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ワタクシ、

後退ウォークなるものを習ったのは学連時代。

慣れないヒール。
先輩とボディ・コンタクトを取りながらのブルース練習は、
大の苦手だった。
シャドウ・ウォークもよくやったよ。
ホールドのカッコウをキープしたまんまで、
ぐらつくカラダを懸命に支えながらガリガリ・・
床を削るような音をさせながら、
ヒールで蹴ってカラダを後退させていたモンね。
ヒール・カバーがすぐにすり減っちゃって、
しょっちゅう換えていたよなぁ。

さて、そんな時代も含め、
後退ウォークについては、
さまざまな人から色々アドバイスを受けてきた。

今から思えば、
アドバイス自体は間違っていなかったんだけど、
イメージ違い・誤解・・
が、いっぱいあって、
一生懸命練習する割にはちっとも上達せず・・・
であったと思うんだ。
なぜか?
最も大きな理由は、

足・脚・腰ばっかりのテクニックで、

カラダの内部に、

焦点を当てることがなかったから


次に、
聞いたアドバイスの部分だけを
「やろう、やらねば」とするあまり
カラダのつながりや、
精妙・細やかなカラダの変化を感じ取ることができず、
結果、
大味なテクニックにとどまっていたってこと、かな。
てな、苦い体験を下に、

「後退ウォークの時、

こういうアドバイスされたら、

こんな解釈はいかが??」


を、まとめてみたんで、参考までにどーぞ。

① 後退するときは、カラダを前に置いたまま、
足を先に引く
その際、後ろの人に足の裏が見えるように
② 後退するときは、ヒザを前に使う
③ 後退するときは、股関節を使う
④ 後退するときは、ヒール・リードする(かかとで送る)
⑤ 後退するときは、前進する人を吸い込むように下がる、
または、インバイトする

まず、以上①~⑤までは、
すべて、

カラダの内側で

後退動作をした際の結果のアクション


であるということを押さえておこう。
と言うことは、
カラダの内側での運動がないうちに、先に
足を引いたり
ヒザを使ったり
股関節を使ったり
ヒールリードしたり
吸い込もうとしたり
しても、上手くはいかないんだ。

カラダの内側を正しく使うと、
① みぞおちから引く操作になり、
いわゆる足はなかなか引けない状態になるはずなんだ。
なぜって、
サッと引いちゃうと、操作しにくいから。
言い換えれば、
カラダの中の操作をした分だけ、
足を引く動作になる
ようにつながっているため、
あわてて引く必要がないんだな。
また、カラダの内側を使うと、
これから後退しようという側の足の骨盤が高くなるため、
足を引く動作の前に、
(同じ側の足の)太ももが持ち上がる感じになる
ソノ時点から足裏が見え始める。
無理に “足裏が後ろの人に見せよう”と思わなくても、
気がつくとできている状態になるだろう。

② ヒザは使おうとしなくても、
股関節を使った直後に自然に曲がる。
だから、ヒザには焦点を当てないほうが良いくらいだ。
ヒザを無理に使おうとすれば、
不用意に曲げてしまうことになり、
重力方向にカラダが重くとどまっちゃう。
①の内容ができるようになることを目指すと良い。
気がつけば、しかるべきときにちゃんと、
「ヒザを前に送り出す」アクションをやっているはずだ。

③ 股関節もわざと使おうと思う必要なし。
使う時期は自然にやってくる。
カラダの中から後退が始まると、
骨盤の向きはいったん後傾になり、
それから前傾になる、という順番をたどるんだ。
この前傾になったときが、「股関節を使った」って感じの時。

④ 後退のときはまず“親指で床を押す”から始まる。
その後、カラダの内側の変化とともに、
フッとワークはトウからヒールへと移って、
結果ヒール・リードになる。

⑤ このエアーポケットについては説明済み。
(第1013話参照)
股関節の引きで作るのでも、
単なるお腹を引くだけでもない。

次回、いよいよ、
上記説明を具体的に示した

進化版・後退ウォークを解説だ。


      続く第1015話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.169 ~やってられないわ!! ~

レッスン着をどうしようかと
悩み始めているワタシの前で師匠は、
「手足が長ごうて(長くて)、
顔がちっちゃくて、オマケに美男美女ぞろい。
海外の選手を観ていると、
もう、自分がイヤになってくるで」
と、笑いもせずに言うのです。

続けて、
「若いアマチュアの子のダンスなんか観たら、
やってられんと思うわな」
そう言いながらタバコをくゆらせる師匠を見ながら、
ワタシは思います。

そのアマチュアっていくつくらいなんだろう。
目の前の師匠は・・・38歳
ワタシが・・・26歳
もっともっと若いんだろうな。

と、ソノ気持ちを読んだように、師匠は言います。
「アンソニーのスタジオで、
お人形さんみたいにキレイなカップルを観たんやけど、
トシはそう・・・
16歳と15歳、言うとったわ。
それで、もう、
『ダンスは10年やってます』言うてたからなぁ」

「シャーナイなぁ」という感じで師匠は頭を振っています。
そして、
「モノが違うわ」

ワタシは尋ねます。
「そんな・・・上手いんですか?」

師匠はタバコに火をつけながら、アッサリ。
「上手い」

「アマチュアのどのカップルが日本に来ても、
ちょっとがんばったら、
西部日本チャンピオンくらいは、すぐ取れるヤロ」

ハァ~、そうなんや。
そんなスゴインや。

話を聞いているだけで、
「やってられないわ!」の心境になってしまったワタシの
ロンドン行きのテンションはまたグンと下がってしまい・・・



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