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はーい、クイズです。
“メトロン”“ノモス”が出会い、
生まれたものってなーんだ?

ん?“メトロン”と“ノモス”? 
なんじゃソレ??な方へ。
実はどちらもギリシア語で“メトロン”は“拍”
“ノモス”は規準(行動の手本となるもの)
って意味なんだな。

ということで、この2つから生まれたものは・・・

メトロノーム

音楽のテンポを表す器具なんだ。

さて、

“メトロノーム・スイング” って、
(第859話参照)

そのメトロノームと言う器具の形を知らないと、
意味不明になっちゃうんだけど、大丈夫かなぁ。
例えば、こんな感じ・・・
右手のヒジを机の上に置く。
で、腕をまっすぐに立てる。
モチ、手は机に寝ずに、真上に・・・上がってるね?
で、ヒジを固定、支点として、腕を左右に揺らす。
ね、コレがメトロノームの運動。
実際は、左右のしかるべき点に、
“腕”が到着するたびに、
「カチッ」という音が出るようになっていて、
この音によって演奏のテンポを合わせるんだ。

さて、ダンス的知識において、
“メトロノーム・スイング”は、
振り子のスイング=ペンデュラム・スイングと
比較されたカタチで説明されることが多い。

振り子のスイング

=ペンデュラム・スイング

=上が止まって下が振れる

メトロノーム・スイング

=下が止まって上が揺れる

(上記だと固定されたヒジが支点)

コレである意味正解だし、 
ダンサー的知識としては、
十分ってモンでもあるんだけど、
詳しくは、
振り子のすべてが、
「おもりがヒモにぶら下がって揺れてるモン」
ではないから、念のため。
また、

メトロノームも

振り子運動の一種
なので、

本来なら、
振り子のスイング

メトロノーム・スイング
が、比較されるのってチョイ“変”なのよね。
言っていること分かるかな?

つまり、
振り子・・・定点を中心にして一定周期で振動する物体で
“振り子”にも色んな種類があるんだよ。

ダンス的知識の振り子のスイングの時、
みんながイメージしているモンは
支点からおもりまでをつなぐ部分が
糸・ヒモ状の振り子だよね?
これを

単振り子と呼ぶんだな。

「単振り子=おもりがヒモにぶら下がって
揺れている運動」

他に“バネ振り子”なんてものもある。
ばねにおもりを付けてひっぱった後、手を離す。
おもりは行ったり来たりするね。

また、支点からおもりまでをつなぐ部分が、
糸やヒモではなく
竹ひごなどを使っているものを
“実体振り子”と呼ぶんだな。
振り子時計や、

メトロノームはこれの一種ってこと。

まぁ、一応知識として知っておいてね

さてさて、
ダンスの話に戻しまして・・・

次回、メトロノーム・スイングに入っていこう。


      続く 第861話へ





Real Junko Voice
(目次)

「もう一つの学連物語」
vol.49 ~ “父”からの呼び出し ~
 
再会から1週間後、電話は入りました。
“父”からです。
話したいことがあるので、スタジオまで来て欲しいというのです。

とたんに憂鬱な気分になりました。
スタジオ勤務の6年間、あまり良い思い出はありません。
辛いことのほうがダンゼン多かったように覚えています。
2度と足を踏み入れることはないと覚悟をし、去った、スタジオです。
ソコへ、また、向かう?
封印している痛みがぶり返されるのではないか?
気がつくと大きなため息をついている自分がいました。

再び“父”に会うことへのためらいの理由はそれだけではありません。
ダンス界は※しがらみが多い・・・
今まで孤立してきた大きな理由のひとつです。
“父”は、組織のトップ理事であり、
大きなスタジオの経営者でもあります。
なにやら頼まれごとをするのではないか?という懸念(けねん)※です。
生徒サンへのメダルテストの誘い。
スタジオ・パーティ券の販売。
パーティ・デモ要請・・
いったん、すべて縁を切った“世界観”です。
一切、受ける気はありません。
まさか、また競技会に?
ソレはないでしょう。

でも・・・
「ハァ」
また、ため息です。


重い気持ちを軽くしてくれたのは、Y氏の存在でした。
「会いに行ってみたら良いじゃない!?」
明るく言います。
「もっと、良い話かも知れないでしょ」

ソレはソウです。

そして、
「もし、良い話だったら、パーツで組めば?」
と言うのです。

少し前の私なら
「パーツで組むなんて、
相手の“良いとこ取り”をしているみたいでイヤ。
組むなら、すべて、ガップリ四つに組まなきゃ」
という思想を譲りませんでした。
でも、そういうワタシのやや過激な部分はY氏との生活のおかげで、
ずい分変化していました。

「気を楽にして懐かしめば良い。
お土産はなにがいいかナァ」
Y氏は一生懸命考えてくれます。
その様子を見て、ココロが和んできました。

約束の日、
ワタシはお土産の“焼き菓子”の包みを手に“故郷”の扉を開けたのです。

ソコで待っていたものは・・・

※引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの。
※気にかかって不安に思うこと



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