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第2回 社交ダンスが上手くなるということ
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社交ダンス的・プロトコールのススメvol.3 

パーソナル・スペースが広い人は

ダンスに不向き!?


~社交ダンサーのための“距離感”の教養 ⑪~


第880話の続き。

“近接心理学”の中で、社交ダンスは、
「夫婦・恋人レベル、
かなり親しいレベルでの距離感帯」
に属する行動!? ってことがわかった。
ということは・・

社交ダンスとはパーソナル・スペースが

狭い人向きなのか???


ではここで、
一般的にパーソナル・スペースが広いといわれる、
さまざまなタイプの人をザザット挙げてみよう。
自分も思い当たるって人は○をしてみて。
さぁ、アナタはいくつ○がアルかなぁ?

① 社交性がナイという自覚がある  (  )
② 異性に対し、臆病 人見知りする  (  )                 
③ 嫌いなタイプの人間が多い  (  )                    
④ 自我がシッカリある  (  )
⑤ コンプレックスを多く抱えている  (  )
⑥ 人間関係の中で傷ついてきた体験が多くあるように思う  (  )               
⑦ 自立し、ひとりで生きていけるタイプ  (  )
⑧ 狭い空間より広い空間が好き  (  )                                   ⑨ 田舎の方で暮らしている、または、出身が田舎である  (  )
⑩ 男性である※  (  )

※男女のパーソナル・スペースは異なり、
男性のそれは女性より大きいといわれている。
なぜか? 男性のほうが、活動水準が高く、
女性より広い空間を必要とするから。
男性同士はお互いに接近して生活するのを嫌い、
女性はそれを好む傾向があるから。
とのこと。
パーソナル・スペースは、非常に個人差があるため、
絶対的なものではないが・・・念のため


「どーしょう!ワタシ、ほとんど全部が○だ」
って方は、
もともと社交ダンスに向いていない・・・・
ならば、社交ダンスをやっても
苦しみが増える結果になっちゃうのでは?

ウーン、その辺のところをジュンコ先生、
どうなんでしょう?


「たとえ全部に○が付いても、大丈夫よ」
とジュンコ先生。

「コレは、長いレッスン体験を通して
知ったことだけれど、
個人のパーソナル・スペースは、
かなりの確立で“変化”するわ。
あ、変化という言葉は適切じゃないかもしれないわね。
そう、
すべての人に、まだ出会っていない
“自分”と言うものがあって、
そのいわば“潜在的な自分”が、
社交ダンスを通して“発見”されていく
・・・
そんな感じね。

新たな自分の発見を通して、

人は、新たなパーソナル・スペースを

獲得していく
の」



「ってことは、
『自分は全く社交性がナイという自覚がある』 人が、
実はメッチャ、

社交性のある自分を発見する

ということもアリなんですか?」


ジュンコ先生
「そうそう!そういうことよ。
ワタシもソウだったから(笑)
社交性ゼロだったからネェ、小さい頃から。

ダンスのおかげで、

バランスが取れるようになった」



「へぇ、ダンスのおかげでバランスが・・・
なるほど、なんだか分かってきました。
例えば、静かなるジャパニーズが、いきなり、
ラテン系のコミュニケーション人間に
なっちゃうってことではなく、
気質や正確に偏りがなくなって、
つまり、バランスが良くなって
それに伴って、
人間関係が良いように変化して・・・
そういうことですか?」


ジュンコ先生
「ソウね。
コレは社交ダンスの特長であるとも思うんだけど、

“パーソナル・スペースに

無理がなくなり、

その人らしくなっていく力“


をダンスは持っている。
その力を活かすことで、
当然、ダンス自体も上達するしね」



「興味深い話だわ。
もっと聞かせて欲しいです!」


     続く第884話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.70 ~ 司会進行 ~

心臓が飛び出しそうに打っています。
もうすぐ始まるアマチュア第3予選。
ワタシの声がマイクの乗ってゆく瞬間です。

フロアーに出てくる選手たちにとっては、
司会が、ベテランからシロウトにチェンジしたことなど、
アル意味、どうでも良い事です。
自分たちのダンスがどうなのか、大切なのはソレだけです。

進行を滞らせてはいけない。
落ち着いて、落ち着いて・・・

マイクを通して聞く自分の声は、かなり低いものでした。
作成した原稿を目で追い、ドキドキしながら、背番号を読み上げます。
何とか、引っかからずに言えました。

選手たちは何事もなかったかのように、ワルツを舞っています。

ヒートを重ねるごとに、リズムをつかむことができるようになりました。
口とマイクの距離感も分かってきたようです。
かつて自分が、背番号を読み上げられる側であったことの記憶が、
助けてくれたように思います。
競技会中のアナウンス感覚を覚えていたということです。
自分でも驚くくらいに、
タイミングよく声を発しているように感じる瞬間があって、
少しうれしくなりました。

すべてのヒートをスムーズに送り出すことができました。

ベテランの彼女は言いました。
「上手いヤン。良かった、
しばらく任せるから・・・休んでくるわ」

一人になるやすぐに“父”もそばによって来ます。
「ヨッシャァ、上手いこといったナァ」

少しは心配してくれていたようです。

長い1日が終わったときは、もうグッタリ疲れきっていました。



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