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読者限定ワークショップ


第3回 社交ダンスが上手くなるということ
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折り返し、申し込みフォーマットをお送りさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。work@e-lp.jp(管理人ヒデ)




第985話の会話シーンの続き


A太郎
「じゃぁ、コレのせいで、
(ホールドのカタチをとって見せている)
僕のダンスの成長が止まっていると?」


先生
「そうね。
A太郎さん、下半身はかなり上級生よ。
ステップもたくさん知っているし、
ヒザや足首の使い方、フットワークなど、
さまざまなテクニックも知っているわ。
でも、フレームや上半身に関しては・・・」


A太郎
「初心者、ですか(笑)
成長を遂げていない・・・」


先生
「ええ、おっしゃるとおり。
フレームや上半身のテクニックが
下半身に追いつくと


素晴らしいダンスができる

ようになるでしょうね」


B子
「主人のフレームが成長していないのは、
私のせいなんでしょ!?
ワタシが動かないから」


A太郎
(B子のほうを見ながら)
「ソウじゃない。
いや、少しはソノせいもあるかもしれないが(笑)
(先生のほうに向き直り)
家内と組む前から、
僕のフレームは成長していなかったと思うんです。
なぜかと言うと、
確かに、脚の使い方はすごく練習してきましたが、
腕の使いかたや、
上半身の動かし方なんて、
練習した経験がないからなんです。
と言うより、
『カタチをキープするために、動かしてはいけない』
と思っていたのです」


先生
「ソウでしょうね。
で、今は、どう思っているのかな?」


A太郎
「すごく無理なことをしていたんじゃぁないかな、と。
上半身の動きを止めて、下半身だけ動かすなんて。
そんなことをしていたから、

余計にホールドが崩れる

崩れちゃダメだと、
さらに動きを止めようとする・・・
悪循環していたんだと思うのです」


先生
「そうね。
気がついて良かったわね。
奥さんとのホールド契約更新の前に、
自分との関係も変化させましょうか」


A太郎
「そーいうことですね。
でも、具体的にはどうやったら良いのかなぁ。
フレームの力を抜くことからですか?
と言っても、
力を入れているつもりもないんですけれど」


先生
「もう、習慣になっているからでしょうね。
リキンでフレームを作ることが」


A太郎
(ホールドのカタチを作って見せながら)
「コレ、リキンでます?」


先生
「ええ」


A太郎
「わからないなぁ。
これ以上、力を抜くと、ヒジが落ちてしまいます。
ホラ」
(両ヒジの落ちたホールドをやって見せる)


先生
「それでいいのよ。
それが上級者のフレームよ。
でも、もっと力を抜いて大丈夫よ。
そうすれば、
下半身のテクニックに追いつく道が開けるわ」


A太郎
「そんなぁ~(笑)
ジョーダンでしょ」


先生
「そのホールドのまま、
奥さんと組んでみましょうか。
右手のひらをポンと奥さんの背中に置いてみて。
ソウソウ、楽にね。
奥さんは右手の置かれた辺りを感じてみてね。
ソウよ。
そのままで、(手を置かれた下にある)
左肩甲骨を動かしてみましょうか。
奥さん、どうかな?」


B子
「すごい、いい感じです」


先生
「OK。
それでは、お二人ともイメージしてね。
床からエネルギーが上がってくる。
カラダの中を通って、
腕にまで達して・・・。
ソウソウ。
ご主人、鏡を見てごらん、
ホラ、きれいなホールドになっているわよ。
ヒジもちゃんと上がっているでしょ?」


A太郎
(鏡を見ながら)
「ホントウだ。
アレッ?でも、ホールドを作った感覚も、
ヒジを上げた感覚も、ないんだけど」


先生
「ソウでしょうね。
いい?

その“感覚”自体が

進化していかないと、

ホントウの成長は難しい
のよ。

リキンでホールドを作った
“達成感”を手放さないと」


A太郎
「でも、こんな空気みたいな感覚、
実感としてあるようで、ないようで・・・
不安なんですが・・」


先生
「奥さんはどんな感じかな?」


B子は、
とんでもないことを口にし始め・・・


      続く第988話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.154 ~聖母のワルツ ~
 
両親、初ダンス後・・・

「暑い、あつい。
こんなエエ汗かいたの久しぶりやわ」
と母。

始めはふざけるだけだった父も、
途中から冷静に踊り始め、
「音楽に合わせてカラダを動かすって、いいことだな」
そして、
「ジュンコも、こうやっているほうが免疫力が上がるな」

抗ガン剤なんかよりも、ずっと良い
と、言い出しました。

「ホンマや、アンタ、エエコト教えてるねんなぁ」
母が言います。

「ダンスの先生って、いい仕事だな」
父はしみじみ・・・ 
過去、アレだけ反対したことなど
忘れてしまったかのような口ぶりです。


しばらくの、ダンス談義の後、
「今日はもう疲れたヤロウから、ここまでで・・・」
と言いかけた、ワタシの声をさえぎるかのように
母が懇願します。

「なぁ、さっき、ジュンコらが踊ってたん、教えて。
アレ、お母さん、踊りたいわ」

何の種目でしょう。
ブルース?
いえ、ワルツのようです。
ワタシはうれしくなりました。
「お母さん、ワルツが好きになったンや」

おぼつかない足元で大丈夫かなとチラと思いましたが、
このリクエストには、モチロン応えるべきでしょう。
ワタシはY氏に応援を頼み、
ボックスのワルツを教えました。

驚きました。
想像以上に、上手いのです。
指の力も少し抜けたようです。

音楽、スタート。
ファシネーション。
母は、ズリズリ足を引きずりながらも、
Y氏に導かれ、踊っています。

「こんな楽しいの、初めてや」
「お父さんも一緒にやろう」

そして、父とボックス・ワルツ・・・
なんだか夢のような展開です。

と、
あ、ヤバイ。

ワタシはアル感情が目覚めてきそうなのを、
必死で押さえていました。



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