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第2回 社交ダンスが上手くなるということ
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社交ダンス的・プロトコールのススメvol.3 

ラテン種目は距離感が難しい!

~社交ダンサーのための“距離感”の教養 ⑱~


実践・アクシデントの対処法

お次は、

ラテン種目

ポピュラーなルンバ・チャチャチャで見てみよう。

ワタクシ思いますに、ルンバやチャチャチャって、
パーティでも当たり前のように
ジャンジャン踊られる種目であり、
ナカナカなテクニックをお持ちの方も
多いようではありますが、

「パーソナル・スペースを活かしあった

良い距離感で踊っていますか?」


となれば、
イヤイヤ及第点に及ぶ方はマダマダ少ないのが現実なようで。

そもそも、ラテン種目って
さまざまなポジション
(クローズ・ホールド、オープン・ポジション、
ファン・ポジションなど)
からポジションへと、
変化しながら踊るシーンがほとんどなのよね。
だもんで、スタンダード種目より

“男女の距離感”は難しく、

また、重要でもある。

さて、
その“男女の距離感”を習得させるテクニックとして、
手による、コネクションを学んだりするわけだけれど、
このハンド・コネクションが実は“クセモノ”なんだ。
何しろ、手や腕はリキミやすい。
それ(手や腕がリキムことによって)で、
かえって、
正しい距離感が分からなくなってしまうんだ。
つまり、
「触れている部位(手)のコネクションは、
ちゃーんと習った通りやっているつもりだけど、
お互いのベストな距離感? 
ウーン・・・そんなのよくわからないわ」
という“本末転倒組”も多くなっちゃうわけ。

また、
体幹部・インナーマッスルから行われていない、
いわゆる小手先だけの“ハンド・コネクション”では、
どんなにがんばっても、
「手による、押し合い、引っ張り合いのみの、
低レベル・コネクション」

で終わってしまうことが多いんだな。
パーソナル・スペースなどといった“デリケートな世界”を 
感知しながら踊るなんて、
ムリ!無理!!な芸当になってしまうだろう。

さてさて、具体的な例とその対処法に移ろう。

まずは、
「スタンダードは不自由だけど、
ラテンは自由でイイわぁ」 
てな、女性が繰り出しそうな「勝手に動き回る編」
ハァ~ってな男性軍のため息が聞こえてきそうですぞ。
ここでは、
パーソナル・スペースなんてお構いナシに、
スイスイ動き踊る女性への対処法
と、
「ワタシもひょっとして、
勝手に動き回っているのでは?」
気付いた女性が、
「どうしたら、お互いのスペースを活かしあう動きに
進化していけるか?」
の、2本立てていってみよう。

その3 

(ラテン種目)“勝手に動き回る”女性 

対処法


勝手に動き回る女性にも大きく分けて2つのタイプがある。
一つは、
かなり馬力(ばりき)・
それなりのテクニックがアル濃厚タイプ

例えば、
オープン・ヒップツイストのしょっぱなで、
「グィーン」と離れたかと思うと、
また「グィーン」と戻ってきて、
男性の顔面スレスレのところまで来るや、
くるっとターン。
遠くに行っちゃった・ファン・ポジションで、
エンヤァと踏みかえ。
ホッキー・スティックを仕掛けるや、
男性の前を元気に通過、
またまた手の届かないところでクルッとターン・・・
男性のリードは、
「次、何を行うか?」
をお知らせするのみで、
「ハーイ、分かりました」
とばかり動いてくれるのは良いが、
男性は、することがなく・・・って感じ。
アイ・コンタクトも、ハンドコネクションも強め。
男性のパーソナル・スペースをかき乱してしまうタイプ。

二つ目のタイプは、
男性をほとんど無視するような感じで、
勝手に踊るタイプ

アクティブなダンスでもないが、
機械的にタッタとこなす。
アイ・コンタクトも、ほとんどナイ感じ。
ココロもカラダもかなり遠くにいるってこと!?
リードをしても、ただただ空しい・・・タイプ。

今日のテーマ、
このままいくと長くなりそうなんで、

「さぁ、アナタならどう対処する!?」

で、次回までの宿題!


     続く第891話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン⑤
  
~学連ダンスの変化~

変わったナァ~は、いっぱいある。
23年も経っているんだもの、変わらないはず、ないでしょ!?
な部分は、すべて変わっていたという感じだ。

中でも目に付いたこと。
まずは、男性の服装。

学生服じゃない!!
もうずい分以前から変化していた点だろうけど、
スタンダードは燕尾服、ラテンはシャツなどと、
一般のアマチュア競技会と同じになっていた。
個人的には、
「踊るには、今のスタイルの方が機能的でいいでしょ」
な一方、
「今日もし、学生服で踊る姿を見ていたら、オオ泣きしたかも」
なくらい、懐かしいモンであることも確か。
学連の特殊性が、やや軽減されているようにも感じた。

ラテン種目が増えていた
当時はルンバとチャチャチャのみ。
「お、ちゃんと、サンバとパソをこなしている!かっこいいヤン!」
と愉快な気分になった。
そういや、ワタシが3回(生)位の頃、サンバが初めて導入されたんだ。
“サンバ戦”と言うカタチで本戦とは別だったけどね。
その頃のお遊戯っぽいサンバに比べれば、ムッチャ上手くなっているよ。

選手入場の仕方
入場口に並ばず、各大学の“陣地”から、そのまんま出てくる。
コレ、いいなぁと思ったよ。
海外の競技会方式の導入!? 
時間の節約になるし“陣地”から、見送りだされる姿もいいもんね。
また、
入場の仕方も上手くなっているね。
すでに、ここから“アピール”が始まっているのは昔と変わらないが、
“アピ度”はぐんと増していた。

それに加え “お辞儀”が堂に入っているのも、
すごく変わった点、だと思う。
以前は、いわゆるスター選手のみ、
お辞儀が上手かったという記憶しているが、
みーんな、うまい。
と言うか、個性的だし、
自己表現がステキにできるようになったんね。

パートナーシップの変化
お互いの協力体制が増えていたように感じた。
コレは、フィガーの難易度が高まっているため、
ソウならざるを得ないというところもあるだろうが。
男女の関係は、以前よりもGOODなムードになっていると感じたよ。
学連らしく、さわやか、アッサリ、キッパリ、でも、仲良く・・・
いがみ合ったり、口論しあう姿が(ワタシが見た限りでは)
競技会場のどこにもなかったことは、賞賛に値する、と思う。

ダンステクニックの向上
なんといっても、コレ、でしょ。 
全種目、かなりのバリエーションをこなしているし、
スピード面、パワー面・・すべてにおいて大変向上している。
スタンダードかラテンかの選択制になり、
より専門的にテクニックを磨けるようになったせいかもしれないね。
反面、“向上のし過ぎ(!?)”という感も否めない。
テクニック至上主義は、どの世界においても最も危ない形態・・・
いろんな意味での“基本”に立ち返ることもオススメだ。
プロ・アマには出せない「学連らしさの追求」を観てみたい。

今の大会に、当時のジュンコが出場したら?
コレだけはハッキリ言える。
「優勝は絶対になかった」

そして、パンフレットを見て驚いたんだけど・・・



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