初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
第3回 社交ダンスが上手くなるということ
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よろしくお願い申し上げます。work@e-lp.jp(管理人ヒデ)
第987話の会話シーンの続き
B子
「いつものホールドと全然違う。
今のほうがイイ!
コレだと、ワタシ、動けるような気がするし、
『動いて良いよ』
って言ってくれているような感じです」
A太郎、赤い顔をして、B子の様子を見ている。
B子
「いつも、
『もっと動け、自分で踊れ』って言うくせに、
主人のカラダは『動いちゃダメ』
って言ってるような気がしていたんです。
なぜか、主人のホールドに入ると、
足がすくんで動けなくなっていたんです」
A太郎
「じゃぁ、ナニ、他の人だったら動けて、
僕のホールドだと動けなくなるってことか?」
B子
「アナタとだけじゃないわ。
競技をやるまでは、
時々パーティに行っていたけど、同じだった。
すごく動きにくい。
シャドウのほうが、
まだ、動けるような気がするんです」
・・・しばし、沈黙
先生
「OK、じゃぁ、試してみましょうか・・・
今のように楽な組み方で、
(第987話参照)
ご主人は、B子さんの肩甲骨辺りを触れながら、
B子さんのダンスについていってみましょうか。
そう、フォローするの。
B子さんは、シャドウを踊る気分で、
カラダの中から思い切り踊ってみてね。
ステップは、そうね、
ワルツ、ベーシックでいきましょう」
二人は踊り始め・・・
しばらくずっとダンシング。
A太郎
「楽チンです~(笑)
どうして、いつもそんな風に踊ってくれないんだ?」
B子
「ワタシも楽しい!
こんなに動いたこと、ありません。
(A太郎の方を見ながら)
でも、コレって、勝手に踊ってるんじゃないの?
アナタ、イヤじゃないの?」
A太郎
「全然!軽いよ。
僕が“運ばなくて”いいから」
先生
「じゃぁ、今度は、
ご主人がいつものようなホールドにしてみて。
ソウソウ、ヒジを張って、
カタチをキープして。
で、奥さんはシャドウの気分で踊ってみて」
B子
「ワワワ、できない。
踊る気持ちもなえちゃう」
A太郎
「え~、そんなに違うものなの?
僕的にはこのホールドの方が安心なんだけど」
B子
「ワタシ的には、すごく不自由よ。
それに、怖い。
アナタ、背が高いから余計にソウ感じるの。
でも、さっきの柔らかいホールドと比べたから
ソウ思うのであって、
比べるものがないときは、
自由なのか不自由なのかもわからなかった・・・」
A太郎
(先生に向かって)
「僕がホールドのカタチを作ると、
どうしてココまで彼女は動けなくなるのでしょう?
自由を奪っているかのように、言われても、
正直、よくわからないのですが・・」
先生
「カタチを作っても、
ソノカタチが、女性の運動を妨げることなく、
反対に、運動を引き出せるものであれば、
問題ないわけよ。
思い出して・・・
肩甲骨は、骨盤と連動して動く
インナーマッスルで言うなら、
肩甲骨にくっついている“菱形筋”と
足を吊り上げている“大腰筋”は、
つながって動く・・・そうだったわね?」
A太郎
「ハイ、習いました。
知識としては知っています。
確か、カラダの中でクロスしているんですよね?
右腕は、左足と連動、
左腕は、右足と連動する」
先生
「そのとおり!
ということは、
男性がホールドするときに触れている、
女性の左肩甲骨は、
右足とつながって動く、そうね?」
A太郎
「じゃぁ、僕の右手が、
女性の右足の動きを誘発できるならイイのですね。
動きを止めることなく」
先生
「そういうこと!」
A太郎
「でも僕のフレームは止まっている、
動いていないから、女性の
肩甲骨の動きの自由を奪っている
ソレは同時に
足の動きの自由を奪ってしまっている
ことになっていた」
先生
「ソノ前に、
ご主人、自分の足の動きも止めていたのよ・・・」
A太郎
「あ、ホントですね(笑)
契約更新!!
これからは、
足と腕を一緒に使う練習をします。
どう使ったらいいかは、
家内の背中を触らせてもらいながら、勉強します!」
続く第989話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.155 ~女心と“夫婦でタンゴ” ~
ワルツの後、急に父が、
「オレは・・・“アレ”が好きなんだが、踊れるのか?」
などと言い出しました。
“アレ”とは何かを聞いてビックリです。
“タンゴ”
「踊れますよ。簡単です」
Y氏が母を誘導して、アメリカンタンゴを踊ってみせます。
母もずい分慣れてきたようで、結構スンナリついていくのです。
コレにはビックリ。
Y氏が母を褒めると、
「リードが上手やから」
少女のように可愛い笑顔です。
「そうか。ソレじゃぁ、お父さんも教えてもらおうかな」
と、父が立ち上がりかけたとき、
母が、
「ちょっと、先に始めていて」
と、自分の部屋に行ってしまったのです。
いったいどうしたのでしょうか。
その様子から見て、カラダの具合が悪くなったとも考えられず。
父はY氏からステップを習い、
「ほう、コレだけでいいの?」
上機嫌です。
「いつもな、カセットでタンゴの音楽を聴いて、
イイなぁと思っていたんだ」
そのカセットの音楽を聞いてみると、
あ、ダーク・アイズ。
名曲。
しかも、ちょうど良いテンポです。
「コレに合わせて、踊ってみようか」
父はうれしそうです。
曲に合わせて何とかステップが踏めるようになったそのとき、
母が現れました。
なんということでしょう!?
