初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
さぁて、やっとこさ、
ジュンコ先生の
スロー・フォックストロットの
グループレッスンに戻ってきたよ。
「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」
さっそく、田島さんからこんな質問だ。
「“みぞおちから脚”で
踊ることをやろうとしているのですが、
自分でできているかどうか、わからない。
実感がないんです」
すると、ノリタケ君も、
「ぼくも同じです。
自分では、みぞおちからインナーマッスルを使って
・・・のつもりなんだけど、
『足だけで踊ってる』と、
一緒に踊った女性から言われます」
ジュンコ先生はうなずいて聞いていたが、
「OK、じゃあ一度、男性全員で、
シャドウをやってみましょう」
フェザー・ステップ~
リバース・ターン~
スリーステップ・・・
「観察していた女性軍に、
感想を聞いてみましょうか」
と、ジュンコ先生。
と、トシ子さん
「少し、皆さん、
前へ行こう、
進もうとあせっているような感じです」
ベテラン、紀子さんは、
「カラダの動きより、
脚の動きのほうが目立っている
感じがします。
すごくラッシュ(突進すること)
しているように見える方もいます」
千恵子さんは
「ワタシは、
音楽より速いのが気になります。
距離を出そうとしているせいかしら」
ジュンコ先生は微笑みながら聞いていたが、
「厳しい意見が多いけれど・・・
よく観察できているわね。
男性の方、どうかしら?」
すると田島さん
「イヤ、その通りです。
前へ行こう、距離を出そうとあせってます。
あぁ、それでカラダの中を
感じることができないのかナァ」
ノリタケ君も
「風を切って、スイングをかけて
・・・と思って踊っています。
そうか、もっと丁寧に踊らないとダメなのか」
ジュンコ先生は、提案した。
「男性の方、イイ?
今の歩幅の半分くらいの感覚で踊ってみましょうか」
すると、
田島さん
「カラダの中が動いている感じが少し分かりました」
ところが、ノリタケ君は
「ウーン、僕はあんまりわからないや。
(歩幅を小さくすると)
踊った気がしないんです。
それって、変ですよね?」
「ソウね」
と、ジュンコ先生は言い、言葉を続ける。
「歩幅の調整は、脚の話ではなく、
“みぞおち部位”での話よ。
みぞおちから動いていないで、
ただ歩幅を狭くして踊るだけだと
なんだか、踊った気がしない
・・・ということになるわ」
「ソコ(みぞおち部位)での
コントロールができないと、
あせってラッシュしてしまったり、
無謀な脚幅だけで踊っちゃうことになるわ。
結果、音楽に対してのコントロールも利かない」
そして、
「OK、いい練習方法を教えましょう。
その場で踊りながら
“みぞおちから脚”を鍛える練習よ」
そう言って、ジュンコ先生は
スロー・フォックストロットの音楽をかけ、
ある動きを始めた・・・
みんなは???
続く第925話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.97 ~ 踊れなくなる ~
「そうですか・・・」
うなるような、ためいきのような、変な音になってしまいました。
今まで聞いた自分の声で、
最もリアルで、感情のこもった声だった思います。
また、ソンナことを冷静に感じている自分に少し驚いてもいます。
医師は言葉を選びながら説明します。
転移しているかどうかなど、
進行具合の詳しい状況はまだ分からないこと。
摘出の程度は、その結果、決まること。
脇の下のリンパへの転移は十分考えられるため、
その部位の施術も必要なこと。
そうなると、
腕が上がりにくくなる恐れがあること・・
看護婦さんが、たたずみ、見守っています。
「場合によっては・・・ダンスは難しくなるかもしれません」
こらえていた涙が、初めて頬を伝いました。
ワタシは知りました。
「踊れなくなる」
と言う言葉が、最も怖かったことを。
ひょっとしたら、
死の宣告よりも、辛いものかもしれないことを。
看護婦さんが言葉をくれました。
「よく、ひとりで来られましたね」
えらかったですね、
といった感じです。
その言葉をきっかけに、ワタシは、
「そうだ、ワタシ、ひとりではないんだ・・・」
急にソンナ思いが戻ってきました。
“事件”を伝えなければいけない人の顔が、浮かんできました。
Y氏
生徒サン
両親・・
みんな仰天するでしょう。
医師は最後にこう言いました。
「色々なコトを、整理してきてください」
何しろ、9年もほったらかしにしていたわけで、
どうなっているものやら。
検査が進むほどに、ハッキリしたことが判明するでしょう。
「お願いします」
「がんばりましょう」
看護婦さんは、ナニも言わず、
