初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
ジュンコ先生の
ホールド・レッスンが続いている。
「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」
シャドウでシェイピング・フォワードの練習だ。
(第964話参照)
ジュンコ先生から、みんなへの投げかけ
「目指すシェイプと、動き、
さぁ、どちらを優先すれば良いかしら?」
真っ先に答えたのは、ベテラン紀子さんだった。
「ハイ。動きだと思います」
「なぜ、ソウ思うのかしら?」
と、ジュンコ先生。
すると、
「せっかくキレイに作っても、
動けないシェイプだと意味がありませんから。
まず、動けるようにした方が、
いいシェイプができると思うのです」
ソレを聞いたハナコさん
「ワタシは、
シェイプを優先した方が良いと思います」
小さい声ではあったがはっきりとした口調だった。
「競技会に出るようになって、
上位に残る人たちを見てそう思ったのですが、
キレイなシェイプだと動きも良いのです。
だから、
張りのあるカタチを作ると、
動きも良くなると思うのです」
佐藤さんもその意見に同意のようだ。
「女性のことはわかりませんが、
男性はシェイプというか、
カタチが優先されるべきだと思いますけど。
男性のカタチが決まらないと、
女性が余計に固くなってしまうように思います。
それに、動きにどんなにスピードがあり、
ムーブメントが大きくても、
シルエットやシェイプが乱れたら、
競技会だと
絶対上にはいけないでしょ?」
と、ヨシコさん
「競技会のことはわかりませんが・・・
ただ、
動きの習得にはものすごく年月がかかる
と思うのです。
だから、
どうしても先に
シェイプを作ることになる
というか、
ハナコさんも言われたように、
そのほうが動きやすいと思うんです」
カナちゃんが声を上げた。
「ワタシはダンゼン動きを優先するって
思っていたけれど、
みんなの意見を聞いていると、
気持ちが揺らいできちゃいました」
ノリタケ君が聞いた。
「カナちゃんの今の意見は?
シェイプが優先?」
「ウーン、
先にある程度のカタチを作っておいて
残りは動きで作っていく・・・かな」
と、カナちゃん。
「ある程度って?
ドコをどんなふうにカタチにしておくの?」
と、ノリタケ君は食い下がる。
カナちゃんは、
(軽くフレームを作りながら)
「コレくらい作っておいて、
後はジュンコ先生にいつも習っているように、
カラダの中から動くことを優先する。
すると、
外側は自然とその運動が
しやすいカタチに変化していく。
そのカタチの変化が、
また新しい動きを生んで・・・
みたいな感じかなぁ」
ソレを聞いた真理は
「ワタシも今の意見に賛成です。
1回1回の動きからカタチを作る、
というほうが
今の動きに合ったカタチを作ることができるので、
結果、
ナチュラルなキレイなシェイプができると思うんです」
ノリタケ君が聞いた。
「じゃぁ、真理チャンも、
先にある程度のカタチは作っておくということ?」
真理は
「そうね。
でも上級者になったら、
その割り合い(カタチを作っておく割合のこと)
は、すごく少なくて良いんじゃないかと思うのです。
だって、もう、
作ろうと思えばいつでも作れるんだから。
いいシェイプを筋肉に
記憶させておいて、
今の動きに専念する・・・
がベストかナァ?」
和夫が珍しく口を開いた。
「真理ちゃんの意見に賛成です。
それに、そう思ってくれていると、ありがたい(笑)
1回1回の二人の動きからカタチを作る、が、
カップルダンスで最も大切なこと
かと思うのです。
でも、それには勇気が要ります。
動きは自由でも、
ちゃんとしたキレイなシェイプになっているだろうか?
そういう思いが出てくると思いますから」
ジュンコ先生は、微笑みながら聞いていたが・・・
続く第967話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.139 ~ アナタに褒められたくて ~
数少ない「褒められ体験」の中で、うれしかったもの・・・
現役時代は、たったの1回しか記憶に残っていません。
西部日本戦で初めての決勝に残ったときのことです。
その日の大会は特別なモノでもありました。
なぜなら
父と母の「西部日本戦引退試合」だったからです。
10年以上連続のチャンピオン。
関西では追随するカップルが誰もいませんでした。
「明日は、スゴイぞ。一緒に決勝のフロアーで踊るねんで」
大会前夜、冗談交じりに言った父。
もしも、そうできたら
“本望だ”そう言わんばかりの笑顔でもありました。
ワタシたちが決勝に残る確率は、
「ひょっとしたら」
「万が一」
程度だと踏んでいました。
つまり「まさか」と思っていたため、
5種目通しの“踊りこみ”をほとんどやっていませんでした。
そして、
最終種目のジャイブを踊り終えたときは、
疲れきって、もうグラグラでした。
大観衆の拍手に見送られながら、
フロアから引いていくまさにそのとき、
背中をトントン、
誰?
