2009.09.18 (第969話)アルデンテを目指せ!!イタリアン・ホールドⅩⅩⅩⅣ 老人会のパーティ体験
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
読者限定ワークショップ
ハァイ! またまた “お忍び
“ザ・チマタ・パーティ”の体験記をお送りしよう。
(第875・876話参照)
実はそのパーティ、とある公民館で行われていて、
「おひとり様、大歓迎!」
「一見(いちげん)さんも、どーぞ、ドーゾ」
って感じだったので、
「ヨーシ、ココにしよう」となっただけで、
どんなパーティか、
どういう人の集まりか、
なんて全然知らないで行ったわけね。
で、地図を頼りに会場に到着、
そのパーティのようすを目の当たりにしたワタクシ、
もうビックリよ。
チョイ、足、痛めそうな
“ピータイル張り会議場”の一室で、
たくさんの人が、マァ、踊るオドル・・
が、
すべて、ご老人!?
しかも結構な高齢そう。
後でわかった話だが、ほとんどの人が70歳代後半。
なんと、80歳代以上も多いとか。
ワタシの姿を見つけると、一瞬、不思議そうな顔で、
「部屋、間違ってませんか?」
「イエ、アノ、ダンスをしていると聞いたもので・・」
と口ごもるや
「いやぁ、お若い方、大歓迎!!
さぁさぁ、一緒にどうぞぉ」って感じ。
やや強引に引き込まれちゃったんだ。
ソレから、約1時間半。
ヤングのワタシ(笑)は大モテで、
ひっきりなしにお誘いをいただき、
会の終了まで、全く休むことなく踊り通し。
イヤァ、もう、マジ、へばっちゃって、
完全なるエネルギー切れ。
帰る途中、コンビニに立ち寄り、
栄養ドリンク、ぐびぐびしたモンね。
さて、ソコでの体験は、
先生として現場を知る意味においても、
メッチャ“貴重”だったと、今も思っている。
しょっぱなに、会の会長さんって人が現れて、
「お手並み拝見」みたいな感じで、ワルツとタンゴ。
最初は“丁重ムード”だったのに、
「お、踊れるじゃん!?」とわかるや、豹変。
すごいバリエーションなんかを仕掛けてくるわけ。
背中をググって抱きしめ、スピンする。
「あのぉ、おじいちゃん、
右腕が、キ・ツ・イんですけれども」
ナァンテ言うことはできない。
足元が滑るたびに、右腕は強まる。
ハァハァ息を切らしている。
でも、ご本人は、
「いやいや、楽しいですなぁ」
汗、びっしょりだ。
その方を皮切りに、次つぎとおじいちゃんが
「お願いします」
となったんだけれど、
会長さんとのダンスを見ていたせいもあるのだろう、
手持ちのフィガーをジャンジャン仕掛けてくる人がほとんど。
ワタシは正直、早い段階で、
気分的にくたびれてきてしまったんだな。
おっと、コレではダメだ。
視察に来たんだから、シッカリしなきゃと思い直し、
周りをチラ見してみると、
おばあちゃんと、滑りながら、
格闘しつつのダンシングが、視界に入り・・・
パーティといっても、
いわゆるパーティスタイルで踊る人は見当たらない。
カタチがモロ、競技スタイルだから仕方ないのかもしれないが
和やかと言う雰囲気ではないカップルも少なくない。
ワタシは最初、いつものように、
みぞおち辺りにいる
ミニチュア版の“自分”のみを起動させ、
(第968話参照)
そのほかの部位はできる限りの力を抜いて、
フレームは、相手に差し上げて
・・・といったスタイルでいた。
しかし、会長サンと踊りながら、とっさに切り替えたんだ。
いつもより強くエネルギーを床から感じようとした。
お腹がググッと締まる。
中心を安定させた。
コレでよし、と、安全確認
それから、グデングデンに腕の力を抜いた
つまり、
ミニチュア版の“自分”に相当なパワーを持たせたわけ。
なぜって、
危険だと察知したからだ。
下手したら、相手に振り回され、
腰や足を痛めそう・・・と思ったからだ。
パーティ会場なのに戦場!?
