初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
特別シリーズ
社交ダンスを教えるということvol.7
超・スペシャル・レッスンに挑まれる覚悟
ダンス実学主義の夜明け ②
“挽回(ばんかい)のチャンス到来”
2件目は
以前このブログでもご紹介したことのある、
トアルご夫婦のお話だ。
(第599話参照)
その花村さん夫妻(仮称)とは、
もう23年にわたるお付き合い。
学連上がりの新米教師ジュンコ時代をよーく知っている、
唯一の生徒サンかも知れないね。
23年間に及ぶダンス教師活動、
「ダンスが上手くなるためには、
ナニをどう教え導くべきか?」
という “根本”において、
常に、
紆余曲折(うよきょくせつ)※1
一進一退(いっしんいったい)※2
だったように思うんだ。
その“すべて”を先生とともに体験してくれたのが、
この花村さん夫妻だろう。
※1物事が順調に運ばないで、こみいった経過をたどること
※2進んだり退いたりすること。事態がよくなったり悪くなったりする状態
辛く厳しい言葉であえて言うなら、
花村さん夫妻は“被害者”だ。
今このブログで取り上げているような
「指導方法」で導いていたなら、
もっともっと、
早くにダンスが上手くなっていただろうに・・・
だから、お二人への“今”のレッスン時間は、貴重だ。
内容も他の人とはチョイ違う
「花村スペシャル・レッスン」だ。
どんなことをするのかと言うと、
過去に自分とリーダーが与えてきたさまざまな
ダンステクニックの
“負の遺産部分”をより良く作り変え、
カタチを作らせることで力ませてしまった、
カラダをほぐし、新たに創造していく・・
そう、カッコよく言えば、
ルネッサンス=再生
別の言い方で言うなら、やり直し、ね。(トホホ)
モチロン、
花村さん夫妻は“何も”おっしゃらない。
どころか、
お二人のあり方、
そして、
ワタシへの接し方は今も昔も変わることは、ナイ。
謙虚で誠実。
未熟なワタシを「先生」と慕い、尊敬の念を惜しまない。
ご夫婦でひたむきに、ダンスに取り組む姿勢も一緒だ。
そういうお人柄であるからこそ、
素直に「ありがとう、そして、ごめんなさい」
の気持ちが沸いてくるんよね。
ところがここ数年、
「花村スペシャル・レッスン」の機会が、
段々少なくなっていっていたんだな。
最盛期の頃
(ワタシと当時のリーダーが、最もレッスンに励んでいた頃)
は、週に何度もお会いしていたのだが、
最近は、さまざまな事情もアリ、
月2回のカップルレッスンのみになっていたんだ。
それも、体調不良でお休みナンテこともあったりして。
そのうち、
「カラダも衰えたし、先生、長い間、ありがとう・・・」
と、ダンスから遠のいてしまわれるのではないだろうか?
正直、そんな思いもあったんだ。
だから余計に、1回1回のレッスンが、
大切なモノとはなっていたんだけれどね。
そんなある日のレッスン前、
「実は、お話したいことが」
と、ご主人から改まった感じで声をかけられたんだな。
あぁ~さては、いよいよか!?と思いきや、
コトは思いがけない方向に、動いたんだ。
「もうちょっと、がんばってみたいんで」
な、なんと、
グループ・レッスンへの参加希望の
“告白”ではないか!?
