初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
チョット中休み エッセイvol.26
知識の応用ができるようになってきた!
~短所を活かし、長所を伸ばす!?⑤~
昨年クリパでの学習発表、
みんなを絶句させたパフォーマンスについて…
ワタシはヒデ君に言った。
「ヒデ君はねぇ
“叶(かのう)姉妹”みたいなもんやったんよ」
コレにはヒデ君が絶句だ。
「か、叶姉妹??
・・・何やソレ!?」
でも、ホントウは、言っている意味が何となくわかるらしく、
「ひどいなぁ~」
って笑っているよ。
ワタシは言った。
「アノ姿態で目の前に立たれたなら、
『お綺麗ですねぇ』って、言わざるを得ないでしょ?
でも、
あそこまでゴージャスでスゴイ人たちを見たら、
一般的な美の基準がわからなくなってくる。
ある意味、別格ってこと」
「別格って・・・。
褒めてもらっているようには、感じへんけどな。
なーんか、ショックや」
そう言ってから改めて聞いてきたんだ。
「なぁ、そんなに目立ってた?
派手に見えた?」
「まぁね」
ワタシはサラリと言った。
と、ヒデ君
「アレでも、だいぶ抑えて踊っててんで。
クイックなんか、
もっと、空を飛べるように踊れるけど、
そんなんしたら、女性を吹っ飛ばしてしまうし・・」
ワタシはそのヒデ君の言葉を聞きながら、
学習発表後のギャラリーからのコメントを思い出していたんだ。
今までだったら、
今回のヒデ君のようなパフォーマンスに対しては、
「男性は、自分が目立って踊るのではなくて、
あくまで黒子に徹して、
女性がもっと引き立つように踊るべき」
というような辛口コメントが出てきてしかるべしなんだ。
でも、ナシ。
それどころか
「男性に比べて、女性のダンスが足りない」
なんて発言が。
ワタシ、ビックリしましたよ。
その辺り、
“叶姉妹的パフォーマンス”を目にすることで、
みんなの基準が狂ってきたんだろうか?
なんてマジ、思いましたわね。
ワタシはいろんな思いを込めて、言った。
「ココまでは、成功だったのよ、いずれにしても。
ヒデ君はメソッドの申し子(笑)
みんなに影響を与えるという意味でも役割を十分果たしている。
そのカラダで、ホントウによく、
ココまで来れたなぁて思っているよ。
しかも、想像以上に早く」
するとヒデ君
「なんか知らんけど、褒められてるわ」
と苦笑してから、
まじめぇな顔で、
「みんなが言うようなほど
ダンスが上達したかどうかは、正直わからんけど、
カラダはムッチャ変わってきた、その自覚はあるわ」
なんて言い出したんだ。
「俺、新しいステップって
なかなか覚えられへんかったやん?
でも、最近、結構(覚えるのが)早くなってきた」
「なんでかなぁ?と思っててんけど、
思い当たることがあるんや」
で、ニコッと笑いながら、
ココから良い話をするから、
よく聞いてという感じで体勢をただし、
こんな風に続けた。
「今まで、
バラバラに存在してた知識が、
全部関連付いてきてるんや。
ワルツで学んだことが、ルンバで活かされ、
それらの合体がタンゴで活かされ、
ソコでの失敗も含めて学び取ったことが、
スローで活かされ・・・って感じ。
ソレまでに学んだ
知識が応用できる
あぁ、ダンスって、
みんな一緒やねんなと思えるようになったわ。
だから、
新しい種目やステップを習っても、焦れへん。
最初はようわからんから、
ぼちぼちしか進めへんけど、
ある程度のところまで来ると、
突然 “見えてくる”んや。
あぁ、コレは以前習ったアレと似ているな・・・
ってカラダが理解してくれると、
メッチャ見えてくる、
すると、その(見えた)分だけカラダは動いてくれる。
結構、意のままに、ね」
ワタシは興味深く聞き入っていた。
「ジュンコ先生って、
“枝葉の知識”をほとんど言わん(言わない)ヤロ?
どの種目にも共通な、
“根っこの知恵”みたいなものを授けるやん?
だから、
一つの知恵が次の知恵とくっついて、
Y=Xではなく、
Y=Xの2乗みたいに増えていくんや。
だから、すごく助かるわ、
俺みたいなモンにとっては」
ワタシはすかさず尋ねる。
「俺みたいな何?」
ヒデ君は答える。
「勉強嫌い(笑)」
ワタシは、ヒデ君の話を聞いて、
「コレは、ただの“叶姉妹”ではない。
ヒデ君の内側は、想像以上に成長を遂げている」
そう感じたんだ。
で、本人に伝えた。
「あなたのカラダの中に、
たくさんの“道”が通り始めたんやね。
それらが、また、
互いにつながり合ってきている・・・」
続く第1096話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
チョット中休み エッセイvol.26
知識の応用ができるようになってきた!
