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前回に続き、
ビギナーダンサー、霧島エレナちゃんと、
ナゾの剣の達人、ゴロウ君との対談だよ。


エレナ
「剣の達人の打ち込み”※“って、
目にも留まらぬ速さって聞いてます。
※相手に打ってかかること
フツーの人にはかわすことができないくらいに・・・。
ゴロウさんの打ち込みもきっとスゴイんでしょうねぇ。
ナニか秘訣ってあるんですか?
ソレもヤッパリ

物理エネルギーの利用でしょうか?
(第1049話参照)


ゴロウ
「あぁ、そうさ。
人間が前方に進む時の
“スタート”には二つの方法があるんだ。
一つは自分自身の筋力を使って
カラダを前方に運ぶようにスタートする方法。
自分の体重を脚で支えながら
『ヨッコラショ』とスタート。
マァ、コレは一般的なスタートだね。
そしてもう一つは
物理エネルギーを利用したスタートさ。
いわゆる“床を蹴らないスタートの仕方”で、
世界トップスプリンターのスタートや、
剣道の達人の打ち込みも同じさ」


エレナ
「床を蹴らないスタートですか・・・
で、ちなみにゴロウさんは、
どんな物理エネルギーを利用するんですか? 」


ゴロウ
「動き始めには、全身の力を抜いて
体重を重力の落下作用に乗せてスタート
するようにしているよ。

構えの段階では、

筋肉に力が入っている
んでね、

力を抜いてスタートを切ることが
理にかなっているんだ」


エレナ
「あ、今、聞き捨てらないことを言われましたよね。
『構えの段階では筋肉に力が入っている』・・・と。
ソレを

リリースすることが最も大事

ってことを言われたんですよね、きっと」


ゴロウ
「リリースっていい言葉だね。
解き放つ・・・ソノ通りだよ」


エレナ
「実は、ダンスをするときって、
身構えちゃうものなんです。
って言うか、
ダンスには“ホールド”といって、
相手と組む作業がありますから、
ある程度の構えってどうしても必要なんです。
要は、そのホールドという構えのままで、
ドコまでスムーズにボディ・スピードを生み、
スタートできるか、
それが難解だったんですけど、
今のお話を聞いていると、力を抜いたスタート・・・
もっと勉強しないといけないなって思いました。
でも、リラックスって難しいですよねぇ。
ソノ辺りに関してナニかアドバイスないですか?

剣の達人流

リラックス対策
みたいなもの・・・」


ゴロウ
「アァ、あるよ。
知りたい?(笑)」


エレナ
「もちろんです!」


ゴロウ
物理エネルギーの利用の訓練
リラックスできるカラダは
日頃作っておく。
そして、
本番は、
アレしようコレしようと思わないことだ。

そう、無心になる

そして、

カラダが勝手に反応するに任せる

どうしようという作為的な気持ちがないから、
自分がどういう動きをするのか、
実は自分にもわからない。
自分がわからないから、
相手にわかるわけがない(笑)
それが、リラックスの境地だ」


エレナ
「わあぉ!深すぎて着いていけません。
できたら、

物理エネルギーの利用の訓練法や、

リラックスできるカラダの作り方辺りを、

教えてもらったほうがいいカモ・・・」


ゴロウ
「いいよ、教えてあげよう。
キーになるのは、

筋肉ではなく、“関節”さ」


      続く第1051話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.205 ~ラテン・チャンプ登場 ~

ラテンのメインコーチャーのレッスンが始まりました。
彼・彼女は、誰もがよく知る世界のチャンプ。
ラテン界のカリスマ的存在です。

仮に
彼の名前をN氏、
彼女の名前をF嬢としておきましょう。
N氏、F嬢のレッスン受講は初めてではありません。
大阪のスタジオで、すでに体験済みでした。
「会えただけでも感激!」だったことを覚えています。

プロになった当初からワタシはF嬢に憧れていました。
F嬢のように強く、
しなやかなパートナーになりたいとずっと思っていたのです。
初めてF嬢のレッスンを受けたとき、
比較的華奢なカラダから、
ドクドクと生まれ出るパワーにビックリしたものです。
彼女の強さ、しなやかさの源を知った思いでした。
でも、当時は、そのパワー自体がドコからやって来ているのかは、
全くわかりませんでした。

レッスン中、
F嬢はボディワークを伝えるために、
何度も、そのカラダを触れさせてくれました。
そのたびに、ワタシの手のひらは、驚くべき体験をするのです。
F嬢のカラダは、あらゆる部位が波打ち、
別の “生き物”のようにうごめいていました・・・

さぁ、ロンドンでの再会。
地元でのN氏、F嬢のレッスンは、どんなものなのでしょう?
練習会参加のショックから立ち直ることができるかも、
そんな淡い期待も寄せていました。

レッスン場に到着すると、
何組かのコーチャーが、同じ場所でレッスンをしていました。
どのコーチャーも世界のトップレベル。
自分のスタジオを持つのではなく、
なんと何組かが集まって“共同”で借りているようなのです。
このあたりも、日本のプロとの違いを感じてしまいます。

ワタシはN氏、F嬢の姿を捜します。

あ、いました、
ニコヤカな表情でF嬢が近付き、レッスンが始まりました。

ところが・・・



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