アイヤァ、びっくりしましたよ。
自ら、「超・スペシャル・レッスン」に挑まれる覚悟。
アッパレ。
「ありがとう。
コレで、挽回の機会が増えました」
マジ、心の中で手を合わせましたよ。
さて、
花村さん夫妻参加希望のグループ・レッスンって、
ヒデ君やミキヒコさんも参加しているもので、
初級~上級入り乱れての “てんやわんや”なモノ。
(半年間同じ教材をやり続け、
年2回学習発表で区切り、のあのグループ・レッスンだ。
このブログでも何度か紹介しているね)
(グループ・レッスンの)
メンバーのみんなからしたら、
花村さん夫妻は“雲の上の人”ってモンなんだ。
「だって、ジュンコ先生の最も古くからの生徒サンで、
ベテランさん。何よりお上手だもの」
が言い分。
ところがお二人はいたって謙虚だ。
「(学習発表を見て)
だんだんと皆さんが上手くなっていく姿をみて、
驚いていた」
で、
「ついていてるかどうか・・・」
なんて、ホンキで心配しているんだもの。
モチロン、心配には及ばず、
花村さん夫妻、合流によって、
グループ・レッスンはみごとな変貌を遂げたんだ。
ヒデ君は言う。
「ホンマ、よう(よく)来てくれはったわ。
グループの活性※、上がったで」
※機能が高く、反応が活発であること
そして
「オレ(花村さんの)奥さんと踊れるのがうれしい。
メチャ、スイングかかるねん。
みんなも、花村さん夫妻と踊ることで
“上手くなっていく”と思うで」
一方、花村夫妻はといえば、
コチラもすごく喜んでくださっている様子。
良かった・・・
奥さんなんて、
まるで水を得たサカナのような踊りっぷりだ。
だが、その楽しそうなダンシングを見ていて、
ふとココロに引っかかるものを感じたんだな。
で、気がついたんだ。
あぁ、危なかったぁ。
“コレ”を押さえておかなければ、
また、同じ過ちをやってしまうところだった・・・
ってんで、考えを深めていったンよ。
“コレ”ってのが、今回のテーマ。
つまり
2件の挽回のチャンスを得たワタシ、
今度こそはコレをやらないとね。
ソレとともに
「ごめんなさい!ありがとう!
挽回させていただきます!」
は、ヨカッタ、良かっただけれど
んじゃ、以前は、どうしていたんだ!?
そんなに、ひどかったのか?
いったいどうひどかったのか?
てなことも、もう一度見直してみようと思うわけ。
なぜなら
「同じ轍(てつ)※は踏むまい!」だから・・・
※同じ過ちを繰り返さないこと
さぁ、“コレ”って何か分かるかナァ?
ちょっと長くなっちゃったんで、
Real Junko Voiceはお休みします・・・。
続く第899話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス Real Junko Voice目次
特別シリーズ
社交ダンスを教えるということvol.7
超・スペシャル・レッスンに挑まれる覚悟
ダンス実学主義の夜明け ②
“挽回(ばんかい)のチャンス到来”
2件目は
以前このブログでもご紹介したことのある、
トアルご夫婦のお話だ。
(第599話参照)
その花村さん夫妻(仮称)とは、
もう23年にわたるお付き合い。
学連上がりの新米教師ジュンコ時代をよーく知っている、
唯一の生徒サンかも知れないね。
23年間に及ぶダンス教師活動、
「ダンスが上手くなるためには、
ナニをどう教え導くべきか?」
という “根本”において、
常に、
紆余曲折(うよきょくせつ)※1
一進一退(いっしんいったい)※2
だったように思うんだ。
その“すべて”を先生とともに体験してくれたのが、
この花村さん夫妻だろう。
※1物事が順調に運ばないで、こみいった経過をたどること
※2進んだり退いたりすること。事態がよくなったり悪くなったりする状態
辛く厳しい言葉であえて言うなら、
花村さん夫妻は“被害者”だ。
今このブログで取り上げているような
「指導方法」で導いていたなら、
もっともっと、
早くにダンスが上手くなっていただろうに・・・
だから、お二人への“今”のレッスン時間は、貴重だ。
内容も他の人とはチョイ違う
「花村スペシャル・レッスン」だ。
どんなことをするのかと言うと、
過去に自分とリーダーが与えてきたさまざまな
ダンステクニックの
“負の遺産部分”をより良く作り変え、
カタチを作らせることで力ませてしまった、
カラダをほぐし、新たに創造していく・・
そう、カッコよく言えば、
ルネッサンス=再生
別の言い方で言うなら、やり直し、ね。(トホホ)
モチロン、
花村さん夫妻は“何も”おっしゃらない。
どころか、
お二人のあり方、
そして、
ワタシへの接し方は今も昔も変わることは、ナイ。
謙虚で誠実。
未熟なワタシを「先生」と慕い、尊敬の念を惜しまない。
ご夫婦でひたむきに、ダンスに取り組む姿勢も一緒だ。
そういうお人柄であるからこそ、
素直に「ありがとう、そして、ごめんなさい」
の気持ちが沸いてくるんよね。
ところがここ数年、
「花村スペシャル・レッスン」の機会が、
段々少なくなっていっていたんだな。
最盛期の頃
(ワタシと当時のリーダーが、最もレッスンに励んでいた頃)
は、週に何度もお会いしていたのだが、
最近は、さまざまな事情もアリ、
月2回のカップルレッスンのみになっていたんだ。
それも、体調不良でお休みナンテこともあったりして。
そのうち、
「カラダも衰えたし、先生、長い間、ありがとう・・・」
と、ダンスから遠のいてしまわれるのではないだろうか?
