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前回の続きだよ。

意識的誘導!?

それって一体何なんだろうを垣間見る、
ジュンコ先生発言。

「意識的誘導のポイントは、誘導を受けた相手が、

・あからさまに“誘導を受けた”
と思わないくらいにナチュラル

・むしろ(誘導を受けたにも関わらず)
自発的にその行動を選んで、
好んでやったようにさえ感じる」


日常で見る、意識的誘導例!?
横断歩道で信号待ちをしているとき
友人とお話に夢中になっている。
信号はまだアカなのに、
友人が、渡ろうとした。
(実はコレ、意識的誘導だった)
ワタシったら、
信号はアカとわかっていたはずなのに、
“つい、つられて”一緒にスタートを切ってしまった。
この

“つい、つられて”がポイントなんだ。


ジュンコ先生
「意識的誘導の心得って、われわれが目指す、

究極のリードの形態

と言えるかもしれないわけ」



「おぉ~究極のリード・・・。
相手にキッカケを与えるが、無理強いは決してしない。

相手に判断させ、

決断・行動を起こさせる


って感じですよね? おそらく」


ジュンコ先生
「そうよ。
すごく理解しているじゃない!?」



「だって、ワタシも一応、
プロの免許持ってるんですから、
男性役をちゃんとできないとダメだし」


ジュンコ先生
「アラアラQさん、
意識的誘導は女性にも必要なテクニックなのよ。
というよりも、

女性には必須ね。

男性のように、表立ってリードしにくい分、
もっと意識的誘導を活用しないと、
『ダンスって、男性次第ですよねぇ~』 
なんて、もっと上手い男性だったら、
自分は上手に踊れるのに・・・
を言い続けることになっちゃう」



「女性は男性に対して、
意識的誘導をもっとするべきだと、
いうことですね?」


ジュンコ先生
「ソウよ。
男性はモチロンだけどね。
ホールドする際の、意識的誘導、
実際に試してみましょうか?」

そう言って、
ジュンコ先生とQさんは実践を始めた。


Qさんが男性役だ。

向かい合う。
お互いじっと目と目を合わせている。

静けさ・・・

次の瞬間
Qさんの左手が上がり、女性を導くカタチに。



「今、ものすごく自然に左手が上がりました。
いつも、男子役をするとき、どうやってたんだろう?」


ジュンコ先生
「Qさんの左手が上がるように、
意識的に誘導をしたのよ」



「具体的にはどうやったんですか?」


ジュンコ先生
「手を上げたそうにしていたから(笑)
“お先にどうぞ”ってココロの中で言ったのよ」



「え、それだけ?」


ジュンコ先生
「まずはね」

この

「お先にどうぞ・・・」も、

意識的誘導するテクニックのひとつ。
相手は、行為をすることを許してもらえたことで、
ココロが一瞬、安心の方向へ。
信頼関係が生まれた瞬間ともいえる。
コレこそが、良いホールドへのきっかけとなる。


反対に、Qさんが女性役で誘導。



「へぇ~、こんな感じか。
でも、先生が相手だからできるんじゃないのかナァ。
他の人だったら、
こんなに上手くは行かないと思う」


ジュンコ先生
「そう、だから、ちゃんとテクニックも必要、
ソレを習得するための練習も必要なのよ」

「意識的誘導の後は、こうやって手と手をつなぐ。
ココからまた同調が始まり、
それがまた、次なる誘導に結びついて・・・
接触した部位を通して、
相手と組む作業が永遠、続いていくのよ」



「細やかなんですね~。
アノウ、
意識的誘導のテクニックをもう少し知りたいのですが。
先生以外の人とでもできるように(笑)」


ジュンコ先生
「OK!いいわよ。
ただし、
その前に“同調”のテクニックからね・・・」


      続く第945話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.117 ~ 温存術・決断 ~
 
医師からの問いかけに、ワタシは、
「それなら、全部取っちゃってください」
と、アッサリ言いかけてしまったのでした。

コレはなにも、再発が怖いから、
リスクを背負うのが、イヤだからというわけではないのです。
転移していないことを知り、
「“いのち”をいただいたんだ」
と思いました。
気持ちがとても大きくなっていました。
キレイサッパリすべてをなくしてしまい、
またゼロから、
心機一転がんばるぞ!という意気込みもありました。

人生をやり直すとき、写真を捨て、家財道具を始末し・・・
そうやって生きてきた、ワタシらしい選択だったといえます。

ところが、
ワタシが言葉を発する前に、
なんとY氏が、悠然と口を開き、こう言ったのです。

「できれば残していただきたいのですが…」

瞬間、色々なことがわかったような気がしました。
自分ひとりのことではなかった・・・
だから、
「家族の方も一緒に」と言われたのに、
デリケートさに欠ける自分を恥じました。
と同時に、
迷いなく温存を選択してくれた、Y氏に感謝しました。
ワタシは、
「同じ思いです」
といった、空気をかもし出しながら何も言わずにいました。

と、医師はすべてを察知したかのように、ニコヤカに笑いながら
「わかりました」
温かい含みのアル言葉でした。

そして、
「大丈夫です。任せてください」



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