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第4回 社交ダンスが上手くなるということ

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ジュンコ先生のパソドブレのレッスン。
「パソドブレらしく、
キレイにカッコよく踊るにはどうしたらいいか」
の最初の課題

「パソドブレの姿勢について」

みんなからさまざまな意見が出た。
・オシリを締めて、胸を張る
・骨盤を前に出して、胸の位置を高くする
・太もものズボンを引っ張り上げられる感覚でシェイプを行う
・股関節を外に開くことで、
オシリを締めて、結果、骨盤を前に出すような感じにする
・肩をグッと下ろして、胸を開く・・
また、
ルンバなど他の種目とは全く違う、この、特殊性はなぜか?
については、こういう意見が出た。

パソドブレはルンバのような

ヒップムーブメントがない
から

ただし、上記の姿勢を“そのまま”作ると???
・腰を突き出している、変なカッコウ。
・体幹部を締めても、なんだかサマにならない。
しかもカラダがかなりキツイ

さて、改めまして、

パソドブレの姿勢とは? 

どうしたらいいものなのか?


ジュンコ先生がようやく口を開いた・・・
「みんなが、今、言ってくれた
“姿勢”およびその作り方はマチガイではないわ。
特に、

“股関節を外に開くことで、

オシリを締めて、

結果、骨盤を前に出すような感じにする”


というのは、
パソドブレの姿勢を作る際の
大きなポイントといえるでしょう。
でも・・・」


ここでジュンコ先生は、
間を取り、みんなの方に向きなおり、
「これは、ナニも“パソドブレの姿勢”に
限ったことではないことだけれど、
姿勢を“見た目”“外側”から入ると、危ない
カラダが緊張し、リキミを生む・・・
この事態は絶対にさけなければいけないわ。
姿勢を作る段階から、ソウなってしまっては、
もう、踊れない。
特に、パソドブレの姿勢は独特だから、
ソレを最初の段階、
つまり、パソドブレ・ビギナーの時からやっちゃうと、
大きな問題になるのよね」


と、紀子さんが手を上げて
「と、いうことは、
パソドブレの姿勢も、ソノ特殊性ゆえ、
わざと特殊なところからは入らない

強調するべきではないってことですね?
そして、もっと、

カラダの内側から変化させていく・・・」



「その通りよ」
とジュンコ先生。


ケイコさんがポロッと言う。
「なんだか、

タンゴのときと似ているんですね。
(第294話参照)

タンゴもスタンダード種目の中では特殊だから、
ソノ特殊性から入らずに、
もっと内面からアプローチしていったことを思い出します」



ジュンコ先生はうなずきながら話を続ける。
「カラダができていないうちに、見た目の操作をやりすぎると
似て非なるものになる場合が多い。
パソドブレは特に

ライン主体のダンスという面も、

持ち合わせているから、なおさらね。
姿勢を外側から作ることを最初にやっちゃうと、
そのライン作りに非常に手間取ることになるわ。
カッコウだけで中身がないものになる・・・」


と、坂田さんが声を上げた。
「だから、サマにならなかったんだ。
パソらしい、カッコウをしようとすると、
カラダのアチコチが痛くって。
鏡に映る自分にガッカリしたものですから・・・」



と、佐藤さんが、こんなことを
「カラダを柔らかく、力を抜いて、カタチを作ろうとせず、
正しい動きをカラダの内側から身に付けていく、
と言いたいのでしょう?
インナーマッスル・・・が、また、登場ですか?」



ジュンコ先生はうなずきながら
「佐藤さん、良く理解できてきましたね。
その通りよ。
では、

パソドブレの姿勢の作り方を

優先順位
にそってみていきましょうか」


      続く第1081話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.215 ~何も要らない??~ 

例えば、H氏のレッスンの前に現役選手であるR氏のレッスンを受け、
そこで、ホールドやポイズを直されたとします。
そこでのレッスン内容が未消化で、
少しでもナチュラルでないものが混じったままになっていると、
必ず、H氏のレッスンのときに“見破られて”しまうのです。
H氏は微笑みながら首を横に振ります。
「NO」
そんな“装飾”要らないよ、と言わんばかりです。

傾いていると、まっすぐに戻されます。
カタチを作ると、崩されます。
少しでも力むと、リラックスを告げられます。
そんなときのH氏は、少々いたずらっ子のような笑いを浮かべます。
つまり、
困惑するワタシたちの心中を十分察知した上でのレッスンなのです。

時に、
「その格好は・・・R氏に習ったんだね?
でも、まだ、必要ないよ」
などと、ダイレクトに言うのです。
ワタシたちは翻弄されます。

H氏は、時折、ほめてくれました。
「ジューン(ワタシの呼び名)、ベリー・グッド!」

でも、悲しいことにワタシには何が良いのか、よくわからないのです。
H氏に言われた通り、
力を抜いただけ、
まっすぐに立っただけ・・
全く何もしていないときに、ほめられることも。

ソレは“その人”も一緒だったようです。
「『それで良い』と言われても、自分が何をしているのかわからない時が多い」
天才的な才を持つ“その人”でさえそうだったのです。

ワタシたちは悩みました。
何もつかめていない・・・。
自分たちがどこに向かおうとしているのかも、把握できていない。

コレではいけない。
焦りが募ります。

そんなある日のレッスンで・・・思いがけないことが起こったのです。



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