2010.01.02 (第1075話)新天地へ・未知なるパソドブレへの道Ⅱ ~パソドブレの補完効果!?~
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
第4回 社交ダンスが上手くなるということ
読者限定 ワークショップのご案内はこちらへ
ワタシが学連の頃、学生競技ダンス種目に、
“パソドブレ”は存在しなかったんだ。
(サンバもなく、ルンバ&チャチャチャのみ)
でも、当時は全員が、
モダン(スタンダード)もラテンもやった
ってうか、ソウいうモンだとフツーに思っていたんだ。
ところが、プロになって、
“専門”があるのを知って、最初はへぇ~って驚いたんだ。
ただ、
お師匠サンは10(テン)ダンサーだったけどね。
で、よくこう言われたもんよ。
「自分ら、大変でもな、
スタンダードもラテンも、どっちもやっとけよ」
その理由はこうだ。
「どっちかの調子が悪いとき、
もう一方が助けてくれるから」
例えば、
ラテンがスランプに陥って、全然ダメ~なときに、
息抜きでワルツを踊っていて
「あ、ソウか!!」
ひらめくなんてアリだよ・・・ということも、含めてだ。
フンフン、確かにそういうこと、よくあったモンな。
「踊れない!分からない!どうしよう!」
ってカンカン状態のとき、
頭を冷やし、
ココロとカラダをほぐしてくれる。
いわゆる“抜きの種目”って、ホンマ、ありがたかったわけ。
そんでもって、
上記のようなひらめきを与えてくれるなら、なおさらだよね。
何が言いたいのかというと、
「社交ダンスの種目って、持ちつ持たれつよ。
どの種目もつながっている。
いわば、
補完し合える関係だ。
(不十分な部分を補って、完全なものにすること)
だもんで、
10ダンスすべて一応は知っていたほうがいいよ。
もちろん、
メッチャベーシックのみで十分OKだからさ・・・」
で、今回、登場してもらったのが、
“パソドブレ”というわけ・・・
てな、前置きはここまでにして、
ここからは、
「パソドブレの補完効果について」
ジュンコ先生のグループ・レッスンで、どうぞ・・・
ジュンコ先生は言う。
「前回、パソドブレは、
(第1072話参照)
その異色なフィーリングで、
潜在的な能力が開きやすいって話を、
ざっとしたわけだけれど、
今日からはその具体的な内容に入っていくわね」
「さて、パソドブレの補完効果・・・
パソをすることで、
他の種目に良い影響が与えることができる
他の種目の弱点を補強できるということなんだけど、
どう?
みんなナニか思いつくことってあるかしら?」
すると佐藤さんが
「思いつくも何も、やったことがないので分かりません。
だって、パーティで1曲もかからないでしょう!?
習っても、あまり使い道がない種目です、
僕にとっては」
パソドブレという種目に気乗りがしないようだ。
ハナコさんの声も、
「ワタシ、競技で踊ったことあるんですけど、
もう、カチンカチンに固まってしまって。
でも、カッコイイラインを見せるには、
ソレも必要な感じだったんで・・・」
あまり良い印象がないようだ。
ジュンコ先生は聞きながら、
「パソドブレはまだまだ
誤解を招く部分の多い種目のようね。
そのアタリが解決していくにつれて
補完効果の意味がわかってくるはずだわ」
坂田さんも、
「1回だけ、
サークルのミニデモ用に習ったことがあるんですけど、
僕もすごく力みました。
それに、サマにならない。
パソらしさがちっともなくて、自信喪失しました(笑)
だから、補完効果ではなく、
そのサカサマな部分しか知らないようなのです。
今回、グループレッスンで学べるので、
楽しみにしています。
新しいパソを感じるんじゃないかと思って・・・」
と、
真理の手が上がった。
「ワタシも、すごく興味があります!
