2009.11.16 (第1028話)アルデンテを目指せ!!イタリアン・ホールドLⅩⅩⅨ 慣性・求心・遠心力
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
前回の続き。
“求心力”だよ。
例えば、
ヒモの先に何かオモリをつけて振り回しましょ。
で、突然、ヒモが切れると、
アイヤァ~、
オモリはエライ勢いで飛んで行っちゃったよぉ。
しかも、
回転の接線方向に直線に飛んでいき・・・
つまり、オモリを引っ張っていた力=
求心力=向心力がなくなり、
直線運動を続けようとする
慣性力だけになって、飛んでいった。
この慣性力を“遠心力”という。
コレを聞いて、フンフン、なんとなく分かるってなら、
ダンサー的慣性・求心・遠心力の知識は、
まぁそれでOKだ。
さて、ココからは、ダンスに、
慣性力・求心力・遠心力をどのように取り入れるのか?
というお話に移ろう。
まず、最初に結論めいたことを言っておこう。
簡単に言えば、
まず
① 慣性の力は、
ダンスを踊っている間中、
取り入れるべき
“重力”同様、
ソノ自然なる力をとりいれるべきを学び、
反発しないことを知る必要があるんだな。
次に、
② 求心力=中心に向かう力は
遠心力=外に向う力より優先し、
積極的に取り入れるべき
さて、では慣性から入ろう。
慣性の簡単定義を最初にもう一度掲げておくとね、
「止まっているものは止まり続け、
等速度で動いているものは
等速度で動き続けようとする性質」
“止まっているものは止まり続け”
って、ことは、
止まったところから始める
スタートが難しい!!
ということの再確認になるわけね。
であるから、上手くスタートを切らねばならない。
して、上手くスタートを切った後も、
“動き続けようとする性質”
があることを知って、ソノ
動きを無理に止めようとしない
ことが大事なんだ。
と、ココまで話してから、こんな質問をさし上げよう。
今お話しているダンスの場合において
「主語は“ナニ”なの?
つまり“ナニ”がいったい、
止まっているものは止まり続け
動き続けようとする性質を持っているのか?」
ということだ。
「ナニって、人体と言うかボディの動きでしょ?
ボディの動きのスタートが難しく、
ボディの動きを止めようとしないようにすることが
大事って話だと思っていたんだけど。
え、違うの?
ジャ、脚の動き?
これも違うの??」
ダンスの場合、
慣性の力が働くのが
カラダorボディor脚・・
のような、モノではなく、
ソコ(カラダ)に作用するエネルギーそのもの、
と、とったほうがいいだろうね。
言い換えれば、
「止まっているエネルギーは、
止まり続け、
等速度で動いているエネルギーは
等速度で動き続けようとする」
からこそ、
「エネルギーを上手くスタートさせ、
一度生まれたエネルギーを
無理に止めようとすることなく
スムーズに流していくのが大事!」
という話なんだ。
ココにダンスの奥義が隠されている・・・
この続きは次回。
続く第1029話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.183 ~日本のほうがエエゾ ~
夢を見ました。
妙にリアルな夢でした。
空港からフラットに向かう途中、ものすごい霧に見舞われたのです。
1メートル先も見えないくらいの危ない状況の中、
師匠は、かなりのスピードでクルマを走らせます。
怖いナァ
やめて欲しいナァ
というワタシの気持ちは運転席の師匠には届きません。
平然とした様子で、こんなことを言うのです。
「ロンドンでは、このくらいの霧、全然珍しくないんやで」
そして、
「コッチでは、カラッと晴れた日も少ない。
すぐに、日本が恋しくなるぞ」
ワタシは、瞬間、
「イヤだな」と思いました。
これからのロンドンでの生活、楽しみにしているのに
着いてソウソウ「日本が恋しくなるぞ」だなんて。
と、突然、霧はサッと晴れ、
目の前に“赤い2階建てバス”が現れました。
ワタシは、うれしくなりました。
他にも色々なモノが目に飛び込んできました。
荘厳な教会やとんでもなく広い公園、
ソコを行き交うオシャレなロンドンっ子・・
スゴイ、日本と全然違う、
ロンドン、悪くないヤン!
気分が高揚し始めます。
と、
子供のようにはしゃぐワタシに向って師匠が一言、
「今にすぐ飽きるわ」
そして、
「日本のほうが、エエゾ。
早く、帰りたい!って言い出すで」
すると“母”も。
「よう、見てみ(よく見てごらん)
ゴミも散らかってるし、キレイな街やないわ」
“父”が続きます。
「失業者が多い。
昼間から、酒、飲んでるモンがギョーサンおる」
「治安、悪いで。
おまえサン、観光気分でひらひらしていたら、
エライ目に合うで」
「ダンスの勉強には良いけれど、
暮らしていくのは日本のほうがダンゼン良い」
二人は、ソウ言いたいようです。
と、突如、
灰色の煙のようなものがどこかからともなく巻き起こり、
アッというまに、車を包んでしまいました。
また、霧か。
ワタシのココロは重くなっていき・・・
夢の中で、
こんな風に思っていました。
「あぁ、先が思いやられる」
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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例えば、
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オモリはエライ勢いで飛んで行っちゃったよぉ。
しかも、
回転の接線方向に直線に飛んでいき・・・
つまり、オモリを引っ張っていた力=
求心力=向心力がなくなり、
直線運動を続けようとする
慣性力だけになって、飛んでいった。
この慣性力を“遠心力”という。
コレを聞いて、フンフン、なんとなく分かるってなら、
ダンサー的慣性・求心・遠心力の知識は、
まぁそれでOKだ。
さて、ココからは、ダンスに、
慣性力・求心力・遠心力をどのように取り入れるのか?
というお話に移ろう。
まず、最初に結論めいたことを言っておこう。
簡単に言えば、
まず
① 慣性の力は、
ダンスを踊っている間中、
取り入れるべき
“重力”同様、
ソノ自然なる力をとりいれるべきを学び、
反発しないことを知る必要があるんだな。
次に、
② 求心力=中心に向かう力は
遠心力=外に向う力より優先し、
積極的に取り入れるべき
さて、では慣性から入ろう。
慣性の簡単定義を最初にもう一度掲げておくとね、
「止まっているものは止まり続け、
等速度で動いているものは
等速度で動き続けようとする性質」
“止まっているものは止まり続け”
って、ことは、
止まったところから始める
スタートが難しい!!
ということの再確認になるわけね。
であるから、上手くスタートを切らねばならない。
して、上手くスタートを切った後も、
“動き続けようとする性質”
があることを知って、ソノ
動きを無理に止めようとしない
ことが大事なんだ。
と、ココまで話してから、こんな質問をさし上げよう。
今お話しているダンスの場合において
「主語は“ナニ”なの?
つまり“ナニ”がいったい、
止まっているものは止まり続け
動き続けようとする性質を持っているのか?」
ということだ。
「ナニって、人体と言うかボディの動きでしょ?
ボディの動きのスタートが難しく、
ボディの動きを止めようとしないようにすることが
大事って話だと思っていたんだけど。
え、違うの?
ジャ、脚の動き?
これも違うの??」
ダンスの場合、
慣性の力が働くのが
カラダorボディor脚・・
のような、モノではなく、
ソコ(カラダ)に作用するエネルギーそのもの、
と、とったほうがいいだろうね。
言い換えれば、
「止まっているエネルギーは、
止まり続け、
等速度で動いているエネルギーは
等速度で動き続けようとする」
からこそ、
「エネルギーを上手くスタートさせ、
一度生まれたエネルギーを
無理に止めようとすることなく
スムーズに流していくのが大事!」
という話なんだ。
ココにダンスの奥義が隠されている・・・
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vol.183 ~日本のほうがエエゾ ~
夢を見ました。
妙にリアルな夢でした。
空港からフラットに向かう途中、ものすごい霧に見舞われたのです。
1メートル先も見えないくらいの危ない状況の中、
師匠は、かなりのスピードでクルマを走らせます。
怖いナァ
やめて欲しいナァ
というワタシの気持ちは運転席の師匠には届きません。
平然とした様子で、こんなことを言うのです。
「ロンドンでは、このくらいの霧、全然珍しくないんやで」
そして、
「コッチでは、カラッと晴れた日も少ない。
すぐに、日本が恋しくなるぞ」
ワタシは、瞬間、
「イヤだな」と思いました。
これからのロンドンでの生活、楽しみにしているのに
着いてソウソウ「日本が恋しくなるぞ」だなんて。
と、突然、霧はサッと晴れ、
目の前に“赤い2階建てバス”が現れました。
ワタシは、うれしくなりました。
他にも色々なモノが目に飛び込んできました。
荘厳な教会やとんでもなく広い公園、
ソコを行き交うオシャレなロンドンっ子・・
スゴイ、日本と全然違う、
ロンドン、悪くないヤン!
気分が高揚し始めます。
と、
子供のようにはしゃぐワタシに向って師匠が一言、
「今にすぐ飽きるわ」
そして、
「日本のほうが、エエゾ。
早く、帰りたい!って言い出すで」
すると“母”も。
「よう、見てみ(よく見てごらん)
ゴミも散らかってるし、キレイな街やないわ」
“父”が続きます。
「失業者が多い。
昼間から、酒、飲んでるモンがギョーサンおる」
「治安、悪いで。
おまえサン、観光気分でひらひらしていたら、
エライ目に合うで」
「ダンスの勉強には良いけれど、
暮らしていくのは日本のほうがダンゼン良い」
二人は、ソウ言いたいようです。
と、突如、
灰色の煙のようなものがどこかからともなく巻き起こり、
アッというまに、車を包んでしまいました。
また、霧か。
ワタシのココロは重くなっていき・・・
夢の中で、
こんな風に思っていました。
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