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ねぇねぇ、“メレンゲ”って知ってる!?

知ってるよ。
お菓子でしょ?
卵白に砂糖を加えてあわ立たものよ。
リキュールを加えたりして香り付けしてもいいわ。
そのまんま、ケーキなんかの飾りにもできるけど、
オーブンで乾燥焼きしたらおいしい!
イタリアのパスティッチェリア(お菓子屋さん)では、
お馴染みの“焼きメレンゲ”よ。
甘くって、サクサクして、口どけが良くって・・・

なぁんてね、
ワタクシ、その昔、
お菓子作りにハマった時期もありまして。
得意なモノは、
ニューヨーク・チーズ・ケーキ
バナナ・ケーキ
ガトー・ショコラ
あ、シフォン・ケーキも絶品で・・・
その頃は、メレンゲって聞くと、
即効で上記のように答えていたと思うんよ。

でも今は、こう答えるでしょう・・・

Q メレンゲとは?

カリブ海にあるドミニカ共和国の民謡。
子供から老人に至るまで親しまれ、
踊られている国家的ダンスであり、
ここを訪れた人は必ず耳にするサウンドだ。
そのきびきびした元気なビートは聞くものを鼓舞し、
ダンスに駆り立てる。
一度聴くと、
耳について離れないほどの独特のサウンドでもある。
メレンゲ誕生の地は同じく、
カリブ海のイスパニオラという島。
それがドミニカに伝わり、
ダンスとして踊られたとされている。
その後、
米国人たちがドミニカに訪れた折にこの踊りを持ち帰り、
広めたとのこと。
日本ではサルサが踊られている教室、クラブで、
サルサの合間にメレンゲというパターンが多い。


Q なぜ、レッスンに

メレンゲを取り入れるのですか?


メレンゲは、非常に簡単なステップ構成だ。
早い2ビートの音楽にあわせて、
ステップを繰り返すのみ。
まずは理屈抜きにエネルギーを発散しよう!
にもってこいだ。

男女が向かい合わせに手を取り合い、
音楽に合わせ足を交互に踏み変えながら、
前進・後退・横。
なんともシンプル。
だが、実はここに大きな学びが隠されている。

その1 足を交互に踏みかえること
体重移動というダンスに欠かせないテクニックを
知らない間に学んでいる

その2 「前か後ろか横か」という
ダンスの方向性の基礎3方向をしっかりと
リード&フォロー
する練習になる。
しかも音楽が速いため、
男性は「どこに行こう?」を即決し、
女性を導かなければならない。
迷いのないリードを勉強できる。

その3 お互いの距離感を図る練習になる。
つまり、向かい合って踊る二人の間のスペースが
詰まりすぎたり、広がりすぎたりすることがないよう、
身体で調整する感覚を学ぶことができるのだ。
センター「お互いの中心」が向かい合うことで
正しい距離感が生まれるワケだが、
ここでは難しいことは一切考える必要なし!
音楽に乗って二人で楽しく踊っている間に
身体で学び取ることができるようになるだろう。

その4 例えば男性が右足のとき、
女性も右足・・・これだと足を踏んだり踏まれたりなどの
トラブルが発生する。
ということで
今どっちの足に体重が乗っているの?」
はダンスでは非常に大切なことなのだ。
「足元の踏み変え感覚を自覚し、お互いが合わせていく」
という基礎をこのメレンゲで学んでおこう。
これもスタンダード種目に移行する前に
身につけておきたい大切な習慣だ。

さぁて、元に戻ろう。
スタンダードのホールドで、
女性が立ち位置
ドコが良いのかわからない・・・
についてのお話だったよね。
(第970話参照)


ジュンコ先生は言う。
「男性の前でドコに立てば良いかは、
男性と組む前に、自分とあるモノが組まなきゃダメ。
そのあるモノと組むことが、
男性と組む指針になるから」

あるモノとは・・・

“床”

詳しくは次回。


      続く第973話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.141 ~ アソシエート試験のナニが知りたい? ~
 
師匠との個人レッスン、
記念すべき第1回目が開始されました。

開口一番
「アソシエート試験のことって、ソレのナニが知りたいんや?」

不思議そうに聞くのです。
「オマエさんの受けるのは、“ライセンシエート”やで」

分かってるんか?と言う感じです。
アソシエートはずい分前に合格してるのに、何をイマサラ??
といった表情も見え隠れ・・・

ワタシは用意していた言葉を連ねます。

真っ先に習いたいのは、
自分の“ライセンシエート受験について”ではなく
生徒サンの“アソシエート受験指導について”であること。 
特に、
ソロ試験の受験勉強をさせるのに、
ドコまで教えて良いのか分からないことを正直に言いました。

例えば、
ワルツのナチュラルターンやリバースターンを教えるにしても、
上を見ればきりがなく
また、下を見てもきりがなく
ソノ中で、
プロ試験に合格するには、
どのくらいのレベルのことを教えるべきなのか
が、つかめていないと話しました。
教科書に書いてある
アレもコレものテクニックを取り入れ、教えたとしましょう。
たぶん、生徒サンは大混乱。 
一歩も前に進めなくなり・・・
あぁ、考えただけでも大変です。

ベーシック・フィガーといったシンプルなモノほど、
実は難しいわけで、捉えようによっては、 
アソシエート試験合格基準は、
非常に高いものになってしまうのです。

師匠は、フンフンうなずいています。
話が伝わっているようです。
ホッとし、うれしくなってきました。
勢いに乗ったワタシは、言葉を続けます。 

アソシエートの合格基準を知ることで、
現在のプロ教師免許取得の“レベル”がわかり、
ライセンシエートの合格基準も読めるであろうこと・・・

と、師匠は
ワタシの声をさえぎるかのように、こう言ったのです。

「言いたいことはよう分かった。
よう分かったがなぁ、オマエさん、
コレは、ちょいと難しい話やで」

師匠の目がいたずらっぽく笑ったように見え・・・



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