fc2ブログ
初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次  

読者限定ワークショップ




前号の続き。

赤ちゃんが初めて立つときって、
外股(そとまた)なんだ。
しかも腰を割っている・・・
いわば、

お相撲さんの四股(しこ)状態なんだな。

「そういえば、
抱っこするときも、四股踏む、
股を開いた形になるようにって言われたわ。
“M字の脚”ね。
それが、赤ちゃんの股関節にとって最も良い状態だからって」
なんて、声も聞こえてきそうだね。

さて、歩き始めの赤ちゃんの多くも、
外股(そとまた)四股スタイルだ。
その理由としては、
「赤ちゃんの太ももは外側へ回転しやすく、
内側に回転しにくくなっているのです。
6ヵ月未満の乳児では、
外側へ50~60度の回転ができますが、
内側へは平均30度位しか回転できません。
それが、2歳頃になると、外側への回転は45度位、
内側へも同じく45度位まで回転できるようになります」

らしいけど、
ここで言いたいのは、
どうも、

四股(しこ)スタイルって、

人間の姿勢の基本にアル
もののようだってこと。

もっと言えば、

四股(しこ)スタイルって、

本能的なもの
なんじゃないかってこと。

重力がまっすぐ降り注ぐ中、
まだまだ未熟なカラダと、
重い頭を支えなきゃなんない過酷な状況下においては、
“四股スタイル”が適しているということを、
すでに赤ちゃんは知っている・・・
ナァンテ考えたら、すごいって思わない!?

思えば赤ちゃんの成長過程プロセスにおいて仕組まれている

自然発生的エクササイズ
(第1055話参照)

は、ひとえに、

重力の世界に

カラダを適応させていくため


であり、
それはそのまんま
コア(第303304305話参照)の強化
インナーマッスルの活性化
地面反力(第1044話参照)の利用感覚会得
などの、
普遍的エクササイズになっていると思うのよね。

ということで、今回はその
自然発生的エクササイズの観点から

四股(しこ)立ちを見直そうってワケなんだ。

どうか、この地球上で、
初めて立ち上がった、記念すべき
“アノ日”のことを思い出しながらやってみて欲しい・・・

その後には、お待たせの

「ダンサー的四股踏みのススメ」

へと続いていくよ。

さて、正しい四股立ちのためには
腰が割れていることが必須だ。

いわゆる「腰割り」

股関節を開く、四股の基本姿勢だ。

腰割りエクササイズの詳しい説明は次号に譲るとして、
平たく説明すれば、

「両足を大きく開き、

ゆっくりと、腰を沈めていく」


コレだけだ。
単純そうで、有意義にやろうとすれば、
かなり難しいものでもある。
注意して欲しいのは、
腰割りはただ「腰を低く沈めるもの」ではないってことだ。
目指すのは、そのカタチではない。
効果のほう。
股関節を開き、
股関節周辺のインナーマッスルを
使えるようにするための訓練
なんだ。

となれば、
腰の高さは問題ではない。
つまり、腰が高くても、
良い「腰割り状態」の場合もあれば、
いくら腰が沈められていても、
良くない場合もあるってこと。

では、前触れはこのくらいにして、
次回、いよいよ

「ダンサー的腰割りエクササイズ」

に向います!


      続く第1057話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン⑰
  
~“出陣”前・・・~

ワークショップは1時ぴったりスタートだ。

12時50分くらいに、

「参加者、全員集合しました」

と、ミキヒコ報告が入り、
ワタシはソレをキッカケに始動。
ミキヒコ視点による
「本日のメンバーの様子・今の状態」
を受けながら、
服装・靴・メーク・髪型などの最終チェック
ならびに、
意識の統一を開始するんだ。

ミキヒコさんと入れ替わりに、ヒデ君がやってくる。
ここで今度は、ヒデ君視点による
「本日のメンバーの様子・今の状態」
を受けることになる。

「エライ、みんな緊張してはるよ」
とか、
「今日は、和やかな感じヤで」
とか言う、言葉そのものより、
ミキヒコ&ヒデ、両君から受ける気配の方を敏感に感じとり、
緊張度が増していく瞬間でもある。

ドキッとするのは、二人ともがイミシンに、“笑う”ときだ。
そして、こんな言葉
「スゴイ、メンバーになったわ。
今日も、楽しみやナァ」

手のひらに汗がドッ。

ワタシは二人に尋ねる。
「大丈夫かナァ?」

つぎの言葉が決っているにもかかわらず、だ。
「大丈夫や」

そして、こう添えてくれるときもある。
「良いワークショップにしよう。今日もがんばろう!」
二人に、ココロから、
ありがとう、よろしくね
と思いつつ、気持ちを引き締め直すんだ。

ところが、たまに、
ミキヒコ報告がなかなかやってこないときがある。
誰かの到着が遅れたときだ。
ただ、コレはさほど問題ではない。
無事到着を祈りつつ、コトを進めて行ける。
“事件”はたいていミキヒコ報告が早すぎるときだ。

その日がそうだった。
そして、

「あらぁ!?」

な、言葉を聞かされたんだ。



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)