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(正しい位置も含めて)

本来の頭と首の関係をより明確

にするために、実験をしてみましょうか。
では、言うとおりにやってね。
まず、
「うなずいてみてください」
OKできたかな?
次、
「“頭だけ”でうなずいてみてください」
さぁ、できたかな?
ほとんどの人は、頭だけではなく
首も前に傾けてしまったんじゃないかな?
「え?じゃぁ、
頭と首を分けて運動させるってことですか?」

YES!そうなんだ。
たいていの人は、
頭と首をひとまとめに意識し、感じている。
運動を起こすための別々の要素とは考えていないんだ。

では、おさらい。
首は頚椎(けいつい)と呼ばれる骨が入っている。
全部で7つある。
一番上にある第1頚椎の場所は、
ちょうど後ろから見たら耳たぶの下辺り、
前から見たら、鼻の下辺りにあたるんだ。
(うへぇ~かなり、
高いところからから首って始まっているんだね)
ソノ上には後頭部が乗っている。

「頭だけでうなずく」

ためには、まず、頭と首のジョイント部分
(いわゆる後頭関節)
を感じることからスタートなんだけど、
この後頭関節の動きは非常に小さく、
ムッチャかすかなものなんだな。
だから、
「頭だけでうなずく」ことは首ごとうなずくよりも、
ずっとちっちゃな動作になる。

さて、ナニが言いたいのかと言うと、

頭と首を分けて考える、感じることをしないと、
本来の頭と首の関係(正しい位置も含めて)を
より明確にはできない
ってこと!

最初に目指す頭と首の関係・正しい位置」を
言っちゃえば、

「頭は前方へ・首は上方へ」が正解!

では、よくやっちゃう、
ダメ・パターンを挙げておこう。

① 頭が後ろへ、首が上方へ・・・
目線を上げようと思ってなってしまう。
あごが上がる。

② 頭が後ろへ、首が下方へ・・・
あごが上がる。首が縮まる。

③ 頭が前方へ、首が下方へ・・・
前傾姿勢をとろうとしてなってしまう。

④ 頭を引き込み、首が上方へ・・・
あごを引きなさい、でも、
首を伸ばしなさいと言われたときになってしまう。


①~④ 思い当たるって人いるんじゃないかなぁ。

最初は、キレイに
「頭は前方へ・首は上方へ」となっているようデモ、
動き始めると崩れちゃうって人もいるはず。
ってことは、意外や
「頭は前方へ・首は上方へ」って感覚は
難しいモンでもあるわけだ。

でも、頭および首がこの位置にあれば、
頭と後頭関節の位置関係を変化させることで、

重心移動が起こり

ヘッド・スイング可能

(第851話参照)

に、ようやくなるんだよね。
また、

大きく姿勢にも関わってくる

だからできるだけ正しく
「頭は前方へ・首は上方へ」体験が必要だ。

んで、正しくできたかどうかのチェック方法を、
次回!


     続く 第855話へ





Real Junko Voice

「もう一つの学連物語」
vol.43 ~ 実家に戻って来い ~
 
用意万端整っていました。
バックに中には、
Y氏の簡単な履歴書とニコヤカに笑った写真も忍ばせてあります。

ワタシは、今日の“会食目的”に早くこぎつけたい、
アセル気持ちを静め、
順序立て、丁寧に両親と向かい合うことにしました。
まず、ようやく気持ちが吹っ切れ元気になったこと、
欧米のダンスと出合い、仕事も楽しくがんばっていることを伝えました。

両親はうなずきながら聞き入っています。

そして、
「心配をかけてごめんなさい」
頭をさげました。
感謝の気持ちを口にするうちに、泣いてしまいました。
途端に母も涙目になります。
実はそんな母以上に涙もろい父は、話の早い段階から泣いていました。

ところが、ここから話は思わぬ方向に動きます。

「実はだな・・・」
父が、今日言おうかどうしようか迷っていたという、
言葉を口にし始めたのです。

「お母さんと相談したんだけど」
実家に帰って来いという要請(ようせい)です。
ワタシの勉強部屋だった“女優の間”をキレイにするから、
そこから仕事に通えば良い、と言うのです。
嫌なムードです。

黙っていると、母が面白いことを言い出しました。
「オンナ一人でダンスのレッスンは大変やろう言うて、
お父さん『オレがやる』って・・・」
なんと、ワタシの仕事の手伝いができるように
ダンスの練習を始めているというのです。

「イヤ、まだ本を買ったばかりだけどな」
最初のブルースからつまずいているようです。
ワタシは、父と踊る姿を想像し、噴出しそうになりました。
でも、両親はイタってまじめに話しています。

「お父さんと言うてるんやけど」
母が座布団を座りなおし、真剣に娘に訴え始めます。
最初は反対したけれど、
今はワタシが“ダンス”をやっていて本当に良かったと思っていること。
ダンスがあったから、親に頼らず自活できているし、
人様のお役にも立っている。
感心しながら見守っている・・・
でも、
「親としてナニができるかと考えたんや。
誰かエエ人とまた結婚して欲しいと思っていたけど、
ジュンコは『ダンス、ダンス』言うてるから、
もう、シャーナイかもしれん」
再婚は当分無理だろうと、あきらめたというのです。
そういえば、ソレまでにいくつか“お見合い”の話を言ってきたとき、
笑って跳ね除けた記憶があります。

「悪いことは言わへん。実家に戻っておいで。
そしたら食べることだけでも心配せんでエエ」
全面的にワタシの仕事をバックアップする体制です。

困ったな。言いにくくなったな。
でも、両親の真剣さに向かいあうためにも、
コレはあえて、
今、話すべきだと思いました。

「ワタシの方からも、聞いて欲しいことがあるねん。
実は・・・」



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