fc2ブログ
初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

テーマ別インデックス  Real Junko Voice目次  

読者限定ワークショップ


第4回 社交ダンスが上手くなるということ

読者限定 ワークショップのご案内はこちらへ





おっとぉ、残すところ今年もあとわずか。
明日は、大晦日だモンネェ。

さて、モクモク・ダラダラと続いてきました、
イタリアン・ホールド・シリーズ
来年に持ち越さないほうがいいカモねってことで、
いったんお開きと相成りました。
みなさん、長らくのご愛顧、ありがとうございました!

え、新シリーズのテーマはナニかって?
ソレは元旦の日のアップをお楽しみにってことで、
今日と明日の2日間で、

イタリアン・ホールド・シリーズのまとめ

をやっちゃおうと思うのです。
では、ジュンコ先生の授業で、どーぞ。


「あのぉ~、
スゴーイ質問していいですかぁ?」

カナちゃんが、
いつもになく真剣な表情で手を上げている。


ジュンコ先生が「どうぞ」と促すと、


「先生は、

男性とホールドするとき、

一番何を大切にしている
んですか?」


と、言う。

続いて、
「ホールドするとき大事なモノって、
色々あるだろうし、
結局は、相手によっても、
変わっちゃうとは思うんですけど・・・
でも、
『最もコレを大事にしている』
ってことを一つだけ選ぶとするなら、
何かナァと思って」



微笑みながら聞いていたジュンコ先生、
「そうねぇ・・・
さぁ、みんな、何だと思う?」
と、逆に尋ねてきたのだ。


トシ子さんが声を上げた。

「相手の方との同調・・・ですか?」
(第942話参照)


ジュンコ先生は言う。
「うーん、とてもイイ線ね。
今から言う“ソレ”(一番大事にしていること)って、
同調の先にあるモノね。
つまり、
同調することでソレができるようになるとも言える。
また、逆さまに
ソレをすることで、同調しにくい、
または、できない相手とでもなんとか組んで踊れるわ」


「同調できない相手とでも、
組んで踊れるようになる?
ソレは、イイ。
何だろう?

やっぱり、音楽ですか?」


田島さんだ。


「惜しい!」
とジュンコ先生。


「え~、音楽より大事なモノですか?
じゃぁ、

床からのエネルギーでしょうか?」


紀子さんが声を上げる。


ジュンコ先生は言う。
「惜しいわ!
音楽も床からのエネルギーも、
ソレに含まれちゃうわね」


含まれる?
教室に???な空気が流れた。
みんな、考えているようだ。


「分かりました」
和夫の手が上がった。


“揺れ”じゃないですか?」


「正解ね」
ジュンコ先生がポンと手を打った。

そして、
「和夫さん、なぜ、揺れだと思った?」


和夫は答える。
「音楽も床からの反作用エネルギーも、

揺れからできているからです」



ジュンコ先生はニッコリしながら言った。
「ソノ通りなの。
和夫さん、大正解」


そしてみんなの方に向き直り、
「カラダの中に、
音楽や床からの反作用エネルギーによる揺れが起こる・・・
ソレを相手と同調できたとき、
最も気持ちよく踊れる
わね」


するとカナちゃんが
「フーン、揺れかぁ。
ソレってスウィングですよね」



ジュンコ先生は言う。
「そう、色んな

カタチの波形ね。

いい機会だからもっと詳しく話すわね」


      続く第1073話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン21
  
~踊ることが楽しくなってきました・・・~

今年もいよいよ残すところ後2日。
ラストはスペシャル・バージョンで締めくくりたいと思う。

タイトルの

「踊ることが楽しくなってきました・・・」

は、今年の秋から冬にかけて、
ワタシが頻繁(ひんぱん)に耳にするようになった言葉だ。
この上なくうれしそうな表情で、
ときに涙ぐみながら、
「最近、踊ることが楽しくなってきたんです」
と、先生であるワタシに報告してくれるのだが、
さて、その声の主は“誰”なのか?

答えは、女性の生徒さんの面々。
古くからお付き合いしてくださっている方も、そのメンバーに入っている。

その声を聞く、ワタシの心中は複雑だ。
「踊ることが楽しくなってきたって!?
しかも、最近?
ずっーと以前から楽しそうにしていたじゃない!?」
アレは、いったいナニ?」

いやいや、本当はよーく分かっているのだけれどもね。
彼女たち、実は、
「(楽しそうに)踊ってはいたが、
ココロもカラダもそれほど楽しんではいなかった」
ということを。

しかも、ただ単に
「つまらない」のではなく
むしろ、
「辛かった、悲しかった、苦痛だった」
ことの方が多かったという事実を。
「私、もっと踊れるはずなのに・・・
踊りたいのに・・・」

歯がゆい思いの時だってあったに違いない

彼女たちの言葉を正しく言い換えたなら、こうなるだろう。
「最近、ようやく、自らのカラダで踊ることに目覚めてきました。
今までは、
『男性に付いていこう』
または、
『ただ、がんばるだけ』
もっとひどいことには、
『全くの無意識』だったんですね。
自分のことについては、
なーんにも、考えない、感じないように踊っていました。
そのことに、気がついていませんでした」

そして、
「踊ることが楽しくなってきました」
と結びつくのだ。

喜びの表情は、解放感にあふれている。

この

「女性のダンス的・解放」による、

うれしくもたくましい“報告”は、2、3人程度からだけではない。
興味深いことに、
連鎖反応?
伝染?
といった、
目に見えないつながりがあるかのように、
ジワジワッと拡大していっているのだ。

さて、気になる男性陣の反応なのだが・・・



いつも 応援クリック ありがとうございます。
      ↓ ↓ ↓
   
人気blogランキングへ
とても励みになっています。(ジュンコ)