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求心力から生まれる

エネルギーによって作られる

カラダの中にある “アライメント”


のお話だ。

まずはソレ(カラダの中のアライメント)って、
こういうものよ、というご紹介。
おおざっぱなだけど、挙げてみよう。
1. ボディのみぞおち辺りを引き込むことが基本
2. 求心力が、外に向う力、遠心力を生もうとする
感覚をつねに持っている
3. 最終的には全方向性を持つものであるが、
基本方向は左右・前後・上下
 

お次は、

カラダの中のアライメントを作るための

エクササイズ
だ。

習得するべき

基本アクションは10種類

① 左右
② 前後 
③ 逆前後 
④ 上下 
⑤ 左右ターン  
⑥ 手ずり前後    
⑦ 手ずり上下 
⑧ 手ずりねじり
⑨ 回転      
⑩ 8の字

ウーン、コレだけ見ても何のことやら????
だろうけど、
やってみるとハハーンなるほどねってモンばかり。
カラダにこれら、アライメント・アクションを起こすこと
コレ、すなわち、
ダンスの基本アクションに結びつくわけ。
例えば、
⑥の“手ずり前後”はCBMに、
⑦の“てずり上下”はスウェイにetc.
また、足裏と連動し、
立ったままで重心移動を感じ取る練習にもなる。
ただし、
実際のダンスの際は、例えば①の左右のみ・・・
てな感じで単独で使用されることは、まずない。
複数を同時に使って、ダンス的運動を導き出すことになる。

では、一緒にやってみよう。
題して、

インナー・アライメント・エクササイズ

まず、①~④まで
基本中の基本方向ともいえるモンだ。

1. リラックス・前傾姿勢で立つ
(リラックス・前傾姿勢についての
詳しい説明は第1021話参照)


2. みぞおち辺りをクーッと引き込みながら、
両手を合わせる。
合掌のポーズだ。
以上1・2がこのエクササイズをするにおいての基本姿勢だ。

3. 左右
2のままで、左右に揺れる。
ポイントは
“徹底!カラダの中を感じ、
カラダの中から運動を生むこと”
そして、カラダの中の左右への揺れが、
左右へ体重移動を生む感覚を味わい、
足裏との連動を感じてみて。
“ほんの小さな揺れ”から
どちらか一方の足が床から持ち上がるくらいの
“大きな揺れ”まで、作ってみよう。

4. 前後
前後に揺れる。
ポイントは①左右の時と同様だ。
カラダの中から前に、そして後ろに、
リード(導く)感覚で動きを誘発すること。
ここでも、
足裏のトウからボールを行ったり来たりする、
“ほんの小さな揺れ”から
トウからヒールまでを感じ、足裏が床から離れそう!
ってなくらいの“大きな揺れ”までを作ってみよう

5. 逆前後 
みぞおちに合わせた手と
カラダが逆方向に動くから“逆前後”
①②はともに、
手の位置をみぞおち前から動かさずにやるものだが、
この③は手を動かすんだ。
動かし方は以下の通り。
手を前に出したときに
(カラダから離していく)カラダは後ろへ
離れた手を戻すとき
(カラダにくっつけにクル)カラダが前に
上記②前後より、
前後の揺れが大きくなるだろう。
ただし、背中は丸めないこと。

6. 上下
コレも若干、手を動かす。
手が下に向うとき、カラダに中が上へ
手が上に向かうとき、カラダに中が下へ
呼吸運動を利用したくなってくるだろう。 
そうなれば、モチ、利用してよし。
“ほんの小さな上下運動”から
かかとは上がらない(ノーフット・ライズだね)
“中くらいの上下運動”
かかとの上がる
“大きな上下運動”まで作ってみよう。


続きは次回、ターンから・・・


      続く第1037話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.191 ~劇場の跡がレッスン場!? ~

「ここがレッスン場なの?」

大きな“箱”のような建物です。
中には、たくさんの廊下や階段があり、迷路のようになっています。
ようやく、たどりつきました。
ガランとした会場です。
小学校の体育館ぐらいの広さでしょうか。
全体的に、寒々とした、不思議な雰囲気です。

出窓がいくつかあり、重厚な感じのカーテンが下がっています。
ただ、人が触れた形跡はあまりなさそうです。
非常に傷んだ様子です。
高い天井からは、クモの巣と、
レトロなシャンデリアが一緒にぶら下がっています。
白っぽい板張りの床は、
隅のほうのところどころに大きな穴が空いています。
最初からダンス専用のフロアーではなく、
ナニか別の用途で使われていた“ダダッ広い会場”
を片付けただけ・・・そんな感じです。

「古い劇場の跡みたいやな」
“その人”がポソッと言いました。
そして、
「ここは、借りているだけみたいや」
なぜ?
「来週のレッスンは違う場所になっている。
その次もまた別の場所・・・」

レッスン場・ジプシー!?

「世界チャンピオンダンサーなのに・・・」
驚きました。
日本の先生方の多くは自分の“城”をもっています。
そして、ソレはかなり立派なものでもあります。

「コッチ(外国)のプロの世界は厳しいで」
とはよく師匠から聞かされていました。
アマチュアの世界チャンピオンくらいにならないと、
ターン・プロしても意味がない、
そしてプロになっても、かなりの上位クラスにならないと、
自分たちのフロアーさえも持てない。
だから、
コッチでプロと呼ばれる人は、“本当に”プロなんだ・・・

あ、R氏がフロアーにやって来ました。
S夫人も一緒です。

近寄ってきます。

と、
ソノ姿をマジかで見て、また、驚きです・・・



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