ソッとハンカチを手渡してくれました。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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グループレッスンに戻ってきたよ。
「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」
さっそく、田島さんからこんな質問だ。
「“みぞおちから脚”で
踊ることをやろうとしているのですが、
自分でできているかどうか、わからない。
実感がないんです」
すると、ノリタケ君も、
「ぼくも同じです。
自分では、みぞおちからインナーマッスルを使って
・・・のつもりなんだけど、
『足だけで踊ってる』と、
一緒に踊った女性から言われます」
ジュンコ先生はうなずいて聞いていたが、
「OK、じゃあ一度、男性全員で、
シャドウをやってみましょう」
フェザー・ステップ~
リバース・ターン~
スリーステップ・・・
「観察していた女性軍に、
感想を聞いてみましょうか」
と、ジュンコ先生。
と、トシ子さん
「少し、皆さん、
前へ行こう、
進もうとあせっているような感じです」
ベテラン、紀子さんは、
「カラダの動きより、
脚の動きのほうが目立っている
感じがします。
すごくラッシュ(突進すること)
しているように見える方もいます」
千恵子さんは
「ワタシは、
音楽より速いのが気になります。
距離を出そうとしているせいかしら」
ジュンコ先生は微笑みながら聞いていたが、
「厳しい意見が多いけれど・・・
よく観察できているわね。
男性の方、どうかしら?」
すると田島さん
「イヤ、その通りです。
前へ行こう、距離を出そうとあせってます。
あぁ、それでカラダの中を
感じることができないのかナァ」
ノリタケ君も
「風を切って、スイングをかけて
・・・と思って踊っています。
そうか、もっと丁寧に踊らないとダメなのか」
ジュンコ先生は、提案した。
「男性の方、イイ?
今の歩幅の半分くらいの感覚で踊ってみましょうか」
すると、
田島さん
「カラダの中が動いている感じが少し分かりました」
ところが、ノリタケ君は
「ウーン、僕はあんまりわからないや。
(歩幅を小さくすると)
踊った気がしないんです。
それって、変ですよね?」
「ソウね」
と、ジュンコ先生は言い、言葉を続ける。
「歩幅の調整は、脚の話ではなく、
“みぞおち部位”での話よ。
みぞおちから動いていないで、
ただ歩幅を狭くして踊るだけだと
なんだか、踊った気がしない
・・・ということになるわ」
「ソコ(みぞおち部位)での
コントロールができないと、
あせってラッシュしてしまったり、
無謀な脚幅だけで踊っちゃうことになるわ。
結果、音楽に対してのコントロールも利かない」
そして、
「OK、いい練習方法を教えましょう。
その場で踊りながら
“みぞおちから脚”を鍛える練習よ」
そう言って、ジュンコ先生は
スロー・フォックストロットの音楽をかけ、
ある動きを始めた・・・
みんなは???
続く第925話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.97 ~ 踊れなくなる ~
「そうですか・・・」
うなるような、ためいきのような、変な音になってしまいました。
今まで聞いた自分の声で、
最もリアルで、感情のこもった声だった思います。
また、ソンナことを冷静に感じている自分に少し驚いてもいます。
医師は言葉を選びながら説明します。
転移しているかどうかなど、
進行具合の詳しい状況はまだ分からないこと。
摘出の程度は、その結果、決まること。
脇の下のリンパへの転移は十分考えられるため、
その部位の施術も必要なこと。
そうなると、
腕が上がりにくくなる恐れがあること・・
看護婦さんが、たたずみ、見守っています。
「場合によっては・・・ダンスは難しくなるかもしれません」
こらえていた涙が、初めて頬を伝いました。
ワタシは知りました。
「踊れなくなる」
と言う言葉が、最も怖かったことを。
ひょっとしたら、
死の宣告よりも、辛いものかもしれないことを。
看護婦さんが言葉をくれました。
「よく、ひとりで来られましたね」
えらかったですね、
といった感じです。
その言葉をきっかけに、ワタシは、
「そうだ、ワタシ、ひとりではないんだ・・・」
急にソンナ思いが戻ってきました。
“事件”を伝えなければいけない人の顔が、浮かんできました。
Y氏
生徒サン
両親・・
みんな仰天するでしょう。
医師は最後にこう言いました。
「色々なコトを、整理してきてください」
何しろ、9年もほったらかしにしていたわけで、
どうなっているものやら。
検査が進むほどに、ハッキリしたことが判明するでしょう。
「お願いします」
「がんばりましょう」
看護婦さんは、ナニも言わず、
ソッとハンカチを手渡してくれました。
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