2009.08.24 (第944話)アルデンテを目指せ!!イタリアン・ホールドⅨ 意識的誘導のポイント
初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
前回の続きだよ。
意識的誘導!?
それって一体何なんだろうを垣間見る、
ジュンコ先生発言。
「意識的誘導のポイントは、誘導を受けた相手が、
・あからさまに“誘導を受けた”
と思わないくらいにナチュラル
・むしろ(誘導を受けたにも関わらず)
自発的にその行動を選んで、
好んでやったようにさえ感じる」
日常で見る、意識的誘導例!?
横断歩道で信号待ちをしているとき
友人とお話に夢中になっている。
信号はまだアカなのに、
友人が、渡ろうとした。
(実はコレ、意識的誘導だった)
ワタシったら、
信号はアカとわかっていたはずなのに、
“つい、つられて”一緒にスタートを切ってしまった。
この
“つい、つられて”がポイントなんだ。
ジュンコ先生
「意識的誘導の心得って、われわれが目指す、
究極のリードの形態
と言えるかもしれないわけ」
Q
「おぉ~究極のリード・・・。
相手にキッカケを与えるが、無理強いは決してしない。
相手に判断させ、
決断・行動を起こさせる
って感じですよね? おそらく」
ジュンコ先生
「そうよ。
すごく理解しているじゃない!?」
Q
「だって、ワタシも一応、
プロの免許持ってるんですから、
男性役をちゃんとできないとダメだし」
ジュンコ先生
「アラアラQさん、
意識的誘導は女性にも必要なテクニックなのよ。
というよりも、
女性には必須ね。
男性のように、表立ってリードしにくい分、
もっと意識的誘導を活用しないと、
『ダンスって、男性次第ですよねぇ~』
なんて、もっと上手い男性だったら、
自分は上手に踊れるのに・・・
を言い続けることになっちゃう」
Q
「女性は男性に対して、
意識的誘導をもっとするべきだと、
いうことですね?」
ジュンコ先生
「ソウよ。
男性はモチロンだけどね。
ホールドする際の、意識的誘導、
実際に試してみましょうか?」
そう言って、
ジュンコ先生とQさんは実践を始めた。
Qさんが男性役だ。
向かい合う。
お互いじっと目と目を合わせている。
静けさ・・・
次の瞬間
Qさんの左手が上がり、女性を導くカタチに。
Q
「今、ものすごく自然に左手が上がりました。
いつも、男子役をするとき、どうやってたんだろう?」
ジュンコ先生
「Qさんの左手が上がるように、
意識的に誘導をしたのよ」
Q
「具体的にはどうやったんですか?」
ジュンコ先生
「手を上げたそうにしていたから(笑)
“お先にどうぞ”ってココロの中で言ったのよ」
Q
「え、それだけ?」
ジュンコ先生
「まずはね」
この
「お先にどうぞ・・・」も、
意識的誘導するテクニックのひとつ。
相手は、行為をすることを許してもらえたことで、
ココロが一瞬、安心の方向へ。
信頼関係が生まれた瞬間ともいえる。
コレこそが、良いホールドへのきっかけとなる。
反対に、Qさんが女性役で誘導。
Q
「へぇ~、こんな感じか。
でも、先生が相手だからできるんじゃないのかナァ。
他の人だったら、
こんなに上手くは行かないと思う」
ジュンコ先生
「そう、だから、ちゃんとテクニックも必要、
ソレを習得するための練習も必要なのよ」
「意識的誘導の後は、こうやって手と手をつなぐ。
ココからまた同調が始まり、
それがまた、次なる誘導に結びついて・・・
接触した部位を通して、
相手と組む作業が永遠、続いていくのよ」
Q
「細やかなんですね~。
アノウ、
意識的誘導のテクニックをもう少し知りたいのですが。
先生以外の人とでもできるように(笑)」
ジュンコ先生
「OK!いいわよ。
ただし、
その前に“同調”のテクニックからね・・・」
続く第945話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.117 ~ 温存術・決断 ~
医師からの問いかけに、ワタシは、
「それなら、全部取っちゃってください」
と、アッサリ言いかけてしまったのでした。
コレはなにも、再発が怖いから、
リスクを背負うのが、イヤだからというわけではないのです。
転移していないことを知り、
「“いのち”をいただいたんだ」
と思いました。
気持ちがとても大きくなっていました。
キレイサッパリすべてをなくしてしまい、
またゼロから、
心機一転がんばるぞ!という意気込みもありました。
人生をやり直すとき、写真を捨て、家財道具を始末し・・・
そうやって生きてきた、ワタシらしい選択だったといえます。
ところが、
ワタシが言葉を発する前に、
なんとY氏が、悠然と口を開き、こう言ったのです。
「できれば残していただきたいのですが…」
瞬間、色々なことがわかったような気がしました。
自分ひとりのことではなかった・・・
だから、
「家族の方も一緒に」と言われたのに、
デリケートさに欠ける自分を恥じました。
と同時に、
迷いなく温存を選択してくれた、Y氏に感謝しました。
ワタシは、
「同じ思いです」
といった、空気をかもし出しながら何も言わずにいました。
と、医師はすべてを察知したかのように、ニコヤカに笑いながら
「わかりました」
温かい含みのアル言葉でした。
そして、
「大丈夫です。任せてください」
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
前回の続きだよ。
意識的誘導!?