~短所を活かし、長所を伸ばす!?⑤~
昨年クリパでの学習発表、
みんなを絶句させたパフォーマンスについて…
ワタシはヒデ君に言った。
「ヒデ君はねぇ
“叶(かのう)姉妹”みたいなもんやったんよ」
コレにはヒデ君が絶句だ。
「か、叶姉妹??
・・・何やソレ!?」
でも、ホントウは、言っている意味が何となくわかるらしく、
「ひどいなぁ~」
って笑っているよ。
ワタシは言った。
「アノ姿態で目の前に立たれたなら、
『お綺麗ですねぇ』って、言わざるを得ないでしょ?
でも、
あそこまでゴージャスでスゴイ人たちを見たら、
一般的な美の基準がわからなくなってくる。
ある意味、別格ってこと」
「別格って・・・。
褒めてもらっているようには、感じへんけどな。
なーんか、ショックや」
そう言ってから改めて聞いてきたんだ。
「なぁ、そんなに目立ってた?
派手に見えた?」
「まぁね」
ワタシはサラリと言った。
と、ヒデ君
「アレでも、だいぶ抑えて踊っててんで。
クイックなんか、
もっと、空を飛べるように踊れるけど、
そんなんしたら、女性を吹っ飛ばしてしまうし・・」
ワタシはそのヒデ君の言葉を聞きながら、
学習発表後のギャラリーからのコメントを思い出していたんだ。
今までだったら、
今回のヒデ君のようなパフォーマンスに対しては、
「男性は、自分が目立って踊るのではなくて、
あくまで黒子に徹して、
女性がもっと引き立つように踊るべき」
というような辛口コメントが出てきてしかるべしなんだ。
でも、ナシ。
それどころか
「男性に比べて、女性のダンスが足りない」
なんて発言が。
ワタシ、ビックリしましたよ。
その辺り、
“叶姉妹的パフォーマンス”を目にすることで、
みんなの基準が狂ってきたんだろうか?
なんてマジ、思いましたわね。
ワタシはいろんな思いを込めて、言った。
「ココまでは、成功だったのよ、いずれにしても。
ヒデ君はメソッドの申し子(笑)
みんなに影響を与えるという意味でも役割を十分果たしている。
そのカラダで、ホントウによく、
ココまで来れたなぁて思っているよ。
しかも、想像以上に早く」
するとヒデ君
「なんか知らんけど、褒められてるわ」
と苦笑してから、
まじめぇな顔で、
「みんなが言うようなほど
ダンスが上達したかどうかは、正直わからんけど、
カラダはムッチャ変わってきた、その自覚はあるわ」
なんて言い出したんだ。
「俺、新しいステップって
なかなか覚えられへんかったやん?
でも、最近、結構(覚えるのが)早くなってきた」
「なんでかなぁ?と思っててんけど、
思い当たることがあるんや」
で、ニコッと笑いながら、
ココから良い話をするから、
よく聞いてという感じで体勢をただし、
こんな風に続けた。
「今まで、
バラバラに存在してた知識が、
全部関連付いてきてるんや。
ワルツで学んだことが、ルンバで活かされ、
それらの合体がタンゴで活かされ、
ソコでの失敗も含めて学び取ったことが、
スローで活かされ・・・って感じ。
ソレまでに学んだ
知識が応用できる
あぁ、ダンスって、
みんな一緒やねんなと思えるようになったわ。
だから、
新しい種目やステップを習っても、焦れへん。
最初はようわからんから、
ぼちぼちしか進めへんけど、
ある程度のところまで来ると、
突然 “見えてくる”んや。
あぁ、コレは以前習ったアレと似ているな・・・
ってカラダが理解してくれると、
メッチャ見えてくる、
すると、その(見えた)分だけカラダは動いてくれる。
結構、意のままに、ね」
ワタシは興味深く聞き入っていた。
「ジュンコ先生って、
“枝葉の知識”をほとんど言わん(言わない)ヤロ?
どの種目にも共通な、
“根っこの知恵”みたいなものを授けるやん?
だから、
一つの知恵が次の知恵とくっついて、
Y=Xではなく、
Y=Xの2乗みたいに増えていくんや。
だから、すごく助かるわ、
俺みたいなモンにとっては」
ワタシはすかさず尋ねる。
「俺みたいな何?」
ヒデ君は答える。
「勉強嫌い(笑)」
ワタシは、ヒデ君の話を聞いて、
「コレは、ただの“叶姉妹”ではない。
ヒデ君の内側は、想像以上に成長を遂げている」
そう感じたんだ。
で、本人に伝えた。
「あなたのカラダの中に、
たくさんの“道”が通り始めたんやね。
それらが、また、
互いにつながり合ってきている・・・」
続く第1096話へ
※Real Junko Voiceはお休みです。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |