初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
特別シリーズ
社交ダンスを教えるということvol.7
実は、カタチだけ組んでいる
ダンス実学主義の夜明け 27
スタンダードのホールドに関するテクニックは、
とってもたくさんあるよね。
セットアップの仕方
(お互いがポイズを作り、組んでいく作業)
コンタクトしていく順番
グリップの仕方
アームポジション
ヘッドポジション
・・のように、具体的なモノから
重みで組む
エネルギーで組む
呼吸で組む
・・のような、抽象的なモノまで
さまざま。
でも、ドンだけ
「ホールド・テクニックを習得しました!」
であっても、ソレを活かせなかったなら、
平たく言えば、
そのホールドテクニックを実際に使うことをしなかったなら、
もっと言えば、
そのホールドテクニックを使う以前に
ちゃんとホールドする“気分”になれなかったら、
全く意味ないジャン!!なのよね。
つまり
人と組む作業は非常に
“気分”に作用されるもの
そう、ホールド・テクニックが難しく、
実学になりにくいワケはソコにあるんだ。
どんなにテクニックがあったって、
「この人と組むのヤダナァ」
「相手にどう思われているか心配」
など、ネガティブな想いや
「ええカッコしてやろう」
「ヨーシがんばるぞ」
とココロが動いた瞬間に、
筋肉の質は変化してしまう
と同時に、
ホールドテクニックも変容する
・・・くらい実はデリケートなものなんだな。
ある水準以上の、普遍的なホールドテクニックを会得すれば、
ココロとカラダの“ブレ”は少なくなるだろう。
でも、
アマチュア・ダンス愛好家のほとんどの方が、
このワナにはまっているのではないだろうか、と思うのよね。
このワナとは・・・
実は、(知らない間に)
カタチだけ組んでいる
なぜって、
気持ちとカラダと両方で組むって、
非常に難しいことだからだ。
これは、日頃の人間関係の難しさと、
ナニも変わらない難しさなんだ。
例の花村さんのような仲の好いご夫婦まで、
ことダンスのホールドになったら、
“気の遣いあい”をしてしまうってわけ。
こんな状況の時に
「ご主人、頭をもう少し、左へストレッチさせて。
奥さんは、右ひじを軽く曲げて・・・」
などとやったって、かえって、リキミを誘発するだけなんだ。
ということで、
教える側としての心得・・・
ホールドテクニックを実学にするためには、
絶対的に精神的なケアが必要
花村さん夫妻の場合、
奥さんがご主人に悪いからと言って、
余計にリキンでしまうことを避けるため、
まず、
お二人ともが気持ちを変えなければいけないわけね。
アドバイスとして、
ご主人へ
「奥さんの緊張を感じても、意に介さず、
そのままで、踊りきるエネルギーが必要」
エネルギー循環のイイカラダにし、フレームは、
シンプルに骨格で作ること、またその作り方を伝授。
奥さんへ
「リキムことを気にせず、どんどん踊ること。
なぜなら、リキミとパワーの識別がまだ難しいため」
気分次第でリキミとパワーは交代することもあるってこと。
なので、まずは気楽にする、が一番。
その上で、ホールドをする際の、カラダの使い方を伝授。
とくに、カラダが落ちると、
力みやすいため、吊り上げ筋に着目。
さぁさ、お二人の実践やいかに!
いつの日か報告するときが来るまで、
お待ちくださいね・・・。
完第924話へ
Real Junko Voice
(目次)
「もう一つの学連物語」
vol.96 ~ 告知 ~
予約の時間はとっくに過ぎていました。
ジッと待つこと、実に4時間。
非常に重い時間でした。
この、扉の向こうに呼び出され宣告を受ける。
人生が決まる。
時々、フッとワケがわからなくなりました。
「ここで、ワタシ、何をしているのだろう?」
妙な緊張感が続くせいでしょうか。
そのたびにワタシは、
例の大学ノートのある一節に目を留め、読みました。
「主よ、変えるべき変えられることを変える勇気を、
変えられないことを受け入れる平和を
そしてその区別をつける知恵を与えたまえ」
平和・・・でいられるためには、まず、落ち着かなきゃいけない。
自分に言い聞かせます。
と、名前が呼ばれます。
いよいよです。
ヨシッ!
気合を入れたくなりました。
最後に想ったのは、結果を待つY氏のことでした。
「一緒にいてね」
ノック。
「どうぞ」
今日は静かな空間です。
医師ともうひとり年配の看護婦さん、二人だけ。
イスに導かれます。
医師の様子は?