着替えて、キレイにお化粧まで施しているではありませんか。
花柄のブラウスに紺色のフレアースカート。
赤い口紅を差し、
髪もクルッと巻いています。
「せっかく、お父さんと“タンゴ”踊るンやからと思って、
着替えてきてん」
父は、
「なんだぁ、ソノカッコウは」
などとブツブツ言いながらも、
内心、とても喜んでいるようです。
そして二人は、タンゴを踊り始めたのです。
父の腕にしがみつきながら、一生懸命ステップする母。
そんな母を支えながら、一歩一歩確かめるように進んでいく父。
アァ、ホンマ、もうあかんわ・・・
そう、ワタシはさっきから、ずっとこらえていたのですが。
涙が・・・
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A太郎、赤い顔をして、B子の様子を見ている。
B子
「いつも、
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って言ってるような気がしていたんです。
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B子さんのダンスについていってみましょうか。
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B子さんは、シャドウを踊る気分で、
カラダの中から思い切り踊ってみてね。
ステップは、そうね、
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二人は踊り始め・・・
しばらくずっとダンシング。
A太郎
「楽チンです~(笑)
どうして、いつもそんな風に踊ってくれないんだ?」
B子
「ワタシも楽しい!
こんなに動いたこと、ありません。
(A太郎の方を見ながら)
でも、コレって、勝手に踊ってるんじゃないの?
アナタ、イヤじゃないの?」
A太郎
「全然!軽いよ。
僕が“運ばなくて”いいから」
先生
「じゃぁ、今度は、
ご主人がいつものようなホールドにしてみて。
ソウソウ、ヒジを張って、
カタチをキープして。
で、奥さんはシャドウの気分で踊ってみて」
B子
「ワワワ、できない。
踊る気持ちもなえちゃう」
A太郎
「え~、そんなに違うものなの?
僕的にはこのホールドの方が安心なんだけど」
B子
「ワタシ的には、すごく不自由よ。
それに、怖い。
アナタ、背が高いから余計にソウ感じるの。
でも、さっきの柔らかいホールドと比べたから
ソウ思うのであって、
比べるものがないときは、
自由なのか不自由なのかもわからなかった・・・」
A太郎
(先生に向かって)
「僕がホールドのカタチを作ると、
どうしてココまで彼女は動けなくなるのでしょう?
自由を奪っているかのように、言われても、
正直、よくわからないのですが・・」
先生
「カタチを作っても、
ソノカタチが、女性の運動を妨げることなく、
反対に、運動を引き出せるものであれば、
問題ないわけよ。
思い出して・・・
肩甲骨は、骨盤と連動して動く
インナーマッスルで言うなら、
肩甲骨にくっついている“菱形筋”と
足を吊り上げている“大腰筋”は、
つながって動く・・・そうだったわね?」
A太郎
「ハイ、習いました。
知識としては知っています。
確か、カラダの中でクロスしているんですよね?
右腕は、左足と連動、
左腕は、右足と連動する」
先生
「そのとおり!
ということは、
男性がホールドするときに触れている、
女性の左肩甲骨は、
右足とつながって動く、そうね?」
A太郎
「じゃぁ、僕の右手が、
女性の右足の動きを誘発できるならイイのですね。
動きを止めることなく」
先生
「そういうこと!」
A太郎
「でも僕のフレームは止まっている、
動いていないから、女性の
肩甲骨の動きの自由を奪っている
ソレは同時に
足の動きの自由を奪ってしまっている
ことになっていた」
先生
「ソノ前に、
ご主人、自分の足の動きも止めていたのよ・・・」
A太郎
「あ、ホントですね(笑)
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足と腕を一緒に使う練習をします。
どう使ったらいいかは、
家内の背中を触らせてもらいながら、勉強します!」
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vol.155 ~女心と“夫婦でタンゴ” ~
ワルツの後、急に父が、
「オレは・・・“アレ”が好きなんだが、踊れるのか?」
などと言い出しました。
“アレ”とは何かを聞いてビックリです。
“タンゴ”
「踊れますよ。簡単です」
Y氏が母を誘導して、アメリカンタンゴを踊ってみせます。
母もずい分慣れてきたようで、結構スンナリついていくのです。
コレにはビックリ。
Y氏が母を褒めると、
「リードが上手やから」
少女のように可愛い笑顔です。
「そうか。ソレじゃぁ、お父さんも教えてもらおうかな」
と、父が立ち上がりかけたとき、
母が、
「ちょっと、先に始めていて」
と、自分の部屋に行ってしまったのです。
いったいどうしたのでしょうか。
その様子から見て、カラダの具合が悪くなったとも考えられず。
父はY氏からステップを習い、
「ほう、コレだけでいいの?」
上機嫌です。
「いつもな、カセットでタンゴの音楽を聴いて、
イイなぁと思っていたんだ」
そのカセットの音楽を聞いてみると、
あ、ダーク・アイズ。
名曲。
しかも、ちょうど良いテンポです。
「コレに合わせて、踊ってみようか」
父はうれしそうです。
曲に合わせて何とかステップが踏めるようになったそのとき、
母が現れました。
なんということでしょう!?
着替えて、キレイにお化粧まで施しているではありませんか。
花柄のブラウスに紺色のフレアースカート。
赤い口紅を差し、
髪もクルッと巻いています。
「せっかく、お父さんと“タンゴ”踊るンやからと思って、
着替えてきてん」
父は、
「なんだぁ、ソノカッコウは」
などとブツブツ言いながらも、
内心、とても喜んでいるようです。
そして二人は、タンゴを踊り始めたのです。
父の腕にしがみつきながら、一生懸命ステップする母。
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