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ねぇ、それにしても今回のタイトルの

アルデンテって何?

ダンス用語にそんなものあったっけ?
って方、ひょっとしたらいるかもね。

A夫
「“アルデンテ”って、
ウチの近くにあるイタリアンレストランの名前やな。
いったい、どういう意味や?」

B子
「いやぁ、あんた “アルデンテ”も知らんの?
“スパゲティのゆで加減”のことやんか」

A夫
「えぇっ、そーなん!?」

B子
「ホンマに知らんの? 
まぁ、アルデンテの本来の意味は、
イタリア語で『歯ごたえのある』
理想的なゆで上がり状態の目安とされる表現や。
パスタ類だけやのうて(なくて)、
野菜なんかも歯ごたえのある硬さにゆで上げたものを
アルデンテっていうらしいけどね」

A夫
「そういうたら、
イタリアンレストラン“アルデンテ”のスパゲティ、
エライ、芯があって硬いナァって思ったけど、
あれが、ソウか・・・
奥歯に、ニチャニチャと残ったから、
始めはアレッと思ったけど、
慣れるとなかなか、上手い。
麺(めん)の粉(こな)の味わいって感じがした」

B子
「あんた、エライ“通”なこと言うヤンカ(笑)
でも、スパゲッティの本場イタリアでは、一般人は、
“アルデンテ”ってあんまり知らんのやて
(知らないんだって)。
それくらい、意外にコアな知識らしいわ。
寿司を知ってはいても『シャリ』は知らんって感じ」

A夫
「それ、オモロイな」

B子
「そう。
日本で、アルデンテ言うたら誰でも知ってるヤン?
イタリア人曰く
『これが異文化を吸収する日本人のスゴイ所だ』」

A夫
「オレは、知らんかったけどな(笑)
でも、なんでジュンコ先生、
ダンスのタイトルにしたんやろうな。
しかも、イタリアン・ホールドなんて・・・」


はーい、お答えしましょ。
実はワタクシ
お料理にめっちゃ
リキ入っていた時代がありましてね、
専門書で独学、
会席料理やフランス料理のコースを、
フツーに夕食に出したりしていたし、
(まぁカッコウだけだけど)
パンや和菓子も手作り、で決めていたんだな。
独自のレシピを作り上げるまでに、
何度も試作を重ね
「あ、おいしい!!」
という味ができあがったときは、
うれしかったナァ。

モチ、スパゲティにも懲りましたよ。
最もベーシックな
“アーリオ・オーリオ・エ・ぺペロンチーノ”
のレシピ作りの時が一番、手間取ったんだ。
にんにくと唐辛子、
オリーブオイルだけのシンプルさゆえ、
なにかのバランスが崩れるともうダメ。

全工程、気のぬくところナシって感じなんだ。
そんでもって、
麺のゆでかげんはメチャンコ重要ポイント。
ゆで時間、扱う麺の種類にはモチロンのこと、
ゆでるときの、塩の質・量にまでこだわり、
究極のアルデンテを目指した・・・

苦労の末(!?)
自分では
「なかなかいけてるヤン!」なレシピが出来上がり、
大満足だったんだけれど、
ところが、つい最近、
「ひょっとして、
これが、ホンモノのアルデンテ!?」
という、モンに出合ったわけよ。

表面はべとつかず、サラリ。
想像していたよりも、固め。
麺の中心に、
髪の毛の細さくらいの芯が残っているって感じ。
シコシコとした小気味良い歯ざわり。

“ちょうど良い”ゆで加減。

ウーン、おいしい、
やられた・・・

※隠れ家的な感じの、こじんまりとしたイタリアンレストランにて。
ソコのアーリオ・オーリオは、見た目も美的、ぴかぴか光っていたなぁ。
ちなみにその店のシェフ、もうすでに“一流”にもかかわらず、
再度、イタリアへ勉強に行っちゃったんだ。
終了後は、日本ではなくイタリアで店を構えるとか、残念!


・・・ってことで、
今や、目指すのは

自在に変化可能な柔らかさを保ちつつも、
ちゃんと“芯”があり(これは“骨格”でしょ)
ちょうど良い張り感、
美的、輝きをはなっている

アルデンテ・ホールド 

= イタリアン・ホールド


ってな、発想。

でも、どーして
ワタクシがイタリアン・ホールドにご執心で、
オススメなのか?には、
もっと深いテクニック的な理解があり・・・


      続く第938話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.110 ~ ココロが強くなる病!? ~
 
身近な人々に“告知告白”を続けながら、
ワタシは不思議な心境になっていきました。

“どんどん、ココロが強く、豊かになっていく!?”
そんな自分を感じ始めたのです。
これはたぶん、
「病・生・死」といった深いテーマについて考え、
ソコから生まれた、自分の人生のプランを人に語り・・
を繰り返したおかげなのでしょう。

また、人から、
色々な話を聞き出すことができたことも“収穫”でした。

“告知告白”を受けたみんなは、一様に非常な関心を示しました。
ソレに触発されたかのように、自己の「病歴」を明かしたり、
「死生観」について語ったり、
普段では決して話さないようなココロの内を打ち明けたり・・
その、どれもが新鮮で、ワタシの胸に熱く響いたものでした。

かつて大腸ガンの手術をしたという、ある生徒サンが言いました。

「アノ病気になって、とっても良かったと思っている」

その理由。
人の“痛み”を理解してあげられるようになった・・・
「ソレまでは、周りの人の苦しみを、
本当に理解してはいなかったんだということがわかった」
と言うのです。

「だから、励ましたり、勇気付けたりしても、
ピントがずれていたりして、
かえって上手く行かないこともあったの」

「実際に自分が体験してみないと、
どうしてもわからないことがあると気がついた」
そして、
「手術後、ものすごく人間関係が良くなったのよ」

今、彼女は確かに輝いています。


数日後、荷物を持って、病院へ。

驚くほどに、
豊かな気持ちでの入院を果たすことができたのです。



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