やりたいとずっと思っていました」
そして、
「ナニに役立つかは、あくまで予想ですが・・・
パソをやることで、
自分のダンスに対する気持ちが、
変わるような予感がするんです。
見ているのとやっているのとのギャップが、
とてもあるように思えますから。
パソって闘牛がモチーフで、
“戦いのダンス”って聞くんですけど、
ワタシにはソウは見えないし・・・」
トシ子さんがソッと聞く。
「真理さんにはどんなダンスに見えますの?」
胸を張って真理が答えた。
「壮大な愛のドラマです!」
続く第1076話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.210 ~不安・不安~
“魔法使い”H氏のレッスンを間近に控え、
ワタシは人知れず不安に陥っていました。
思いはこうです。
「ワタシにも魔法はかかるのだろうか?」
カラダの性能が悪すぎて、かからないのではないだろうか?
という意味です。
また、
「魔法がこのカラダで理解できるだろうか?」
そんな風にも思ったのです。
H氏のことを絶賛する人たちは、
師匠をはじめ、自らもダンスが上手く、しかもベテランさんばかり。
魔法がかかりやすい条件は整っている訳です。
そして
魔法とはいうものの、実は、ソレについての理解もあるのでしょう。
だからこそ、H氏の素晴らしさがわかるのです。
でも、ワタシは・・・
あぁ、魔法が効かず、何も感じなかったらどうしよう。
ものすごく凹むだろうな。
ふと“その人”の様子を伺います。
独り言のようにつぶやいています。
「どんなレッスンやろ、楽しみやな」
やはり、ワタシとは違うようです。
H氏のスタジオは、
ロンドン郊外の、とある上品な田舎町にありました。
早めに到着したワタシたちは、
いつものようにマクドナルドで食事をとることにしました。
最近はどこに行っても、お昼はマクドナルド。
それにワタシは、メロンソーダ。
“その人”は、コーラを頼んでいました。
セットにすることもあります。
でもその日は、レッスンの不安から、
セットのポテトを注文する気にはなれませんでした。
毎ランチ・マクドナルドの理由は、
「味に失敗がないから」
「注文の仕方に慣れたから」
カラダに良いかどうかというような話は考えないようにしていました。
さて、スタジオ入りの時間です。
珍しいことに自分たち専用のスタジオのよう。
扉を開けます。」
あっ、
いきなり、驚きの光景が・・・
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
第4回 社交ダンスが上手くなるということ
読者限定 ワークショップのご案内はこちらへ
ワタシが学連の頃、学生競技ダンス種目に、
“パソドブレ”は存在しなかったんだ。
(サンバもなく、ルンバ&チャチャチャのみ)
でも、当時は全員が、
モダン(スタンダード)もラテンもやった
ってうか、ソウいうモンだとフツーに思っていたんだ。
ところが、プロになって、
“専門”があるのを知って、最初はへぇ~って驚いたんだ。
ただ、
お師匠サンは10(テン)ダンサーだったけどね。
で、よくこう言われたもんよ。
「自分ら、大変でもな、
スタンダードもラテンも、どっちもやっとけよ」
その理由はこうだ。
「どっちかの調子が悪いとき、
もう一方が助けてくれるから」
例えば、
ラテンがスランプに陥って、全然ダメ~なときに、
息抜きでワルツを踊っていて
「あ、ソウか!!」
ひらめくなんてアリだよ・・・ということも、含めてだ。
フンフン、確かにそういうこと、よくあったモンな。
「踊れない!分からない!どうしよう!」
ってカンカン状態のとき、
頭を冷やし、
ココロとカラダをほぐしてくれる。
いわゆる“抜きの種目”って、ホンマ、ありがたかったわけ。
そんでもって、
上記のようなひらめきを与えてくれるなら、なおさらだよね。
何が言いたいのかというと、
「社交ダンスの種目って、持ちつ持たれつよ。
どの種目もつながっている。
いわば、
補完し合える関係だ。
(不十分な部分を補って、完全なものにすること)
だもんで、
10ダンスすべて一応は知っていたほうがいいよ。
もちろん、
メッチャベーシックのみで十分OKだからさ・・・」
で、今回、登場してもらったのが、
“パソドブレ”というわけ・・・
てな、前置きはここまでにして、
ここからは、
「パソドブレの補完効果について」
ジュンコ先生のグループ・レッスンで、どうぞ・・・
ジュンコ先生は言う。
「前回、パソドブレは、
(第1072話参照)
その異色なフィーリングで、
潜在的な能力が開きやすいって話を、
ざっとしたわけだけれど、
今日からはその具体的な内容に入っていくわね」
「さて、パソドブレの補完効果・・・
パソをすることで、
他の種目に良い影響が与えることができる
他の種目の弱点を補強できるということなんだけど、
どう?