ってな感じの防衛策。
でも、カラダの内側の変化だから、
お相手にも周りにも気付かれていないだろう。
果たして、
目の前のおじいちゃんがニコニコして言った。
「毎週、ココでやってるんですよ。
絶対、また来てくださいね。
色々試させて欲しいから・・・」
続く第970話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン⑫
~仲間と一緒に賢明な練習を~
練習会成功のキーを握るのは、
なんと言っても参加する個々の“人”だ。
“本当に上手くなりたい”
という“志”(こころざし)があり、
その「本当に上手く・・・」の方向性が、
同じ人たちの集まりであることが、まず、大事。
少し難しく言えば、
目的意識の統一かな。
要するに、
参加者全員の目指すダンスの方向性が一緒であることが、
すこぶる大事なんだ。
同じ“志”を持った個人が集まり、グループになる。
「みんなで磨きあい、上手くなろう!」
という“仲間の結束”だ。
ソコから生み出されるパワーには、計り知れないものがある。
また、その参加者の目指す “志”が例えば、
無駄なリキミを取り、
カラダの内側から踊る
といったような普遍的なものであればあるほど、
(練習会が)成功する確率は高くなる。
なぜなら、
どんな世界観を持った人でも“受け入れOK”となるからだ。
つまり、
現役競技選手であっても、
ダンス愛好家であっても、
学連さんであっても、
教師であっても、
無駄なリキミを取り、カラダの内側から踊る
は、絶対目指すべきモンだからだ。
ダンスが上手くなるためには、(“志”の統一さえできていれば)
“異世界交流”できる方が、絶対イイ。
なぜって、刺激になるから。
ソノ刺激が
自分の深い気付きを呼び覚ましてくれる
きっかけをもたらしてくれるからだ。
社交ダンスは、
孤立した“ひとり練習”では決して上手くならない。
かといって、
お楽しみ志向?マジ志向?が混在する、
不可思議な“ジャパニーズ・パーティ会場”が、
素晴らしく良い練習場であるとは限らない。
また、
競技選手だからといって、
同じ相手とだけ練習していたら、どうしても視野が狭くなってくる。
と同時に、使用する“バランス感覚”や
“カラダの使い方”にもかたよりが出てしまう。
また、競技ダンスの特殊性にはまっているうちに、
本来のダンスの良さ、楽しさが、
分からなくなってきて、
正しい“軌道”に戻って来れなくなってしまうことも。
コレは非常に残念だ。
すべてのダンサー諸君に言いたいのは、
上手くなるためには、
もっと賢明な練習をしましょう
そして、
もっと新たな自分を発見していきましょう
なのだ。
そういえば
「ワークショップやレッスンだけで、
ダンスが上手くなるのではない。
練習することで上手くなるんや!」
とは、ヒデ君 “名言”だ。
確かにソノ通り。
ワークショップやレッスンを受けることで、意識が変わったとしよう、
そして、新しいたくさんの知識も得たとしよう。
でも、それらを本当に自分のものとし、実践で活かしていくためには、
練習が必要だ。
話を戻そう。
練習会成功のために大事なこと・・・
そう、まだあるんだ。
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ハァイ! またまた “お忍び
“ザ・チマタ・パーティ”の体験記をお送りしよう。
(第875・876話参照)
実はそのパーティ、とある公民館で行われていて、
「おひとり様、大歓迎!」
「一見(いちげん)さんも、どーぞ、ドーゾ」
って感じだったので、
「ヨーシ、ココにしよう」となっただけで、
どんなパーティか、
どういう人の集まりか、
なんて全然知らないで行ったわけね。
で、地図を頼りに会場に到着、
そのパーティのようすを目の当たりにしたワタクシ、
もうビックリよ。
チョイ、足、痛めそうな
“ピータイル張り会議場”の一室で、
たくさんの人が、マァ、踊るオドル・・
が、
すべて、ご老人!?
しかも結構な高齢そう。
後でわかった話だが、ほとんどの人が70歳代後半。
なんと、80歳代以上も多いとか。
ワタシの姿を見つけると、一瞬、不思議そうな顔で、
「部屋、間違ってませんか?」
「イエ、アノ、ダンスをしていると聞いたもので・・」
と口ごもるや
「いやぁ、お若い方、大歓迎!!
