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かなり上級クラスの女性でも、
「男性と組むとき、
ココというベストな立ち位置がわからないんです」

と言う人は意外や多いのよね。
ウンウン、その気持ち、理解できますよ。
だってワタシもかつてソウだったもの
と、聴き入るにつれ、
こういう風に話が展開していっちゃうことも。
「でもねぇ、
男性がお上手だと迷わなくてすむんですよ。
ソコにしか行けないほどにハッキリとした、
しかも居心地の良い位置を決めていただけるんですもの」
 
ナァンテ、声を聞くたびに、
「そりゃぁそうだろうけどね・・・。
コリャ、男性、大変だわ」
と思わずにはいられない。
なぜなら、そのベスト・ポジションを女性に提供するって、

非常に高度なテクニックなんだもん。

しかも、
“自分の立ち位置?よくわかりましぇーン”
ってな女性を相手に、
ソレ(ベスト・ポジションの提供)をするって、
なおさら困難なこと。
その辺り、悩める男性軍に向けての提言
「床とつながりのない女性でも、
心地良い立ち位置に行っていただく方法」
ナリは、またオイオイねってことで、
今回はまず、
「男性と組むとき、
ココというベストな立ち位置がわからない」


女性への提言だよ。


ちなみに、
(立ち位置が分からないっていう女性に対し) 
レッスンでは、ワタシが男性役になって、軽くホールド、
で、こう投げかけてみるんだ。

「ワタシを誘って踊ってくれますか?」

すると、ほとんどの人が
えぇっ!?
ってな感じでうろたえる。
そーいう、責任を持たされたことがないかのように。
問題はココからだ。
多くの女性は、この私の投げかけに対し、
直接行動に出るわけ。
つまり、手・腕を緊張させ、ワタシを引っ張り始めるんだ。
もちろん、ソンナコンナでは、
ワタシはチットモ動かない。
すると、みんなアセリ始め、苦笑しながら、
「あれぇ?」
「難しいなぁ」
「男性を誘うなんてやったことないから」

と、ココで一発。
「腕で女性を捕まえて動かそうとする、
男性の気持ちが分かったでしょ?」

さぁて、
なぜ、こういうことをさせるのか、分かるだろうか?

男性の前に立った時点で、

踊る支度(したく=準備)が

できていない女性が多い
からだ。
(第968話参照)

支度ができていない状態だと、

自分の立ち位置を

自力で見つけることは難しい


だから、踊る支度とはどういうことか?
また、どのくらいしておくべきなのか?
を分かってもらうために、
「ワタシを誘って踊ってくれますか?」
ってなことをするんだ。

支度がちゃんとできている女性は、

床に立てている

言い換えれば、

床からのエネルギーが

カラダの中に届いている
んだ。

コレ、いわゆる

自己充電ができている状態ね。
(第968話参照)

エネルギーがカラダの中に充満し、
いつでもダンシングOK。

「ってことは、
多くの女性は、踊る準備ができていないうちに、
男性の前に立ち、
表面的にカラダだけ組んで、
踊っちゃってるってこと、ですか?」

ピンポーン!!
実はそうなんだ。

少々言葉がキツクなるが、
自己充電できていない女性の中身は“カラ(空)”だ。
いくら、表面的なカラダをストレッチさせ、
胸を開き、美しくコーディネートさせていても、
中身は空っぽなんだ。
だから、
男性と接触して、
その男性によって上手くスイスイ運ばれても、
自分では踊っていない。
だから、
自分の真の立ち位置を見つけることは非常に難しい・・・

話を戻そう。
「ワタシを誘って踊ってくれますか?」
の、投げかけの中には、
「今の男性と組んで踊るにふさわしい支度をしましょうよ」
と言う意味・内容が入っているんだ。

さて、手・腕の力づくで誘っても、
(男性役の)ワタシが動いてくれないと悟った女性、
ようやく、次なる手段に・・・


      続く第975話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.143 ~ 師匠のアソシエイト受験への要求 ~
 
師匠としての、
「今のがプロのダンス。合格や」
という基準と、 
一般の合格基準がズレている箇所では、
決まってこういうセリフが聞かれました。

「ん~まぁ、
別にココまでは、要求されへんけどな」

師匠なりの、詳しい説明と実技がサンザンあった後、
コウくるのです。

たとえば、ルンバのナチュラル・トップの男性。
後ろに交叉する右足のフットワークを徹底させられました。
THT(トウ・ヒール・トウ)
キレイかつナチュラルに見せるには、かなりのテクニックがいります。
少し、気を抜くと、
「アカン、もう1回」
カラダの内側から、ものすごく丁寧に、
アクションを起こしたときのみ、
「ヨッシャ。今のでエエ」
さすが、師匠、よく見てる・・・

結局は、外側だけ、
カッコウだけのダンスではNG、ということです。

「競技はソコまではイラン。
もっと、派手に踊ったらエエ。
でも、教師試験ではアカンのや。
より正確に、よりナチュラルに・・・」
師匠は熱く語ります。

アームの使い方と床の踏み具合の一致についても、
詳しい説明を受けました。
アレマーナ
ホッキー・スティック
クローズ・ヒップトゥイスト
これまた、非常に細やかなアクションの要求です。
床からの反作用で手の動きと足の動きを連動させると
「ソウ、それでよし」
ウーン、すごい。
「インナーマッスル・サポート・ネットワーク」
ができていないと、
とてもじゃないけどできないようなナチュラルさ・・・。
師匠にとってみれば、
「それで、ふつーや」
といった感じですが。

師匠は言います。
「このフィガー、一回も相手と踊ったことがないヤロ!?
というような、ソロを平気で踊るモンもオル」

「ルンバはまだ見える。(見ていられるという意味)
チャチャチャで“ガクッ”
サンバで“なんじゃぁ?”
パソにいたっては“お笑いヤロ”」
アソシエート受験生のラテン・レベルの話です。

イヤァ、手厳しい。

そういえば、レッスンの最初、
ソノ目で、ワタシのダンスもチェックされたわけで・・・



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