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ハーイ、読者の皆さん!
今日は記念すべき日ですよぉ。
ン、いったいナニ? 
と言う、あ・な・た、タイトルをごらんアレ。

アァッ! 変わってる。
そう、
永遠にコンテニューかと思われた、
スロー・フォックストロット・シリーズがやっと、完。

んでお次は、と模索したのですが、
種目別シリーズもいったんお休みをいただき、
「カップル・ダンスたるもの、
ヤッパ、これに尽きるでしょ」
に戻ってきたわけよ。

ホールド=男女が組むこと

ホールドについては、
ブログ開始後、
まだ初期の頃に一度シリーズを組んでいるのよね。
タイトルは、
「最上級のホールドを手に入れるために」

結構長いシリーズになっちゃった末、
「ナンボ書いても、キリがありマセーン」ってことで、
途中終了させていただいたんだけど、
またまた今回、再シリーズを組んだ理由は・・・!?

言っちゃってイイのかナァ。
実はねぇ、

惚れちゃったからですよ。

オイオイ、惚れただなんて、ナンの告白!?って、
ドン引きしないでチョーだいね。
惚れた相手は、イタリア勢だ。
具体的には、
現世界チャンピオン 
ミルコ・ゴッゾーリ & アレッシア・べティ
そして
パオロ・ボスコ & シルヴィア・ピトン
彼・彼女たちのホールドに、
「よっしゃぁ~、見つけた!」
となったからなんだ。

どういうことかと言うと、
実をいいますと、
ワタクシ、スタンダード・ダンサーの中で、
「こんなふうになりたいと願う、憧れの対象」
と言うか、
「アァ、この方たちのやっていること、
(できなくても)ワカル」
ってな“ピーンと来る人”が、いなかった」のよね。

例えば、ラテンだったら、
マリトースキー組。
パートナーのジョアンナ。
彼女を見たとき、
「これはいい! 」
って、ビビッときたようなモンが、
なかなか(スタンのダンサー)
誰にも持てなかったってわけ。
「(カラダの)デザインどおりの身体操作」
「観るだけで、インナーマッスル訓練の勉強になる」
などが、
そのビビッの、内容。
今回のイタリア勢へのビビッもほぼ同じような感覚だ。

そういや、
この間の“サマーパーティ”での講習でも。
(以下、レジメの抜粋)

■講習 

今やスタンダード・スタイルは、
「イングリッシュなのにイタリアン」な時代。
小柄なのに、踊るとデカクなるイタリア勢の特徴は、
強靭でしなやかな美的ホールドだ。

“イタリアン・ホールド”

のナゾを知れば、
男女の協力体勢バツグン、
アグレッシブなダンスに変身可能!?
さぁさぁ、お試しアレ!

で、
“イタリアン・ホールド”のナゾを解くポイントを
紹介したんだな。

して、こんな風・・・


      続く第937話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.109 ~ 母は強し ~
 
「ジュンコ、大丈夫や」
母はそう、言ったのです。
非常に力のこもった、張りのある声でした。

「ヨッシャ、心配いらん。
お母さんが付いてる」
というような、強い気持ちがわいてきたのでしょうか。

ふと、見ると、母の表情が一変しています。
とても元気そうなのです。

「自分の病気のことなんか、
言うてられへんようになってきたわ」
母はそう言うや、
ヨッコイショとばかりに立ち上がり、
部屋の隅においてあったボストンバックを運んできました。

ジッパーを開けます。
中から出てきたものは、母が自分用に用意しておいた“入院セット”です。
ガーゼの寝巻き、タオル、手鏡、
洗面器、歯ブラシ・歯磨き粉・吸い飲み・・

「これ、アンタがこのまま使ったらいい」
なんて言うのです。

ワタシは驚き、言葉を返します。
「そんな・・・お母さんが急に倒れたりして、
入院せなアカン状況になったらどうするの?」

「ジュンコの病気のことを聞いて、
お母さんがシッカリせんと(しないと)って思ったら
えらいもんやナァ、カラダがシャンとしてきたわ」
笑っています。

父も深くうなずき、
「俺たちのことはいいさ、心配はいらねぇ」
そして、Y氏に
「結婚ソウソウ、こんなことになってしまって・・・」
と、頭を下げています。

すると、母も思い出したように
「ホンマにねぇ、ご迷惑ばっかりかけて。
どうか力になってやってくださいね」

「さぁ」
母が気合を入れます。
「お腹、すいたやろ?
いっぱい食べて元気付けて。
親より先に死ぬ事なんか言うてたらアカンで」
母は颯爽とエプロン姿になり、すき焼きの準備にとりかかったのです。

程なくして、乾杯。
精一杯のもてなし、気丈にふるまう母。
冗談を言い、ワタシを勇気付けようとする父。
ありがとう・・・心の中で言いました。

帰り際、
「代われるものなら、代わってやりたい」
母は泣き出しました。

父もつられて泣いています。

と、すぐさま母は自分でココロを立て直しにかかります。
「(亡くなった)
おじいちゃんとおばあちゃんが守ってくれるから、大丈夫や」

力強い声でした。



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