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社交ダンス的・プロトコールのススメvol.3 

チマタのパーティ体験・

締め付けホールド


~社交ダンサーのための“距離感”の教養 ⑤~


実はワタクシ、過去に何度か、
いわゆる“500円パーティ”なる“チマタのパーティ”に
“お忍び”で紛れ込んだことがあるんだな。
目的は、

「先生として現場の実態を知る」こと。

だもんで、
プロの教師だってバレちゃったら困るわけ。
できるだけ、フツーに接してもらうためにも、
ひょっとして“ビギナーさん?”
てな雰囲気をかもし出そうと努力しつつ、
そりゃぁもう、大人しくしていましたよ(笑)
その甲斐あってか一度もバレルことなく、
いろーんな“収穫”を持って帰ることができました・・・
その“収穫”が、ジュンコ先生特有の

“ダンス実学主義”

に活かされているわけなんだ。
※事実・経験・実践などを重視すること

さてさて、
生まれて初めて、
チマタのパーティに乗り込んだときのショックは、
忘れられないよ。
ハッキリ言って、

「なんじゃぁ、こりゃ??」 

以下はそのときの

「再現シーン・その1」だ。

会場に入るや否や、
ドコからか、一人の小柄な男性が現れた。
50歳くらい? 
ブルーのカッターシャツにキリッとネクタイ。
で、思いっきりコッチを指差して
「ひとり?」
って、聞くわけ。
「ハァ」
と言うや、
「やー、ラッキー!
絶対、相手がいると思ったよ」

と言いながら、強引に手を引いていく。

タンゴがかかる。
いきなり、抱き寄せる。
「あのぉ、ホールド、キツイんですけど」
と、ココロの中で叫んでみるが、テンデ届かない。

ウォーク・リンク・プロムナード・・
満足な動きができたのか、ひとり、ウハウハ喜んでいる。
頬に息がかかる。
そして一言、
「イヤァ、若い子と踊るの、ひっさしぶりぃ!」
大いなる勘違い。
抱き寄せる手に力が入る。

雑踏の中で踊るのは慣れているようだ。
人を上手くかわしながら、
ひょいひょい渡り踊るのは良いが、
そのたびに、腕の締め付けはキツクなる。
ロック・ターンを多用。
ガクンガクン、酔いそうな揺れだ。
周りを気にするため、常にキョロキョロしている。

場所が空いたと観るや、
ワタシを盾にして突っ込んでいく。
ダブル・チェス
だんだん、難しいフィガーにトライしていく感じ。
コレでもかコレでもかと、
自分の知っているモンをすべて試そうと試みている様子だ。
スイブル
テレマーク・テレスピン
スローアウエイ・オーバースウエイ
で、ホンマに投げられた。
「アッ」
と声を上げるが
「大丈夫、大丈夫」
僕に任せてとでも言いたげだ。

曲がやんだ。
やっと解放。
見ると、男性は汗びっしょりで、
ブルーのカッター・シャツの前に大きな汗じみ。
ってことは、ワタシにも・・・

「ありがとうございました」
逃げようとするが
「なに? もう、イイの?」
つかんだ手を離さない。

チャチャチャが鳴ってしまった。
男性は音楽を無視していきなり発進。 
腕力でのコネクション。
楽しそうだ。
周りが見ている。
ソレを察知するや、さらにハジケる男性。
なんだか、可笑しくなってきた。
すると、
「いやぁ、キミも楽しい?うーれしいなぁ」
またまた大いなる勘違い。

ソレからも
「もう、1曲、いいじゃない!?」
の連発。
結局はソレから3曲も踊ることに。

その男性から、
解放されるやすぐにアル女性がやってきた。
で、耳うち。
「あなた、初めて? 
まぁ、かわいそうに。
あの、男に捕まったらダメよ。
上手くあしらって逃げなきゃ」


と、すぐに、また違う男性がやってきて・・・

「再現シーン・その2」へ。


     続く第876話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.64 ~ 組織で守ってやる ~

“父”がワタシに話した概要※1
「ダンスのプロ・教師としての“身の置き所”を、ちゃんとしなさい」

長い間、行方不明になっていたわが子に再会、
世間の軌道から外れてしまっている様子に心を痛め、
更正への道を指し示す、親の心境!?
さながらにワタシは感じました。

「東京の個人会員をやめて、我々の協会に属しなさい」
“父”はさっそく説得にかかります。

「組織で守ってあげるから」

ひとりで生きていこうとするな、と言いだけです。
「“身元”のハッキリとした先生だと、生徒サンも安心だ」
自分についてきてくれる生徒サンの気持ちも考えろ、
ということでしょう。

途中から“父”の話は詮索(せんさく)※2に移ります。
「ところでオマエさん、
今、どんな具合やねん?」

ワタシのレッスンの現状を聞き出そうとするのです。
ワタシは少し警戒します。
生徒サンに迷惑が及ばないように、言葉を慎重に選びながら答えます。
“その人”と離婚後も一人でレッスンを続けてきたこと、
自分自身は、その間、誰の師事もしなかったこと、
再婚を機にレッスンを大幅に減らしたこと、
特定の場所を持たず、色々な場所をかりながら、
細々とレッスンを続けていること。
できるだけ“隠し事”ナシに答えようと努めます。

と、突然、“父”は問います。
「まだ、○○さん、習ってはるんか?」

スタジオ勤務時代からの生徒サンの名前です。
ハイ、他にも・・
と、“父”も見知っている古くからの生徒サンの名前を挙げました。
“父”は本当にビックリしています。

「長いこと、続いてるんやなぁ」

よく飽きないナァといったところでしょうか。

「ヨッシャ、分かった」
“娘”が想像以上に全うに生きていると認めてくれたようです。

そして、一言
「生徒サンに感謝せなアカンな」

“父”の話はコレで終わりではありませんでした。
いや、むしろここからが本題といったところでしょう。
身を乗り出して、こんな風に切り出したのです。

「オマエさんは、嫌がるかもしれんけど・・・」

※1 全体の要点をとりまとめたもの
※2 細かい点まで調べ求めること




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