みんなナニか思いつくことってあるかしら?」
すると佐藤さんが
「思いつくも何も、やったことがないので分かりません。
だって、パーティで1曲もかからないでしょう!?
習っても、あまり使い道がない種目です、
僕にとっては」
パソドブレという種目に気乗りがしないようだ。
ハナコさんの声も、
「ワタシ、競技で踊ったことあるんですけど、
もう、カチンカチンに固まってしまって。
でも、カッコイイラインを見せるには、
ソレも必要な感じだったんで・・・」
あまり良い印象がないようだ。
ジュンコ先生は聞きながら、
「パソドブレはまだまだ
誤解を招く部分の多い種目のようね。
そのアタリが解決していくにつれて
補完効果の意味がわかってくるはずだわ」
坂田さんも、
「1回だけ、
サークルのミニデモ用に習ったことがあるんですけど、
僕もすごく力みました。
それに、サマにならない。
パソらしさがちっともなくて、自信喪失しました(笑)
だから、補完効果ではなく、
そのサカサマな部分しか知らないようなのです。
今回、グループレッスンで学べるので、
楽しみにしています。
新しいパソを感じるんじゃないかと思って・・・」
と、
真理の手が上がった。
「ワタシも、すごく興味があります!
やりたいとずっと思っていました」
そして、
「ナニに役立つかは、あくまで予想ですが・・・
パソをやることで、
自分のダンスに対する気持ちが、
変わるような予感がするんです。
見ているのとやっているのとのギャップが、
とてもあるように思えますから。
パソって闘牛がモチーフで、
“戦いのダンス”って聞くんですけど、
ワタシにはソウは見えないし・・・」
トシ子さんがソッと聞く。
「真理さんにはどんなダンスに見えますの?」
胸を張って真理が答えた。
「壮大な愛のドラマです!」
続く第1076話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.210 ~不安・不安~
“魔法使い”H氏のレッスンを間近に控え、
ワタシは人知れず不安に陥っていました。
思いはこうです。
「ワタシにも魔法はかかるのだろうか?」
カラダの性能が悪すぎて、かからないのではないだろうか?
という意味です。
また、
「魔法がこのカラダで理解できるだろうか?」
そんな風にも思ったのです。
H氏のことを絶賛する人たちは、
師匠をはじめ、自らもダンスが上手く、しかもベテランさんばかり。
魔法がかかりやすい条件は整っている訳です。
そして
魔法とはいうものの、実は、ソレについての理解もあるのでしょう。
だからこそ、H氏の素晴らしさがわかるのです。
でも、ワタシは・・・
あぁ、魔法が効かず、何も感じなかったらどうしよう。
ものすごく凹むだろうな。
ふと“その人”の様子を伺います。
独り言のようにつぶやいています。
「どんなレッスンやろ、楽しみやな」
やはり、ワタシとは違うようです。
H氏のスタジオは、
ロンドン郊外の、とある上品な田舎町にありました。
早めに到着したワタシたちは、
いつものようにマクドナルドで食事をとることにしました。
最近はどこに行っても、お昼はマクドナルド。
それにワタシは、メロンソーダ。
“その人”は、コーラを頼んでいました。
セットにすることもあります。
でもその日は、レッスンの不安から、
セットのポテトを注文する気にはなれませんでした。
毎ランチ・マクドナルドの理由は、
「味に失敗がないから」
「注文の仕方に慣れたから」
カラダに良いかどうかというような話は考えないようにしていました。
さて、スタジオ入りの時間です。
珍しいことに自分たち専用のスタジオのよう。
扉を開けます。」
あっ、
いきなり、驚きの光景が・・・
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |