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ジュンコ先生の

ホールド・レッスンが続いている。

「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」


競技選手でもあるハナコさんがこんなことを言い出した。
「この間、教えてもらった
“的(まと)”を意識的に作って、
ソレを相手に向け、リーダーとホールド
したら、
『組みやすくなった』と、褒めてもらいました。
でも、私自身は不満なのです」


「リーダーはココで習っていないので、
仕方のないことかもしれないのですが・・・
(ココで習っているようなことを)
全然やってくれないのです。
例えば、リーダーは、
最初に(男性の)左手と(女性の)右手をつないだ時点で、
すぐに引き寄せにかかります。
そして、
スタートもワタシと合わせようとしてくれない。

同調なんてしているヒマがない

って感じで・・・」



ジュンコ先生はうなずきながら聞いている。


「女性からも
意識的誘導ができるようにしなければならないと、
いうことでしたが、
どうしたいいのかよくわからないのです」



ジュンコ先生は、言った。
「OK、ハナコさん、
では、ワタシを相手に組んでみてちょうだい」

ジュンコ先生はハナ子さんに対し、
“診断”を試みるようだ。


ジュンコ先生とハナコさんは向かい合い・・・

みんなは様子をじっと見守っている。
一応、“合体”に至ったが。


ジュンコ先生は微笑みながら、ハナコさんに質問だ。
「ハナコさん、リーダーの方とも、
いつもこんな風に組んでいるのかしら?」


「はい、大体。
でも、いつもはもっと男性中心と言うか、
彼の作ったフレームの中に、いかにちゃんと入るか?
が、大切と言う感じで組んでいます」


そして、
「あの、ワタシ、どこが変なのでしょうか?」


ジュンコ先生は答えた。

“声”が届かないのよ」


「???」
ハナコさんは不思議そうな表情だ。


エネルギーがコッチまでやってこないの。

的(まと)は、
こちらに向けようとしているみたいだけれど。
じゃぁなぜ、声、つまりエネルギーが届かないのか? 
ソレは、

自分はどうあるべきか?を、

ちゃんと持っていないから
のようね」

目指すべきホールドのカタチは?
男性に対して、ドコに立ち位置を持つべきか?
目指すフィーリングはどんなモノなのか?

などなど・・・がないと、誘導できない」


「ソレは、男性が決めるもの、
ではないのですか?」



「『女性はそれに従って・・・
それがフォローです』では、
意識的誘導なんて必要ないわね」

「例えば、ルンバで音楽を外して踊っている男性を
意識的誘導する場合、
『自分も、実は目指すカウントがわからないんです』 
だと、到底無理でしょ?」


ジュンコ先生は、
みんなの方に向き直り、こう言った。
「いいかな?
女性が意識的誘導するためには、
男性と同じくらい、いえ、それ以上に
正しい知識なり、テクニックなりが必要なのよ。
ただついていく・・・だけをやってきた人は、
まず、それではダメ!と言う意識転換から始めないと」

「意識的誘導の最大のポイントは、

相手をその気にさせること

そのために必要なのは、

『一緒に組みましょう』

という積極的な気持ち
と、

具体的な行動に関しては、

『お先にどうぞ』

と相手に譲る気持ち
よ」


すると、田島さんが声を上げた。
「ソレは、
ひょっとして男性も同じですか?」



ジュンコ先生は微笑んで、
「もちろん」


「でも、お先にどうぞばかりじゃ、ないですよね? 
リードって。
先に仕掛けないと・・・」

田島さん、困惑しているようだ。


「OK、ちょっと詳しく説明するわね」


      続く第948話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.120 ~ ラグジュアリーな手術!? ~
 
家族に見送られ手術室へと向かいます。
気分は不思議なほど落ち着いていました。
手術は3度目、のせいかもしれません。

余裕があったせいか、
さまざまなシーンをできるだけ記憶にとどめておきたいような心境でした。
1回目より2回目、2回目より3回目。
手術という“部分”だけを見ても、
「格段に進化している」という感じがしたからです。

医学の進化の足跡・・・例えば手術跡の処理があります。
1回目の時は、糸と“ステップラー”というホッチキスのようなものでした。
1週間後に抜糸。
ホッチキスはまだ“出始め”の頃だったせいか、
抜くときには、かなりの痛みがありました。
でも、糸で縫った部分が少ないため、術後はかなりキレイな仕上がりでした。

2回目、カラダの内側が糸で縫われ、表面はホッチキスのみでした。
留め金の数も少なくなり、抜くときもチクッとする程度。
糸も“溶ける糸”だそうで、抜糸はありませんでした。

そして、今回はすべてが溶ける糸。
もちろんこれは、手術する部位がお腹ではないせいもあるでしょう。
また、部位が部位なだけに、
「できるだけ美を損なわないようにという配慮」とか。

そういえば、母も若い頃、筋腫の手術でお腹を切っているのですが、
手術跡は、それはもう怖いほどにひきつったまま、無残に残っています。

さらに、手術室の様子にも進化が感じられました。

1回目の時は、無機質で物々しい感じがしたものです。
術前の、カラダに管(くだ)を通すなどのさまざまな“準備”にも、
痛みが伴いました。

2回目、術前準備は麻酔の後、
眠っている間に施され、全く痛みはありませんでした。
緊張しないように、手順にも配慮が感じられました。

そして今回、
手術室には静かな“クラシック”が流れていました。
また、淡いピンクの手術着で統一され、非常に柔らかい空気を感じました。
一番驚いたのは“人”の変化です。
みんな優しいのです。
「ようこそ、いらっしゃいませ」
高級ホテルでサービスを受けているような気分です。
マスクの下での微笑みを絶やすことがありません。
「大丈夫、ナニも心配いりませんよ」

ここが手術室であることを忘れてしまいそうな雰囲気なのです。
担当医も“晴れ着姿”で微笑み、出迎えてくれました。

テキパキと進行し、点滴に麻酔薬が入れられます。
抗えない眠気があっという間にやってきます。

「行ってらっしゃいませ・・・」
そんな感じの安らかな眠りに落ちていきました。



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