表情からは何も読み取れません。
カルテを読み直しています。
神妙なカオ・・・
宣告はいきなり、来ました。
「でました、ガン細胞です」
瞬間、部屋の音は一切なくなりました。
耳鳴りを感じました。
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
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実は、カタチだけ組んでいる
ダンス実学主義の夜明け 27
スタンダードのホールドに関するテクニックは、
とってもたくさんあるよね。
セットアップの仕方
(お互いがポイズを作り、組んでいく作業)
コンタクトしていく順番
グリップの仕方
アームポジション
ヘッドポジション
・・のように、具体的なモノから
重みで組む
エネルギーで組む
呼吸で組む
・・のような、抽象的なモノまで
さまざま。
でも、ドンだけ
「ホールド・テクニックを習得しました!」
であっても、ソレを活かせなかったなら、
平たく言えば、
そのホールドテクニックを実際に使うことをしなかったなら、
もっと言えば、
そのホールドテクニックを使う以前に
ちゃんとホールドする“気分”になれなかったら、
全く意味ないジャン!!なのよね。
つまり
人と組む作業は非常に
“気分”に作用されるもの
そう、ホールド・テクニックが難しく、
実学になりにくいワケはソコにあるんだ。
どんなにテクニックがあったって、
「この人と組むのヤダナァ」
「相手にどう思われているか心配」
など、ネガティブな想いや
「ええカッコしてやろう」
「ヨーシがんばるぞ」
とココロが動いた瞬間に、
筋肉の質は変化してしまう
と同時に、
ホールドテクニックも変容する
・・・くらい実はデリケートなものなんだな。
ある水準以上の、普遍的なホールドテクニックを会得すれば、
ココロとカラダの“ブレ”は少なくなるだろう。
でも、
アマチュア・ダンス愛好家のほとんどの方が、
このワナにはまっているのではないだろうか、と思うのよね。
このワナとは・・・
実は、(知らない間に)
カタチだけ組んでいる
なぜって、
気持ちとカラダと両方で組むって、
非常に難しいことだからだ。
これは、日頃の人間関係の難しさと、
ナニも変わらない難しさなんだ。
例の花村さんのような仲の好いご夫婦まで、
ことダンスのホールドになったら、
“気の遣いあい”をしてしまうってわけ。
こんな状況の時に
「ご主人、頭をもう少し、左へストレッチさせて。
奥さんは、右ひじを軽く曲げて・・・」
などとやったって、かえって、リキミを誘発するだけなんだ。
ということで、
教える側としての心得・・・
ホールドテクニックを実学にするためには、
絶対的に精神的なケアが必要
花村さん夫妻の場合、
奥さんがご主人に悪いからと言って、
余計にリキンでしまうことを避けるため、
まず、
お二人ともが気持ちを変えなければいけないわけね。
アドバイスとして、
ご主人へ
「奥さんの緊張を感じても、意に介さず、
そのままで、踊りきるエネルギーが必要」
エネルギー循環のイイカラダにし、フレームは、
シンプルに骨格で作ること、またその作り方を伝授。
奥さんへ
「リキムことを気にせず、どんどん踊ること。
なぜなら、リキミとパワーの識別がまだ難しいため」
気分次第でリキミとパワーは交代することもあるってこと。
なので、まずは気楽にする、が一番。
その上で、ホールドをする際の、カラダの使い方を伝授。
とくに、カラダが落ちると、
力みやすいため、吊り上げ筋に着目。
さぁさ、お二人の実践やいかに!
いつの日か報告するときが来るまで、
お待ちくださいね・・・。
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vol.96 ~ 告知 ~
予約の時間はとっくに過ぎていました。
ジッと待つこと、実に4時間。
非常に重い時間でした。
この、扉の向こうに呼び出され宣告を受ける。
人生が決まる。
時々、フッとワケがわからなくなりました。
「ここで、ワタシ、何をしているのだろう?」
妙な緊張感が続くせいでしょうか。
そのたびにワタシは、
例の大学ノートのある一節に目を留め、読みました。
「主よ、変えるべき変えられることを変える勇気を、
変えられないことを受け入れる平和を
そしてその区別をつける知恵を与えたまえ」
平和・・・でいられるためには、まず、落ち着かなきゃいけない。
自分に言い聞かせます。
と、名前が呼ばれます。
いよいよです。
ヨシッ!
気合を入れたくなりました。
最後に想ったのは、結果を待つY氏のことでした。
「一緒にいてね」
ノック。
「どうぞ」
今日は静かな空間です。
医師ともうひとり年配の看護婦さん、二人だけ。
イスに導かれます。
医師の様子は?
表情からは何も読み取れません。
カルテを読み直しています。
神妙なカオ・・・
宣告はいきなり、来ました。
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