正直、そんな思いもあったんだ。
だから余計に、1回1回のレッスンが、
大切なモノとはなっていたんだけれどね。
そんなある日のレッスン前、
「実は、お話したいことが」
と、ご主人から改まった感じで声をかけられたんだな。
あぁ~さては、いよいよか!?と思いきや、
コトは思いがけない方向に、動いたんだ。
「もうちょっと、がんばってみたいんで」
な、なんと、
グループ・レッスンへの参加希望の
“告白”ではないか!?
アイヤァ、びっくりしましたよ。
自ら、「超・スペシャル・レッスン」に挑まれる覚悟。
アッパレ。
「ありがとう。
コレで、挽回の機会が増えました」
マジ、心の中で手を合わせましたよ。
さて、
花村さん夫妻参加希望のグループ・レッスンって、
ヒデ君やミキヒコさんも参加しているもので、
初級~上級入り乱れての “てんやわんや”なモノ。
(半年間同じ教材をやり続け、
年2回学習発表で区切り、のあのグループ・レッスンだ。
このブログでも何度か紹介しているね)
(グループ・レッスンの)
メンバーのみんなからしたら、
花村さん夫妻は“雲の上の人”ってモンなんだ。
「だって、ジュンコ先生の最も古くからの生徒サンで、
ベテランさん。何よりお上手だもの」
が言い分。
ところがお二人はいたって謙虚だ。
「(学習発表を見て)
だんだんと皆さんが上手くなっていく姿をみて、
驚いていた」
で、
「ついていてるかどうか・・・」
なんて、ホンキで心配しているんだもの。
モチロン、心配には及ばず、
花村さん夫妻、合流によって、
グループ・レッスンはみごとな変貌を遂げたんだ。
ヒデ君は言う。
「ホンマ、よう(よく)来てくれはったわ。
グループの活性※、上がったで」
※機能が高く、反応が活発であること
そして
「オレ(花村さんの)奥さんと踊れるのがうれしい。
メチャ、スイングかかるねん。
みんなも、花村さん夫妻と踊ることで
“上手くなっていく”と思うで」
一方、花村夫妻はといえば、
コチラもすごく喜んでくださっている様子。
良かった・・・
奥さんなんて、
まるで水を得たサカナのような踊りっぷりだ。
だが、その楽しそうなダンシングを見ていて、
ふとココロに引っかかるものを感じたんだな。
で、気がついたんだ。
あぁ、危なかったぁ。
“コレ”を押さえておかなければ、
また、同じ過ちをやってしまうところだった・・・
ってんで、考えを深めていったンよ。
“コレ”ってのが、今回のテーマ。
つまり
2件の挽回のチャンスを得たワタシ、
今度こそはコレをやらないとね。
ソレとともに
「ごめんなさい!ありがとう!
挽回させていただきます!」
は、ヨカッタ、良かっただけれど
んじゃ、以前は、どうしていたんだ!?
そんなに、ひどかったのか?
いったいどうひどかったのか?
てなことも、もう一度見直してみようと思うわけ。
なぜなら
「同じ轍(てつ)※は踏むまい!」だから・・・
※同じ過ちを繰り返さないこと
さぁ、“コレ”って何か分かるかナァ?
ちょっと長くなっちゃったんで、
Real Junko Voiceはお休みします・・・。
続く第899話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |