初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
第4回 社交ダンスが上手くなるということ
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ジュンコ先生のパソドブレのレッスン。
ジュンコ先生が言った。
「今日から、本格的に、
イングリッシュ・スタイルのパソドブレを勉強していきましょう。
まずは・・・そうね、みんなに聞いてみようかな。
パソドブレと言う種目のどんな点について学びたいか、
希望はあるかしら?」
すると、真っ先に手を上げたのが坂田さんだった。
「パソドブレらしく踊るには
どうしたらいいか、をぜひ知りたいです」
みんなもうなずいている。
と、カナちゃんが声を上げた。
「パソドブレって、上手い人が踊ったら、
すごくカッコイイですもんね。
でも、ソウでない人のパソドブレって、なんだかコミカル。
顔の表情だけがパソドブレだったりして、
コメディアンのダンスみたいになっちゃう。
パソドブレらしく、
キレイにカッコよく踊るにはどうしたらいいか
を学びたいです」
ジュンコ先生が言う。
「OK。
では、コレをお勉強していきましょう・・・
パソドブレを踊るときの姿勢」
と、坂田さんから声が上がった。
「以前、ミニデモを踊ったときにも習いました。
闘牛のマタドールみたいな雰囲気が出るように・・・と。
オシリを締めて、胸を張る」
ジュンコ先生は、みんなの方に向き直り、
「ほかに、パソドブレの姿勢について、
今までに習ってきたこと、知っていること、
などあったら上げてちょうだい」
ややあって、平田さんの手が上がった。
「そういえば、
こんなことを聞いたように覚えていますわ。
“パソドブレの姿勢は特別で、他のものとは異なる。
特徴的なのは、腰元。
腰を後ろに引かないこと。
骨盤を前に出して、胸の位置を高くする」
と、森田さんが声をあげ
「あぁっ!ソウ、
僕も聞いたことがあります。
それ、骨盤を前に出すというよりも、
太もものズボンを引っ張り上げられる
感覚でシェイプを行う」
ケイコさんは
「ワタシは、
股関節を外に開くことで、
オシリを締めて、
結果、
骨盤を前に出すような感じにする
・・・と習いました。
ソレと、肩をグッと下ろして、胸を開く
ワタシにとっては、結構、キツイカッコウでした」
と、カナちゃんが質問だ。
「骨盤を前に出すみたいな姿勢が多いけれど、
なぜ、そんなカッコウするの?」
すると、紀子さん、
「パソドブレはルンバのような
ヒップムーブメントがないからですよ。
パソドブレにおけるすべての表現が闘牛場面だから、
威嚇的なポーズや戦闘的な姿勢になるのです」
ソウですよね?
という風にジュンコ先生のほうを見ているが、
ジュンコ先生は、静かに笑って聞いているのみだ。
と、ノリタケ君が、
「股関節を外に開いて、オシリを締めて、
骨盤を前に出すような感じって!?
ソレと、肩をグッと下ろして、胸を開く?
(実際にかたちを作ってみている)
アレエ?
コレが戦闘的なシェイプなのかナァ?
なんか、変なカッコウ。
ただ腰を突き出しているみたいで・・・。
どこがおかしいんだろう?」
ソレを見ていた、平田さんが、
「もっとカラダを絞らないと、
おかしいんじゃないですかな?」
すると、ノリタケ君
「こう、かな?
うわぁ、きついなぁ。
こんなままを保って動けるのかナァ。
ココまでやっても、
あんまり“サマ”にもなっていないし」
ジュンコ先生がようやく口を開いた・・・
続く第1080話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.214 ~僕らのダンスとは別物や~
“その人”は静かに、
ワタシとH氏とのファースト・ダンスを見守っていました。
どんな風に感じたのだろう?
後で聞いて驚きました。
「H氏って相当、上手いんやな」
それまでレッスンを受けてきた現役ダンサーのレッスンのときには、
発しなかった声色です。
やや深刻に見受けられるほどの面持ち。
かなり動揺しているようです。
観ていて不思議な気持ちになったと言います。
「あなたが上手く見えた」
どう上手く見えたかについては、
「とても自然に踊っているように見えた」
力んでいるようにも、感じなかったそうです。
「ものすごく上手に、女性を踊らせている、
まったく無理強いしていない。
でも、どうやっているのかさっぱりわからない」
自分だと、相当無理をしないと踊らすことのできない女性を相手に、
見事なまでのナチュラル・パフォーマンス。
びっくりしたことでしょう。
「僕らのダンスとは別物や」
最後にこう締めくくりました。
「多分“コレがダンスや”と思っている根本的な部分が、
僕らとは全く違うんやろう」
“その人”らしい見解です。
「H氏はダンスをどう解釈し、何を意識して踊っているのか?」
ソレが知りたいとは、ワタシも同感でした。
ロンドン留学の間中に、できれば・・・
二人共通の目標ができました。
ところが、H氏のレッスンは、
ワタシたちカップルに取ってだんだん“難解なもの”となり・・・
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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「今日から、本格的に、
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まずは・・・そうね、みんなに聞いてみようかな。
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希望はあるかしら?」
すると、真っ先に手を上げたのが坂田さんだった。
「パソドブレらしく踊るには
どうしたらいいか、をぜひ知りたいです」
みんなもうなずいている。
と、カナちゃんが声を上げた。
「パソドブレって、上手い人が踊ったら、
すごくカッコイイですもんね。
でも、ソウでない人のパソドブレって、なんだかコミカル。
顔の表情だけがパソドブレだったりして、
コメディアンのダンスみたいになっちゃう。
パソドブレらしく、
キレイにカッコよく踊るにはどうしたらいいか
を学びたいです」
ジュンコ先生が言う。
「OK。
では、コレをお勉強していきましょう・・・
パソドブレを踊るときの姿勢」
と、坂田さんから声が上がった。
「以前、ミニデモを踊ったときにも習いました。
闘牛のマタドールみたいな雰囲気が出るように・・・と。
オシリを締めて、胸を張る」
ジュンコ先生は、みんなの方に向き直り、
「ほかに、パソドブレの姿勢について、
今までに習ってきたこと、知っていること、
などあったら上げてちょうだい」
ややあって、平田さんの手が上がった。
「そういえば、
こんなことを聞いたように覚えていますわ。
“パソドブレの姿勢は特別で、他のものとは異なる。
特徴的なのは、腰元。
腰を後ろに引かないこと。
骨盤を前に出して、胸の位置を高くする」
と、森田さんが声をあげ
「あぁっ!ソウ、
僕も聞いたことがあります。
それ、骨盤を前に出すというよりも、
太もものズボンを引っ張り上げられる
感覚でシェイプを行う」
ケイコさんは
「ワタシは、
股関節を外に開くことで、
オシリを締めて、
結果、
骨盤を前に出すような感じにする
・・・と習いました。
ソレと、肩をグッと下ろして、胸を開く
ワタシにとっては、結構、キツイカッコウでした」
と、カナちゃんが質問だ。
「骨盤を前に出すみたいな姿勢が多いけれど、
なぜ、そんなカッコウするの?」
すると、紀子さん、
「パソドブレはルンバのような
ヒップムーブメントがないからですよ。
パソドブレにおけるすべての表現が闘牛場面だから、
威嚇的なポーズや戦闘的な姿勢になるのです」
ソウですよね?
という風にジュンコ先生のほうを見ているが、
ジュンコ先生は、静かに笑って聞いているのみだ。
と、ノリタケ君が、
「股関節を外に開いて、オシリを締めて、
骨盤を前に出すような感じって!?
ソレと、肩をグッと下ろして、胸を開く?
(実際にかたちを作ってみている)
アレエ?
コレが戦闘的なシェイプなのかナァ?
なんか、変なカッコウ。
ただ腰を突き出しているみたいで・・・。
どこがおかしいんだろう?」
ソレを見ていた、平田さんが、
「もっとカラダを絞らないと、
おかしいんじゃないですかな?」
すると、ノリタケ君
「こう、かな?
うわぁ、きついなぁ。
こんなままを保って動けるのかナァ。
ココまでやっても、
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どんな風に感じたのだろう?
後で聞いて驚きました。
「H氏って相当、上手いんやな」
それまでレッスンを受けてきた現役ダンサーのレッスンのときには、
発しなかった声色です。
やや深刻に見受けられるほどの面持ち。
かなり動揺しているようです。
観ていて不思議な気持ちになったと言います。
「あなたが上手く見えた」
どう上手く見えたかについては、
「とても自然に踊っているように見えた」
力んでいるようにも、感じなかったそうです。
「ものすごく上手に、女性を踊らせている、
まったく無理強いしていない。
でも、どうやっているのかさっぱりわからない」
自分だと、相当無理をしないと踊らすことのできない女性を相手に、
見事なまでのナチュラル・パフォーマンス。
びっくりしたことでしょう。
「僕らのダンスとは別物や」
最後にこう締めくくりました。
「多分“コレがダンスや”と思っている根本的な部分が、
僕らとは全く違うんやろう」
“その人”らしい見解です。
「H氏はダンスをどう解釈し、何を意識して踊っているのか?」
ソレが知りたいとは、ワタシも同感でした。
ロンドン留学の間中に、できれば・・・
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