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前回からの続き

情熱的と迫力を踊るために必要なカラダ作り

「お役立ち・フラメンコ特集」

第6回目 フラメンコ的・ブラソ(腕)のアクション


リナ
「腕を最大限に“長く、大きく”を目指しましょう。
フラメンコのブラソは、

美しい曲線を描くだけではなく、

重厚感が必要
です。

重みのあるブラソのためには、
一つひとつのアクションを意識的に行う練習をします。
腕の起点はドコで、ドコから動かすのか?
呼吸はどうか?
拮抗する力加減はどうか?
できれば鏡に姿を映しながら、
ゆっくり練習してみてくださいね」


その1 横から上に上げるライン

まずは、リラックスして立ったままで、
(どちらかの足を前にしても、
上級者は少々ひねりを加えて立っても良し)
腕を横から上に上げていく、エクササイズだ。

① カラダの前、
両足の付け根辺りに手首がくるように、両腕でわっかを作る。
(手はキツネ型・・・第1085話参照)
② 腕の起点はカラダの前面においては胸の中心、
背面においては両肩甲骨の間。
その2つの起点を感じてみる。
③ 両腕を横に上げ、左右に広げていく。
両手のひらは下のままでOK。
意識する点をあげよう。
一つひとつ丁寧に感じ取って実践して欲しい。
・腕を上に上げようとした瞬間に、カラダの中に拮抗感を持つ。
床を押す感覚と、上に引き上げようとする感覚だ。
・上に上げるほどに、下に押さえ込まれる感覚を持つ。
(空気の抵抗をうけるような)
・ヒジから上げ、指先は最後。
・肩は上げない
・呼吸は、吸う感じ。

吸うとカラダの力が抜ける感覚を味わう。
カラダの中が拡大していく感じ。
腕を上げながら、少しずつ息を吸い続け、
カラダ全体で呼吸しているイメージを持つ。
④ 腕をさらに上へと上げ続ける。
上がりきったときは、手のひらは外、
手の甲が向かい合っている状態のままでOK。
意識する点
・手が上がりきったとき、カラダも広げきった感覚を。
ここでさらに大きく息を吸い込んでみよう
・腕が耳の後ろで上がっていたら大合格!

⑤ 腕を下ろし始める。
ここで意識する点だよ。
・カラダの中に拮抗感を持つ。
下に下げるほどに、上に突き上げられる感覚をもつ。
(空気に押されるような感覚)
・指先から、ソレにつられてヒジは最後。
・吸いきった息を吐き始める。

息を吐くと力がこもっていく感覚を味わう。
カラダの中が縮小していく感じ。
腕を下げながら、少しずつ息を吐き続け、
カラダ全体で呼吸しているイメージを持つ。


リナ
「上記のエクササイズは、基本的な例です。
色々なパターンが生み出せます。
上に上げたときの手の向きを、
反対(手の甲が向かい合った状態)になるようにも
やってみましょう。
また、呼吸も、
手を上げるときに、吐く(力をこめる)
手を下げるときに、吸う(力を抜く)
と、味わいがまた変化します。
ポイントは、
一定の速度でゆっくりと行うこと。
そうするとカラダの内側の変化がよく分かります」


その2 マノつき横・上のライン

その1のラインに前回習得した
マノ(手の動き)を付けることを練習してみよう。
① その1の要領で、両手を真横に広げた際、
マノをつける。
ヒジが動かないように注意。
② 真上でも同じように行う。
なお、腕の上げ下げによってひじの高さは変化するが、
その際もヒジは固定し動かさないようにね」


次回は、

“ひねり”の入った、

フラメンコ特有のブラソの練習
です。

それって、
パソドブレ特有のアクションでもあるんで・・・

あ、ここで、
リナさんからのメッセージです。
「ひねりのあるブラソには、軸感覚が大事ですので、
先に、カラダの軸の意識つくりから始めましょうか」


さぁさ、お楽しみに!


      続く第1088話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.222 ~岩のようなふくらはぎ~ 

“その人”は、H氏に尋ねました。
「あなたは、踊るときのリラックスを教えてくれるけれど、
その程度がわからない。
あなたが実際に踊るとき、どのくらい力を抜いているのかを知りたい」

すると、H氏はニコッと笑い、
「良いよ、もちろん。
じゃぁ、どうぞ」
H氏はソウ言って、
おもむろに、ホールドとポイズを作り、
スタンディング・バランスを取って、
ワタシたちの目の前で、スクッと立って見せたのです
現役でも十分すぎるほど通用するような、ソレは美しいシェイプです。

H氏は
「プリーズ(どうぞ)」
再度促します。

何の“どうぞ”なのでしょう?

“その人”も困惑しています。

が、ようやくわかりました。
「どこでも良いから、直接、手で触れてごらん」
ということらしいのです。

“その人”は日本語で、
「失礼します」
ソウ言うや、その場にしゃがみ込み、
H氏のふくらはぎに触れました。

その途端、笑い出したのです。
“その人”は赤い顔をし、H氏に尋ねます。
「コレで、リラックスしているって言うのですか?」

H氏は愉快そうに笑みを浮かべながら
「イエース! リラックス!」

“その人”に続いて、ワタシもH氏のふくらはぎに手を・・・
「わっ!何コレ?」
パンパンに張っています。
異様なまでの“塊(かたまり)”?
岩のようにごつごつと、筋肉が浮き出ているのです。

“その人”は、H氏のカラダのあらゆる部位を触れにかかります。

その度に、驚きの表情を浮かべ、
そして、苦笑。

ワタシも同じようにやってみて、もちろん、苦笑の意味はわかりました。
触れた部位は、みんな固く、
ソレはリラックスとはほど遠いもののようで・・・



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