それって一体何なんだろうを垣間見る、
ジュンコ先生発言。
「意識的誘導のポイントは、誘導を受けた相手が、
・あからさまに“誘導を受けた”
と思わないくらいにナチュラル
・むしろ(誘導を受けたにも関わらず)
自発的にその行動を選んで、
好んでやったようにさえ感じる」
日常で見る、意識的誘導例!?
横断歩道で信号待ちをしているとき
友人とお話に夢中になっている。
信号はまだアカなのに、
友人が、渡ろうとした。
(実はコレ、意識的誘導だった)
ワタシったら、
信号はアカとわかっていたはずなのに、
“つい、つられて”一緒にスタートを切ってしまった。
この
“つい、つられて”がポイントなんだ。
ジュンコ先生
「意識的誘導の心得って、われわれが目指す、
究極のリードの形態
と言えるかもしれないわけ」
Q
「おぉ~究極のリード・・・。
相手にキッカケを与えるが、無理強いは決してしない。
相手に判断させ、
決断・行動を起こさせる
って感じですよね? おそらく」
ジュンコ先生
「そうよ。
すごく理解しているじゃない!?」
Q
「だって、ワタシも一応、
プロの免許持ってるんですから、
男性役をちゃんとできないとダメだし」
ジュンコ先生
「アラアラQさん、
意識的誘導は女性にも必要なテクニックなのよ。
というよりも、
女性には必須ね。
男性のように、表立ってリードしにくい分、
もっと意識的誘導を活用しないと、
『ダンスって、男性次第ですよねぇ~』
なんて、もっと上手い男性だったら、
自分は上手に踊れるのに・・・
を言い続けることになっちゃう」
Q
「女性は男性に対して、
意識的誘導をもっとするべきだと、
いうことですね?」
ジュンコ先生
「ソウよ。
男性はモチロンだけどね。
ホールドする際の、意識的誘導、
実際に試してみましょうか?」
そう言って、
ジュンコ先生とQさんは実践を始めた。
Qさんが男性役だ。
向かい合う。
お互いじっと目と目を合わせている。
静けさ・・・
次の瞬間
Qさんの左手が上がり、女性を導くカタチに。
Q
「今、ものすごく自然に左手が上がりました。
いつも、男子役をするとき、どうやってたんだろう?」
ジュンコ先生
「Qさんの左手が上がるように、
意識的に誘導をしたのよ」
Q
「具体的にはどうやったんですか?」
ジュンコ先生
「手を上げたそうにしていたから(笑)
“お先にどうぞ”ってココロの中で言ったのよ」
Q
「え、それだけ?」
ジュンコ先生
「まずはね」
この
「お先にどうぞ・・・」も、
意識的誘導するテクニックのひとつ。
相手は、行為をすることを許してもらえたことで、
ココロが一瞬、安心の方向へ。
信頼関係が生まれた瞬間ともいえる。
コレこそが、良いホールドへのきっかけとなる。
反対に、Qさんが女性役で誘導。
Q
「へぇ~、こんな感じか。
でも、先生が相手だからできるんじゃないのかナァ。
他の人だったら、
こんなに上手くは行かないと思う」
ジュンコ先生
「そう、だから、ちゃんとテクニックも必要、
ソレを習得するための練習も必要なのよ」
「意識的誘導の後は、こうやって手と手をつなぐ。
ココからまた同調が始まり、
それがまた、次なる誘導に結びついて・・・
接触した部位を通して、
相手と組む作業が永遠、続いていくのよ」
Q
「細やかなんですね~。
アノウ、
意識的誘導のテクニックをもう少し知りたいのですが。
先生以外の人とでもできるように(笑)」
ジュンコ先生
「OK!いいわよ。
ただし、
その前に“同調”のテクニックからね・・・」
続く第945話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.117 ~ 温存術・決断 ~
医師からの問いかけに、ワタシは、
「それなら、全部取っちゃってください」
と、アッサリ言いかけてしまったのでした。
コレはなにも、再発が怖いから、
リスクを背負うのが、イヤだからというわけではないのです。
転移していないことを知り、
「“いのち”をいただいたんだ」
と思いました。
気持ちがとても大きくなっていました。
キレイサッパリすべてをなくしてしまい、
またゼロから、
心機一転がんばるぞ!という意気込みもありました。
人生をやり直すとき、写真を捨て、家財道具を始末し・・・
そうやって生きてきた、ワタシらしい選択だったといえます。
ところが、
ワタシが言葉を発する前に、
なんとY氏が、悠然と口を開き、こう言ったのです。
「できれば残していただきたいのですが…」
瞬間、色々なことがわかったような気がしました。
自分ひとりのことではなかった・・・
だから、
「家族の方も一緒に」と言われたのに、
デリケートさに欠ける自分を恥じました。
と同時に、
迷いなく温存を選択してくれた、Y氏に感謝しました。
ワタシは、
「同じ思いです」
といった、空気をかもし出しながら何も言わずにいました。
と、医師はすべてを察知したかのように、ニコヤカに笑いながら
「わかりました」
温かい含みのアル言葉でした。
そして、
「大丈夫です。任せてください」
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |