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第2回 社交ダンスが上手くなるということ
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社交ダンス的・プロトコールのススメvol.3 

実力発揮できない!のはなぜ??

~社交ダンサーのための“距離感”の教養 ⑬~


以下は、
アル、ダンスパーティに参加した友人グループの会話。

A子
「どう、踊れた?」

B子
「ん~、まだまだね。
なーんか、思うようにいかないのよ。
悔しいな。
もうちょっと踊れるんだけどな、日頃のレッスンの時は」

A子
「そりゃあレッスンじゃ、
先生に踊らせてもらっているからネェ」

B子
「自分の力じゃないってことは、十分、分かってるわ。
でも、習ったことは、試してみたいでしょ?
せっかくなんだもの」

C美
「ワタシも、
レッスンで習ったことをやってみよう、
と思ってはいるんだけど、
いざとなったら、
パンってはじけてなくなっちゃう
男性にミョーに合わせてしまうのかしら」

B子
「そうそう、
ワタシもすごく相手に影響されるのよね。
自分を見失ってしまう
インナーマッスルを使って、
カラダの中を感じて・・ってやるつもりが、
男性のホールドに入った時点で、
できなくなっちゃうのよ」

C美
「自分が相手にどう思われてるのかナァってことも、
気になるしね。
そんなことを考えると、余計にカラダが硬くなるわ」

A子
「男性は、いいわよね。
リードする側だから、
女性よりも自分の好きに踊れるでしょ?」

S夫
「そんなことないさ。
俺なんてまだまだ“未熟モノ”だから、
ゼンゼン思うように踊れない。
ホールドの時、(女性に)
グッてカラダを押し付けられたり、
右手を突っ張ったりされたら、もう、ダメ。
気になって仕方がないんだ」

B子
「結局は、
相手のことが気になって
自分の踊りに集中できない
のよね。
パーティで日頃習ったことを“練習しよう”なんて
考えが甘いのかしら?」


さぁさぁ、どうだろう?
「自分も一緒だ!」と言う人いるかナァ。
ポイントは、パーティシーンという、
いわば実践の場で、

踊る実力があっても、ソレを発揮できない

って、ダメじゃん!?ッテこと。

また、自分の実力が出せないってこともNGだが、
ソレは同時に、
相手の実力を出させてあげることができないってこと
にもつながっている場合が多い・・・
という事実を見てみると、
社交ダンス的プロトコール・マナーとしても、
改善しなきゃ
ということになるんだな。

で、
なぜ、上手くいかないのか?
そして
どうしたらいいのか?を、

パーソナル・スペース

という観点から見てみたいんだ。

なぜなら、
「相手のことが気になって
自分の踊りに集中できない」
「相手の影響を受け、実力が出ない」
という事態は、
相手と、

ホールドした時点から、

すでに始まっている
からだ。

つまり、
パーソナル・スペースを活かしあった
ホールドではない


社交ダンス的プロトコール・マナーに置き換えれば、

出会いの挨拶が上手くできていない!

って事態なんだな。

コレは、
カップルを組んでいる方々で、
「もう、組みなれているからねぇ、私たち・・・」
な場合にも十分当てはまるよ。
もし、
「それぞれの実力はあるし、もっと踊れるはずなんだけど、
なぜか“組む”と上手くいかない」
って感触が少しでもあるなら、
ひょっとして、
パーソナル・スペースを活かしあった
ホールドではないのかも
、よ。
なので、見直してみたらどうかなと思うんだ。

次回、具体的な対策を見ていこう。


     続く第886話へ





Real Junko Voice
(目次)

スペシャルバージョン②
  
~完璧・美なる形状記憶ホールド ミルコ&アレッシアの場合~

デモンストレーションの始まり。
ミルコ・ゴッゾーリ&アレッシア・ベティ
現世界スタンダード・チャンピオンの登場だ。

見どころは・・・シャドウ部分!?
そう、競技ではなくデモなので、組んで踊らない部分がたくさんあるわけ。
そのときがチャンス。
腹部がよく見えるため “インナーマッスル透視”がやりやすいからだ。

ベスト・シーンは、スロー・フォックスロットで、
ミルコとアレッシアが横並びになって、
シャドウで、バックフェザーの繰り返しという部分。

パオロ・ボスコ組もソウであったが、
ボディが、すごく締まっている。
コンパクトだ。
散けて(ばらけて)※いない。
自分自身を、非常に扱いやすいサイズだろう。
頭部&腕&脚、
すべてがいったん体幹部奥にギューッと吸引され、
ソコから、正しく拡散されている感じだ。

と、ここでも“インナーコーチャー”からの、
メッセージが入った。
「ミルコノ、ホールドニ、チュウモクセヨ」

そう、なんとしても
“解読”していきたいのはカレのホールドだ。
非常に機能的、と読んでいる。

“熟読”の開始。
骨格に全く無理がナイことが分かる。
アーム(腕)には最小限の力。
でも、手のひらにまで十分なエネルギーはいきわたっているようだ。
胸および背中のインナーマッスルを上手く作動させ、
ホールド形成を行っている感じだ。

お、次なる、指令・・・
「アレッシアト、ハナレタ、トコロカラ、クム、
シュンカンノ、ウゴキヲ、トラエロ」
完璧・美なる形状記憶ホールドの実態観たり!
どんなに大技をかけても、必ず復元する。
強いホールド、みごとだ。

オマケの話。

意外な発見。
実は以前からウスウス気がついてはいたのだが、
間近で観て、
「やっぱり!」
ミルコと実家のお父さん(ジュンコ・パパのこと)
メッチャ似ているのだ。

ヒデ君に言うと、大うけ!大爆笑!

でも、ミルコに失礼かな?
だって、ウチのお父さん、すでに髪はシルバー。
74歳!?
ミルコは・・・
でも、ウチの父、骨格がキレイなんです。
許せ、ミルコ。

でもおかげで、今日は「父の日」だということを思い出し、
デモ終了後、二人で電話をしましたとさ・・・。

※まとまっていたものがばらばらになる



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