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第825話にこんなくだりがある。

「重力との協調・調和できる身体になり、
重力エネルギーにしたがって、
バランスを崩すことが、恐れずに体現できるための
お勉強&練習に努めましょ!」

「なぜってね、
すべてのダンス・パフォーマンスは
重力によって倒れようとする力に対する、
復元力(もとの状態に戻すように働く力)
によって行われているんだもん」

サラリ書いてあるけど、ものすごく意味深い内容だ。
ワタシ自身にとっても、
たぶん一生かけての
“お勉強&練習”になると思っているよ。

さて、

地面反力を上手く利用するってことも結局は、
(第1044話参照)

重力によって倒れようとする力に対する、復元力
を活かすことにほかならない。

言うなれば、ダンスは右から左、
左から右への体重移動の連続だ。
ソノ体重移動の連続をいかにスムーズに行うかで、
ボディ・スピードは変わってくる。
言うまでもなく、
体重移動の連続が滞りなくスムーズにいくと、
ボディにスピードが乗ってくる。

その体重移動、
最終的には2本の足でヤルモノではあるけれど、
「足腰の力で踏みしめて、シッカリ力を入れて・・・」
ヤルモノではないってことを明確にしておこう。

なぜなら、
「足腰の力で踏みしめて、シッカリ力を入れて・・・」
とやってしまうと、動きは軽快でなくなるからだ。
もち、ボディ・スピードも得られず、
メッチャ重く、効率も悪くなる。
なぜなら、
(話は元に戻って)

重力を味方につけていないからだ。

んじゃ、重力を味方につけた
「重力によって倒れようとする力に対する、
復元力を活かすダンス・パフォーマンス」
とはどういうものなのか?

例えば前進の時

脚の回転や蹴り(けり)で進むのではなく、
あくまでも自分の
“位置エネルギー”を自然に利用し、下に落とし、
(第826話参照)
跳ね返ってくる“地面反力”を効率よく受け取って
前に進んでいく・・・って感じかな。
ソレは、

瞬間的にフワッと

床から浮き上がる感覚が伴っている


言い換えれば、

弾み(はずみ)の感覚だ。

コレを聞くと、
「そういえば、上手な人のダンスって・・・」
と言う声があがりそう。
次に続く言葉は、
床から浮いている感じがあるモノね
カラダ全体がバネみたいに弾んでいるものね

問題は、
「どんな練習をすれば、
重力によって倒れようとする力に対する復元力を
活かすことができるようになるだろう?
また、そういうことができるようになる
カラダのなれるのだろう?」

ってことだろうね。

で、今回はまず、
以下のような観点からみてみようと思っている。

「重力によって倒れようとするフィーリングを、
実際に何度も体験し、倒れるときの怖さを取り除き、
筋肉にかかっている防衛を出来るだけ解除していく。
そして、復元力を強化する」


言い換えれば、

バランスを崩すことを恐れない

カラダ作り
ってことかな。

次回へ・・・


      続く第1046話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.200 ~意味のない練習 ~

どんなに良いレッスンを受けたところで、
練習をしないと決して上手くはならないでしょう。
そして、練習は、
楽しく、お互いにとって有意義なものでないと、続かないでしょう。

ソウは分かっているものの、
練習と言う行為について
話し合い、意見を出し合い、工夫し、
二人にとって、本当に意味のある“時間”に成長させていく・・・
当時のワタシたちには、
そういう努力が、非常に欠けていたように思います。

その日の「103」での練習も、突然“お開き”になりました。
まだ、始まって1時間ほどしかたっていません。
でも、
「こんな練習だったら、やらないほうがマシ」
お互いにそう思ってしまったのだと思います。

調子が悪くなってくると“その人”の、“タバコ休憩”の時間が増えます。
煙をくゆらせながら、じーっとナニかを考えています。
そして、おもむろに立ち上がり、
何かを確かめるように、シャドーを何度か繰り返す・・・

そこで、
「ちょっと(来て)」
と、ワタシを呼ぶこともあります。
「分かったことがあるから、試させて欲しい」
と言うことでしょう。
上手く行くと、“練習再開”となる場合もあります。

しかし今日は、そうなりませんでした。

先日のR氏のレッスンでの
あの一瞬の輝きはいったいナニだったか?
そりゃぁ、すぐにいつでもできるようになるほど、
甘いものではないでしょう。
だからと言って、練習しなければ、“元の木阿弥(もとのもくあみ)”
コレでは、レッスンを受ける意味もなくなってしまうではありませんか。

虚しくなってきました。

ここは、ロンドン、
それなのに、こんなじゃぁ、日本にいるときと変わらない・・・

と、“その人”はこう言いました。
「今夜、練習会に参加してみよう」

ソレを“突破口”にしようとでも言うのでしょうか?



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