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ジュンコ先生の

ホールド・レッスンが続いている。

「ジュンコ先生のブログ内グループレッスンのご案内」


課題は、

リキミのない腕・手で、フレームを作る

そのためにすること
①体幹部とフレームを分離した結果、

・腕はブランブランで、全然リキンでいない
胸鎖関節以外は、外れているとイメージ
・手は、適当に丸みを帯びている

この状態のまま、フレームを作るというのだが・・・


ジュンコ先生は言う。

骨格でフレームを作る感覚を習得すれば、

腕・手がブランブランのままで
OKってことがわかるわね。
むしろ、リキミがあったらできないということも。
実際に骨格でフレームを作るために、
必要な知識を交えながら
一緒にトライしていきましょう」

では、まずザッと、
フレーム作りに参加するメンバーたちを並べてみよう。
おなじみ左右 

肩甲骨&鎖骨

この二つを合わせて、

肩甲帯(けんこうたい)と呼んでいる。

肩甲帯は、別称

ショルダー・ガードルとも言うんだよ。


それから、
腕の骨である

上腕骨(じょうわんこつ)

コレはいわゆる肩関節からぶら下がっているよ。
そして、ヒジがあって、その先にあるのが、

前腕骨(ぜんわんこつ)

コレは、2つに分かれていて、
親指側にあるのが橈骨(とうこつ)
小指側にあるのが尺骨(しゃっこつ)
と呼ばれている。

手首、それから、手だ。

これら
肩甲骨・鎖骨・上腕骨・前腕骨・手首・手の各メンバーが、
まずはそれぞれ分離して、
正しく動くことがデキルかどうかを診断

そして、
動きが鈍っているようだと、

リハビリ・機能訓練に励む

ってな、プロセスを経て、
フレームとして、合体することが望まれるんだな。

ってことで、
メンバーの一つ一つを見て行くよ。

“骨格で作るフレーム”としての
肩甲骨の正しい位置はどこか?
ソレは以下の二つの筋肉のバランスのよって決まってくる。

前鋸筋(ぜんきょきん)と

菱形筋(りょうけいきん)

(第61481話参照)

何度か取り上げたけれど、
もうチョイ詳しく見てみましょ。


肩甲骨をはさんで、
背骨側・・・菱形筋(りょうけいきん)
脇・おなか側・・・前鋸筋(ぜんきょきん)

と、両筋肉は連続しているんだ。

お互いが、両側から
肩甲骨を引っ張るような位置関係にあるってこと。
もうチョイ言えば、
菱形筋によって肩甲骨が背中側に引き寄せられる時、
胴体と肩甲帯との力の連絡がOFFになり、
前鋸筋によって肩甲骨が脇・お腹側へ引き寄せられる時、
胴体と肩甲帯との力の連絡がONになる。

GOODな骨格フレームのためには
まるきりOFFでもONでもダメ。
偏りが、あっちゃNGってことだ。
で、正しい位置は両筋肉のバランスの取れているところ。

目指す肩甲骨のニュートラルな位置は、
左右の肩甲骨を最大に離した位置
(“最大外転位”といい、腕を最大に「前ならえ」のように
体の前に突き出した状態)と、
最大に引き寄せた位置(“最大後引位”という)
中間地点と認識しておいてね。


      続く第951話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.123 ~ 奇跡のガン ~
 
話はさかのぼり、
入院前、CTスキャンの撮影をしたときことです。

ワタシの画像を撮ってくれた技士の中に、
見覚えがある男性がいたのです。
あ、思い出しました。
以前、交流を持っていた、
あるダンスの先生の生徒サンだったと思われます。
が、ほんの数回会っただけの方、
名前も思い出すことのできないほどに、薄い関係の人ではありました。

ひょっとしたら、男性は気が付いているかも?
なんとなくそう感じました。
でも、ワタシは撮影用のガウン姿でスッピン、
おそらくはわからないだろう、
ひょっとしたら、カルテの名前でわかるかな、
苗字が変わっているから、それもナイかも・・・
もちろん、言葉を交わすこともなくその場は終わりました。

驚きです。
その男性が部屋に尋ねて来てくれたのです。

「この病院で、もう20年以上、
放射線技師として勤務しているのです」
穏やかにその男性は語ります。

「すぐに先生とわかりました。びっくりしました」

そして、画像を見て、
さらにビックリ仰天!だったそうです。

「画像を見てわかるものなんですか?」
ワタシがガンであることを知り、男性は驚いたのだと思い、
そう尋ねました。

「見てすぐ、ガンであることはわかりました。
が、今まで見たことのない、奇跡のガンだったのです」

奇跡のガン?
ワタシは聞き返します。

「ガンがポッカリと、水に浮いていた」
ソレはまるで周りの組織から隔離されたかのようであったといいます。

「長い間、技士をやっていますが、
こんなラッキーなガンは初めて見ました」
進行性のガンであるにもかかわらず、
転移を最小限に食い止められた理由はどうもソコにあったようです。

「良かったですねぇ」
ワタシも改めてそう思いました。

「先生にはまだ生きていてもらわないと・・・」
男性はとってもいい笑顔をくれました。



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