さぁさぁ、一緒にどうぞぉ」って感じ。
やや強引に引き込まれちゃったんだ。
ソレから、約1時間半。
ヤングのワタシ(笑)は大モテで、
ひっきりなしにお誘いをいただき、
会の終了まで、全く休むことなく踊り通し。
イヤァ、もう、マジ、へばっちゃって、
完全なるエネルギー切れ。
帰る途中、コンビニに立ち寄り、
栄養ドリンク、ぐびぐびしたモンね。
さて、ソコでの体験は、
先生として現場を知る意味においても、
メッチャ“貴重”だったと、今も思っている。
しょっぱなに、会の会長さんって人が現れて、
「お手並み拝見」みたいな感じで、ワルツとタンゴ。
最初は“丁重ムード”だったのに、
「お、踊れるじゃん!?」とわかるや、豹変。
すごいバリエーションなんかを仕掛けてくるわけ。
背中をググって抱きしめ、スピンする。
「あのぉ、おじいちゃん、
右腕が、キ・ツ・イんですけれども」
ナァンテ言うことはできない。
足元が滑るたびに、右腕は強まる。
ハァハァ息を切らしている。
でも、ご本人は、
「いやいや、楽しいですなぁ」
汗、びっしょりだ。
その方を皮切りに、次つぎとおじいちゃんが
「お願いします」
となったんだけれど、
会長さんとのダンスを見ていたせいもあるのだろう、
手持ちのフィガーをジャンジャン仕掛けてくる人がほとんど。
ワタシは正直、早い段階で、
気分的にくたびれてきてしまったんだな。
おっと、コレではダメだ。
視察に来たんだから、シッカリしなきゃと思い直し、
周りをチラ見してみると、
おばあちゃんと、滑りながら、
格闘しつつのダンシングが、視界に入り・・・
パーティといっても、
いわゆるパーティスタイルで踊る人は見当たらない。
カタチがモロ、競技スタイルだから仕方ないのかもしれないが
和やかと言う雰囲気ではないカップルも少なくない。
ワタシは最初、いつものように、
みぞおち辺りにいる
ミニチュア版の“自分”のみを起動させ、
(第968話参照)
そのほかの部位はできる限りの力を抜いて、
フレームは、相手に差し上げて
・・・といったスタイルでいた。
しかし、会長サンと踊りながら、とっさに切り替えたんだ。
いつもより強くエネルギーを床から感じようとした。
お腹がググッと締まる。
中心を安定させた。
コレでよし、と、安全確認
それから、グデングデンに腕の力を抜いた
つまり、
ミニチュア版の“自分”に相当なパワーを持たせたわけ。
なぜって、
危険だと察知したからだ。
下手したら、相手に振り回され、
腰や足を痛めそう・・・と思ったからだ。
パーティ会場なのに戦場!?
ってな感じの防衛策。
でも、カラダの内側の変化だから、
お相手にも周りにも気付かれていないだろう。
果たして、
目の前のおじいちゃんがニコニコして言った。
「毎週、ココでやってるんですよ。
絶対、また来てくださいね。
色々試させて欲しいから・・・」
続く第970話へ
Real Junko Voice
(目次)
スペシャルバージョン⑫
~仲間と一緒に賢明な練習を~
練習会成功のキーを握るのは、
なんと言っても参加する個々の“人”だ。
“本当に上手くなりたい”
という“志”(こころざし)があり、
その「本当に上手く・・・」の方向性が、
同じ人たちの集まりであることが、まず、大事。
少し難しく言えば、
目的意識の統一かな。
要するに、
参加者全員の目指すダンスの方向性が一緒であることが、
すこぶる大事なんだ。
同じ“志”を持った個人が集まり、グループになる。
「みんなで磨きあい、上手くなろう!」
という“仲間の結束”だ。
ソコから生み出されるパワーには、計り知れないものがある。
また、その参加者の目指す “志”が例えば、
無駄なリキミを取り、
カラダの内側から踊る
といったような普遍的なものであればあるほど、
(練習会が)成功する確率は高くなる。
なぜなら、
どんな世界観を持った人でも“受け入れOK”となるからだ。
つまり、
現役競技選手であっても、
ダンス愛好家であっても、
学連さんであっても、
教師であっても、
無駄なリキミを取り、カラダの内側から踊る
は、絶対目指すべきモンだからだ。
ダンスが上手くなるためには、(“志”の統一さえできていれば)
“異世界交流”できる方が、絶対イイ。
なぜって、刺激になるから。
ソノ刺激が
自分の深い気付きを呼び覚ましてくれる
きっかけをもたらしてくれるからだ。
社交ダンスは、
孤立した“ひとり練習”では決して上手くならない。
かといって、
お楽しみ志向?マジ志向?が混在する、
不可思議な“ジャパニーズ・パーティ会場”が、
素晴らしく良い練習場であるとは限らない。
また、
競技選手だからといって、
同じ相手とだけ練習していたら、どうしても視野が狭くなってくる。
と同時に、使用する“バランス感覚”や
“カラダの使い方”にもかたよりが出てしまう。
また、競技ダンスの特殊性にはまっているうちに、
本来のダンスの良さ、楽しさが、
分からなくなってきて、
正しい“軌道”に戻って来れなくなってしまうことも。
コレは非常に残念だ。
すべてのダンサー諸君に言いたいのは、
上手くなるためには、
もっと賢明な練習をしましょう
そして、
もっと新たな自分を発見していきましょう
なのだ。
そういえば
「ワークショップやレッスンだけで、
ダンスが上手くなるのではない。
練習することで上手くなるんや!」
とは、ヒデ君 “名言”だ。
確かにソノ通り。
ワークショップやレッスンを受けることで、意識が変わったとしよう、
そして、新しいたくさんの知識も得たとしよう。
でも、それらを本当に自分のものとし、実践で活かしていくためには、
練習が必要だ。
話を戻そう。
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