あ、先生・・・
“母”が、笑っています。
そして
「よくがんばったね」
瞬間、ジーンときました。
目頭が熱くなりました。
ソノ声は厳しいいつもの“母”のままでしたが、
それが余計にうれしく感じられました。
正直、決勝に残ったこと以上にうれしかったのです。
さて、
数少ない「褒められ体験」の後一つは・・・
いつも 応援クリック ありがとうございます。
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(第964話参照)
ジュンコ先生から、みんなへの投げかけ
「目指すシェイプと、動き、
さぁ、どちらを優先すれば良いかしら?」
真っ先に答えたのは、ベテラン紀子さんだった。
「ハイ。動きだと思います」
「なぜ、ソウ思うのかしら?」
と、ジュンコ先生。
すると、
「せっかくキレイに作っても、
動けないシェイプだと意味がありませんから。
まず、動けるようにした方が、
いいシェイプができると思うのです」
ソレを聞いたハナコさん
「ワタシは、
シェイプを優先した方が良いと思います」
小さい声ではあったがはっきりとした口調だった。
「競技会に出るようになって、
上位に残る人たちを見てそう思ったのですが、
キレイなシェイプだと動きも良いのです。
だから、
張りのあるカタチを作ると、
動きも良くなると思うのです」
佐藤さんもその意見に同意のようだ。
「女性のことはわかりませんが、
男性はシェイプというか、
カタチが優先されるべきだと思いますけど。
男性のカタチが決まらないと、
女性が余計に固くなってしまうように思います。
それに、動きにどんなにスピードがあり、
ムーブメントが大きくても、
シルエットやシェイプが乱れたら、
競技会だと
絶対上にはいけないでしょ?」
と、ヨシコさん
「競技会のことはわかりませんが・・・
ただ、
動きの習得にはものすごく年月がかかる
と思うのです。
だから、
どうしても先に
シェイプを作ることになる
というか、
ハナコさんも言われたように、
そのほうが動きやすいと思うんです」
カナちゃんが声を上げた。
「ワタシはダンゼン動きを優先するって
思っていたけれど、
みんなの意見を聞いていると、
気持ちが揺らいできちゃいました」
ノリタケ君が聞いた。
「カナちゃんの今の意見は?
シェイプが優先?」
「ウーン、
先にある程度のカタチを作っておいて
残りは動きで作っていく・・・かな」
と、カナちゃん。
「ある程度って?
ドコをどんなふうにカタチにしておくの?」
と、ノリタケ君は食い下がる。
カナちゃんは、
(軽くフレームを作りながら)
「コレくらい作っておいて、
後はジュンコ先生にいつも習っているように、
カラダの中から動くことを優先する。
すると、
外側は自然とその運動が
しやすいカタチに変化していく。
そのカタチの変化が、
また新しい動きを生んで・・・
みたいな感じかなぁ」
ソレを聞いた真理は
「ワタシも今の意見に賛成です。
1回1回の動きからカタチを作る、
というほうが
今の動きに合ったカタチを作ることができるので、
結果、
ナチュラルなキレイなシェイプができると思うんです」
ノリタケ君が聞いた。
「じゃぁ、真理チャンも、
先にある程度のカタチは作っておくということ?」
真理は
「そうね。
でも上級者になったら、
その割り合い(カタチを作っておく割合のこと)
は、すごく少なくて良いんじゃないかと思うのです。
だって、もう、
作ろうと思えばいつでも作れるんだから。
いいシェイプを筋肉に
記憶させておいて、
今の動きに専念する・・・
がベストかナァ?」
和夫が珍しく口を開いた。
「真理ちゃんの意見に賛成です。
それに、そう思ってくれていると、ありがたい(笑)
1回1回の二人の動きからカタチを作る、が、
カップルダンスで最も大切なこと
かと思うのです。
でも、それには勇気が要ります。
動きは自由でも、
ちゃんとしたキレイなシェイプになっているだろうか?
そういう思いが出てくると思いますから」
ジュンコ先生は、微笑みながら聞いていたが・・・
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(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.139 ~ アナタに褒められたくて ~
数少ない「褒められ体験」の中で、うれしかったもの・・・
現役時代は、たったの1回しか記憶に残っていません。
西部日本戦で初めての決勝に残ったときのことです。
その日の大会は特別なモノでもありました。
なぜなら
父と母の「西部日本戦引退試合」だったからです。
10年以上連続のチャンピオン。
関西では追随するカップルが誰もいませんでした。
「明日は、スゴイぞ。一緒に決勝のフロアーで踊るねんで」
大会前夜、冗談交じりに言った父。
もしも、そうできたら
“本望だ”そう言わんばかりの笑顔でもありました。
ワタシたちが決勝に残る確率は、
「ひょっとしたら」
「万が一」
程度だと踏んでいました。
つまり「まさか」と思っていたため、
5種目通しの“踊りこみ”をほとんどやっていませんでした。
そして、
最終種目のジャイブを踊り終えたときは、
疲れきって、もうグラグラでした。
大観衆の拍手に見送られながら、
フロアから引いていくまさにそのとき、
背中をトントン、
誰?
あ、先生・・・
“母”が、笑っています。
そして
「よくがんばったね」
瞬間、ジーンときました。
目頭が熱くなりました。
ソノ声は厳しいいつもの“母”のままでしたが、
それが余計にうれしく感じられました。
正直、決勝に残ったこと以上にうれしかったのです。
さて、
数少ない「褒められ体験」の後一つは・・・
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