
「順番は間違っていない、
ソレで良いのよ」
ヒデ君は静かに聞いている。
ワタシはヒデ君のココロの反応を見ながら続けることにした。
「インナーマッスル、特に、
カラダの中の吊り上げ筋を目覚めさせることを、
徹底させていたからね。
床に落っこちてしまわないように、
また、
脚で(床に)踏ん張ってしまわないように・・
そういう訓練が続いていたのよ。
重力に引っ張られて動けなくならないように、
空中を飛んでもらっていたわけ」
ヒデ君は???な感じで聞いてきた。
「空中を飛ぶのは得意やで(笑)
でも、床からのエネルギーは?
ソレは後回しで良かったってこと?」
ワタシは答える。
「生きている人間で、体重があって、
地球上にいるなら誰だって、
床からのエネルギーは、
カラダの中に入ってきているから大丈夫。
でも、あなたの場合は、
もともと、腰、脚、足に弱点をたくさん持っていたから、
チョット普通の人とは違うけどね」
「ソレって、足腰が弱いってことヤロ?
メッチャ自覚あるで。
高校の部活でサッカーやってたときも、ずっと思ってた。
オレ、先天的に(足腰が)弱いわって」
「でも、レギュラーで活躍してたんでしょ?」
「オレ、ヘディングだけでもってたもん。
地上戦に弱いから、空中戦や」
「そう!ダンスでも一緒よ。
地上戦をやると、
足腰の弱さが“欠点”になるから、
足腰の弱さが、ある意味“長所”となりうる、
“空中戦”をやってもらっていたってワケ」
「わかりやすい話やわな」
「ダンスは足腰から、
床から・・と思っている人たちにとっては、
あなたのダンスは
あまり触れたことがなく、
一種異様だけど、上手そうにも見える。
で、実際踊っても、
スイングがすごくかかるから、
停滞している人よりずっと踊りやすい、
ってことで評価をもらっていたわけよ」
「スイング言うても、
こけないうちに、
次のスイングがかかるみたいな感じやったわ(笑)
だから、
足を綺麗にクローズしなアカン、
ワルツになったら、極端に難しく感じてしまう」
「安定よりも変化から入った。
ソレはソレで成功よ。
で、いったん成功したところで、
次なる道に乗り出しましょうか。
今度は“地上戦”にも強くなってもらうわ」
「わぁ~足腰の強化?
スクワットとか四股(しこ)とかする方が良いんかな?」
「エクササイズも大切だけど、
ソレよりも、考え方を統一しておかないとね。
ここで、踏ん張ることをやったら、元も子もないわ。
足腰の強化は
直接その部位を強くするためではない、
床からのエネルギーの循環が良くなるためにやるんだからね」
「カラダの中の脚・・・
吊上げ筋が主人公ってことやな」
「その通り!
だから、ヒデ君が次成るレベルアップにために目指すのは、
足腰の強化というより、
床とのつながりの強化、ね。
ちょうど、次のグループレッスンの種目が
ワルツとパソドブレだから良いんじゃない!?
コレの中で勉強すれば」
「わぁ~、苦手なワルツ!!
それに、パソドブレなんてやったこともナイ。
不安やぁ・・」
「ワルツはみんな、
よく練習を積んできているからね、
見る目もシビアよ。
“空中戦”は撃墜されちゃうかもよ。
それに、パソドブレは、
スイングをかけたり揺れたりの感覚が表に出にくい種目。
膨大な床からのエネルギーを要するダンスだから
ホントの意味での
下半身強化の勉強になるわよ」
「ビシッとした男らしいダンスやわな。
かっこええし。
ヨーシ!」
続く第1099話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
社交ダンスを始めるということ 第1話へ
チョット中休み エッセイvol.26
床とのつながりの強化へ
~短所を活かし、長所を伸ばす!?⑧~
第1097話からの続き。
「俺、床に立ってない、立ててないって思うんや」
と、“自己・欠点告白”する
ヒデ君にワタシは言った。
「順番は間違っていない、
ソレで良いのよ」
ヒデ君は静かに聞いている。
ワタシはヒデ君のココロの反応を見ながら続けることにした。
「インナーマッスル、特に、
カラダの中の吊り上げ筋を目覚めさせることを、
徹底させていたからね。
床に落っこちてしまわないように、
また、
脚で(床に)踏ん張ってしまわないように・・
そういう訓練が続いていたのよ。
重力に引っ張られて動けなくならないように、
空中を飛んでもらっていたわけ」
ヒデ君は???な感じで聞いてきた。
「空中を飛ぶのは得意やで(笑)
でも、床からのエネルギーは?
ソレは後回しで良かったってこと?」
ワタシは答える。
「生きている人間で、体重があって、
地球上にいるなら誰だって、
床からのエネルギーは、
カラダの中に入ってきているから大丈夫。
でも、あなたの場合は、
もともと、腰、脚、足に弱点をたくさん持っていたから、
チョット普通の人とは違うけどね」
「ソレって、足腰が弱いってことヤロ?
メッチャ自覚あるで。
高校の部活でサッカーやってたときも、ずっと思ってた。
オレ、先天的に(足腰が)弱いわって」
「でも、レギュラーで活躍してたんでしょ?」
「オレ、ヘディングだけでもってたもん。
地上戦に弱いから、空中戦や」
「そう!ダンスでも一緒よ。
地上戦をやると、
足腰の弱さが“欠点”になるから、
足腰の弱さが、ある意味“長所”となりうる、
“空中戦”をやってもらっていたってワケ」
「わかりやすい話やわな」
「ダンスは足腰から、
床から・・と思っている人たちにとっては、
あなたのダンスは
あまり触れたことがなく、
一種異様だけど、上手そうにも見える。
で、実際踊っても、
スイングがすごくかかるから、
停滞している人よりずっと踊りやすい、
ってことで評価をもらっていたわけよ」
「スイング言うても、
こけないうちに、
次のスイングがかかるみたいな感じやったわ(笑)
だから、
足を綺麗にクローズしなアカン、
ワルツになったら、極端に難しく感じてしまう」
「安定よりも変化から入った。
ソレはソレで成功よ。
で、いったん成功したところで、
次なる道に乗り出しましょうか。
今度は“地上戦”にも強くなってもらうわ」
「わぁ~足腰の強化?
スクワットとか四股(しこ)とかする方が良いんかな?」
「エクササイズも大切だけど、
ソレよりも、考え方を統一しておかないとね。
ここで、踏ん張ることをやったら、元も子もないわ。
足腰の強化は
直接その部位を強くするためではない、
床からのエネルギーの循環が良くなるためにやるんだからね」
「カラダの中の脚・・・
吊上げ筋が主人公ってことやな」
「その通り!
だから、ヒデ君が次成るレベルアップにために目指すのは、
足腰の強化というより、
床とのつながりの強化、ね。
ちょうど、次のグループレッスンの種目が
ワルツとパソドブレだから良いんじゃない!?
コレの中で勉強すれば」
「わぁ~、苦手なワルツ!!
それに、パソドブレなんてやったこともナイ。
不安やぁ・・」
「ワルツはみんな、
よく練習を積んできているからね、
見る目もシビアよ。
“空中戦”は撃墜されちゃうかもよ。
それに、パソドブレは、
スイングをかけたり揺れたりの感覚が表に出にくい種目。
膨大な床からのエネルギーを要するダンスだから
ホントの意味での
下半身強化の勉強になるわよ」
「ビシッとした男らしいダンスやわな。
かっこええし。
ヨーシ!」
続く第1099話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |