初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
ジュンコ先生の
ホールドのレッスンが続いている。
「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」
「今日はホールドするときにおける
トーンのリード&フォローテクニック
を実践してみましょう」
ジュンコ先生は続ける。
「トーンのリード&フォローは
ホールドするときが最も大事なのよ。
『今、目の前にいるこの人と、
踊るにふさわしいボディ・トーン』を
お互い選び出し、合わせていかなければならないからね。
では、二人組になって。
レクチャーに入る前に、まずは、自分たちで、
『どうしたらいいか』色々試してみましょうか」
みんなはカップルになってホールドをしてみている。
しばらくして・・・
「さぁ、どうだったかしら?
上手くトーンをリード&フォローできたかしら?」
するとカナちゃんが真っ先に手を上げた。
「上手く行きません!
なんだか、坂田さん、カチカチに感じるんです。
いつももっとソフトなのに」
坂田さんは赤い顔をしながら
「ボディ・トーンを作ろうとしたら、
カラダがリキンでしまうんですね。
オマケにリードしようとしたら・・・
相手と組む以前の問題ですね、これは・・・」
カナちゃんに申し訳なさそうな表情だ。
と、佐藤さんが声を上げた。
「僕も、その辺がよくわからないのですが
相手と合わせる以前に、
ある程度は自分なりのボディ・トーンって必要でしょ?
それがどのくらいのものなのか、
が、ピンと来ないのです。
コレだと、やりすぎですか?」
(シャドウでボディ・トーンを作ってみせながら)
佐藤さんは、
背スジを伸ばし、胸を上げ、肩を下ろし・・
ジュンコ先生は、佐藤さんに言った。
「OK、そのままで、
(一緒に組む練習をしていた)
ハナコさんの手を取ってみて」
言われるままに、これからホールドをするように、
ハナコさんの右手を左手でとる佐藤さん。
「相手のトーンを感じるかしら?」
佐藤さんが聞き返す。
「手から、ですか?
いや、ナニもまだ、特には感じません。
だって、ボディ・トーンなんだから、
ボディで組んだ時点で感じるものなんでしょ」
ジュンコ先生は微笑みながら言った。
「ソウかしら?」
と、紀子さんが声を上げた。
「ボディ・トーンをお互いのリード&フォローで
作っていくわけですよね?
それなら、手を取った時点から、
ソノ手を通して感じあって作っていかないと、
ボディで組んでからなんて、遅すぎますわ」
すると坂田さんがうれしそうに叫んだ。
「あ、分かりました!」
カナちゃんが、
「ナニがわかったんですか?」
坂田さん、カナちゃんの方を見ながら答える。
「手を持った時点で、
相手の様子が読める程度の
ボディ・トーン
でないとダメなんですよ!?
僕、カナちゃんのトーンが、
全く感じられないくらいリキンでいた。
と言うか、カナちゃんが感じられないから、
余計にリキンでいたんだ」
そして、ジュンコ先生のほうを向き、
「実は僕もわからなかったんです。
相手と組む前に、
ドレくらいの自主的ボディ・トーンを
作っておけばいいのかが。
ソノ目安が分かったんです。
『一緒に組む相手のことが
敏感に感じ取れる程度』ですね?」
すると佐藤さん
「一緒に組む相手のことが
敏感に感じ取れる程度のボディ・トーン?
僕はソッチのほうが余計に難しいなぁ。
トーンって、
カラダの張りとかストレッチも含みますよね?
多少は筋肉の緊張を伴うじゃないですか?
ソレなのに、力まず、
相手のことを敏感に捉えることなんてできるのかなぁ」
と、声を上げたのは、紀子さんだ。
「佐藤さんの目指されているボディ・トーンの感覚が、
もうすでにズレているのではないでしょうか?
ボディ・トーンって、
ピンとした見た目と違って、
その中身は柔らかく繊細なもの
いわゆるただの緊張感とは違うと思うのですが・・・」
さて・・・
続く第1021話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.175 ~カップルでプロにならないか?の新事実 ~
ソノ衝撃の事実が知らされたのは、あるイベント終了後・・・
師匠自宅マンションにおける、
“内輪だけの2次会”の席であったと覚えています。
「カップルでプロにならないか?」
と、師匠から声をかけてもらったホントウの理由が、
なんと、酒宴で“披露”されたのです。
当時、兄弟子カップルが初渡英を決定。
師匠も同行予定のため、
「このままではオープンしたばかりのスタジオが
“空き家”になってしまう」
コレは大変な事態です。
「誰か、責任を持って留守番をしてくれる人はいないか?」
探し始めた矢先、
こんな情報がもたらされます。
「関大のアノカップルは部内恋愛中で、
将来、結婚するらしい・・・」
情報入手先は、師匠にレッスンを受けに通っていた学連の京大生。
師匠はこう振り返ります。
「あぁ、それやったら、ちょうどエエかも知れんと思った。
スタッフとして雇うんやったら、夫婦がいいと決めていたから」
そして、ココからが問題です。
「あの男子はイイ。上玉や。プロで十分やっていける。
ただ、女子がなぁ・・・」
師匠はそう言い、
当時を思い出してか、ホントウに困った表情をするのです。
ソウだったのか、と、非常にショックでした。
でも、謎が解けたようなストンとした気持ちにもなりました。
つまり、
プロにスカウトしたかったのは、
“その人”だけで、ワタシではなかった。
ソレに 最初はただの“お留守番”として、雇われたんだ。
特に期待もなかったようで・・・
は、次の言葉から伺えました。
「ココまで活躍するとは思わんかったわなぁ。
ホンマ、誤算やった」
さて、入社後は、何度もお留守番をし、
そしてすぐに生徒サンの“引き受け先”にもなりました。
ソレは、想像以上に大変な体験でした。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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『今、目の前にいるこの人と、
踊るにふさわしいボディ・トーン』を
お互い選び出し、合わせていかなければならないからね。
では、二人組になって。
レクチャーに入る前に、まずは、自分たちで、
『どうしたらいいか』色々試してみましょうか」
みんなはカップルになってホールドをしてみている。
しばらくして・・・
「さぁ、どうだったかしら?
上手くトーンをリード&フォローできたかしら?」
するとカナちゃんが真っ先に手を上げた。
「上手く行きません!
なんだか、坂田さん、カチカチに感じるんです。
いつももっとソフトなのに」
坂田さんは赤い顔をしながら
「ボディ・トーンを作ろうとしたら、
カラダがリキンでしまうんですね。
オマケにリードしようとしたら・・・
相手と組む以前の問題ですね、これは・・・」
カナちゃんに申し訳なさそうな表情だ。
と、佐藤さんが声を上げた。
「僕も、その辺がよくわからないのですが
相手と合わせる以前に、
ある程度は自分なりのボディ・トーンって必要でしょ?
それがどのくらいのものなのか、
が、ピンと来ないのです。
コレだと、やりすぎですか?」
(シャドウでボディ・トーンを作ってみせながら)
佐藤さんは、
背スジを伸ばし、胸を上げ、肩を下ろし・・
ジュンコ先生は、佐藤さんに言った。
「OK、そのままで、
(一緒に組む練習をしていた)
ハナコさんの手を取ってみて」
言われるままに、これからホールドをするように、
ハナコさんの右手を左手でとる佐藤さん。
「相手のトーンを感じるかしら?」
佐藤さんが聞き返す。
「手から、ですか?
いや、ナニもまだ、特には感じません。
だって、ボディ・トーンなんだから、
ボディで組んだ時点で感じるものなんでしょ」
ジュンコ先生は微笑みながら言った。
「ソウかしら?」
と、紀子さんが声を上げた。
「ボディ・トーンをお互いのリード&フォローで
作っていくわけですよね?
それなら、手を取った時点から、
ソノ手を通して感じあって作っていかないと、
ボディで組んでからなんて、遅すぎますわ」
すると坂田さんがうれしそうに叫んだ。
「あ、分かりました!」
カナちゃんが、
「ナニがわかったんですか?」
坂田さん、カナちゃんの方を見ながら答える。
「手を持った時点で、
相手の様子が読める程度の
ボディ・トーン
でないとダメなんですよ!?
僕、カナちゃんのトーンが、
全く感じられないくらいリキンでいた。
と言うか、カナちゃんが感じられないから、
余計にリキンでいたんだ」
そして、ジュンコ先生のほうを向き、
「実は僕もわからなかったんです。
相手と組む前に、
ドレくらいの自主的ボディ・トーンを
作っておけばいいのかが。
ソノ目安が分かったんです。
『一緒に組む相手のことが
敏感に感じ取れる程度』ですね?」
すると佐藤さん
「一緒に組む相手のことが
敏感に感じ取れる程度のボディ・トーン?
僕はソッチのほうが余計に難しいなぁ。
トーンって、
カラダの張りとかストレッチも含みますよね?
多少は筋肉の緊張を伴うじゃないですか?
ソレなのに、力まず、
相手のことを敏感に捉えることなんてできるのかなぁ」
と、声を上げたのは、紀子さんだ。
「佐藤さんの目指されているボディ・トーンの感覚が、
もうすでにズレているのではないでしょうか?
ボディ・トーンって、
ピンとした見た目と違って、
その中身は柔らかく繊細なもの
いわゆるただの緊張感とは違うと思うのですが・・・」
さて・・・
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(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.175 ~カップルでプロにならないか?の新事実 ~
ソノ衝撃の事実が知らされたのは、あるイベント終了後・・・
師匠自宅マンションにおける、
“内輪だけの2次会”の席であったと覚えています。
「カップルでプロにならないか?」
と、師匠から声をかけてもらったホントウの理由が、
なんと、酒宴で“披露”されたのです。
当時、兄弟子カップルが初渡英を決定。
師匠も同行予定のため、
「このままではオープンしたばかりのスタジオが
“空き家”になってしまう」
コレは大変な事態です。
「誰か、責任を持って留守番をしてくれる人はいないか?」
探し始めた矢先、
こんな情報がもたらされます。
「関大のアノカップルは部内恋愛中で、
将来、結婚するらしい・・・」
情報入手先は、師匠にレッスンを受けに通っていた学連の京大生。
師匠はこう振り返ります。
「あぁ、それやったら、ちょうどエエかも知れんと思った。
スタッフとして雇うんやったら、夫婦がいいと決めていたから」
そして、ココからが問題です。
「あの男子はイイ。上玉や。プロで十分やっていける。
ただ、女子がなぁ・・・」
師匠はそう言い、
当時を思い出してか、ホントウに困った表情をするのです。
ソウだったのか、と、非常にショックでした。
でも、謎が解けたようなストンとした気持ちにもなりました。
つまり、
プロにスカウトしたかったのは、
“その人”だけで、ワタシではなかった。
ソレに 最初はただの“お留守番”として、雇われたんだ。
特に期待もなかったようで・・・
は、次の言葉から伺えました。
「ココまで活躍するとは思わんかったわなぁ。
ホンマ、誤算やった」
さて、入社後は、何度もお留守番をし、
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