初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス
首の骨、頚椎(けいつい)の中を通っているのは、
中枢神経の脊髄(せきずい)だったね。
(第850話参照)
これはそのまんま下に下り、
胸椎(きょうつい)、
腰椎(ようつい)の中も通っている。
脳から送られるさまざまな命令はこの脊髄を通り、
それぞれの神経に枝分かれして
カラダ中に送られているんだ。
またカラダの各部分から
脳に送られる情報もまず脊髄を通り、
それから脳に伝わっているんだね。
と、こんな風に書いたら、
「へぇ~!首って脳と同じくらい、
重要なモノってことね」
と気付き
「じゃぁ、ダンスしていて、
首がこってきたって大変なことなんじゃない!?
カラダ中に送るべき指令が出なくなるってことでしょ」
そうなんです。
だから、
「なんだか、バランス悪いなぁ。
スーッと立てないなぁ」
とか
「もっと踊れそうなのに、
ナゼ踊れないんだろう?」
って方は、見直して欲しいんだな。
首に無用なリキミを加えていないかを。
そして、
首・トラブルを起こしていないかを。
さて、リキミにより首・トラブルが起こりやすいのは、
「あぁ、頭痛いなぁ」
とか
「首がこったなぁ」
と、モミモミしたくなる辺り・・・
後頭部周辺の筋肉なんだ。
しかも、その後頭部にある筋肉の中でも骨と骨を結ぶ、
いわゆるインナーマッスル(深層筋)は、
かなり入り組んだつくりになっているんだな。
だから、特別なアクシデントがなくても、
同じ姿勢を続けているといった
ゴクゴク日常のクセ・習慣が原因になって
カラダ中に色んなトラブルが起こってきてしまうんだ。
では、
ダンスの時にもすごくお世話になっている、
後頭部にあるインナーマッスル(深層筋)
を紹介しておこう。
その名も、
後頭下筋(こうとうかきん)
大後頭直筋(だい・こうとうちょっきん)
小後頭直筋(しょう・こうとうちょっきん)
上頭斜筋(じょうとうしゃきん)
下頭斜筋(かとうしゃきん)
の4つの小さな筋肉からなっているんだ。
さて、どこにある筋肉なのかを
もう少しハッキリさせておこう。
後頭下筋(こうとうかきん)は、
後頭骨(こうとうこつ)、つまり頭蓋骨(ずがいこつ)
の底を形成している骨の下にくっついている筋肉だ。
いわゆる“うなじ”の深部にアル筋肉ともいえる。
この後頭下筋が柔らかで、
スーッと伸びやかな人は“うなじ美人”
一方、後頭下筋が縮んで固まっている人は、
アゴを前に突き出した姿勢になっちゃう。
詳しくは、
大後頭直筋(だい・こうとうちょっきん)は、
第2頚椎(けいつい)と、
後頭骨(こうとうこつ)を結ぶ。
小後頭直筋(しょう・こうとうちょっきん)は、
第1頚椎(けいつい)と、
後頭骨(こうとうこつ)を結ぶ。
上頭斜筋(じょうとうしゃきん)は、
第1頚椎(けいつい)の最も外側の部分と、
後頭骨(こうとうこつ)の外側を結ぶ。
下頭斜筋(かとうしゃきん)は、
第2頚椎(けいつい)の後部中央と、
第1頚椎(けいつい)の外側を結ぶ。
・・・イラストも画像もないため、
イメージは難しいだろうけれど、
まぁ、要するに第1・2頚椎辺りにある深層筋で、
“神経の密集地”
に存在する重要な筋肉なんだな。
後頭下筋(こうとうかきん)は、
頭をグルグル動かしたり、
重い頭を支えるような強さはないんだ。
そのような仕事は、
もっと表層の大きな筋肉が果たしている。
では、後頭下筋(こうとうかきん)は、
何をしているのかと言うと、
強いていうなら
「頭を後ろに引いて
直立する作用をもつ」
でも、コレも誤解の無いように言っておくと、
ピシッと頭が動かないように
直立させているってことではないんだ。
では、後頭下筋(こうとうかきん)
一番の役割は・・・
コレこそがダンスの時に非常に
お世話になっていることでもあるんだけれども、
頭が首の上でバランスを取っている、
その微妙な動きを察知すること
そして、
頭の動きを正しく起動させること
ということは、そう、
重心移動にお役立ちな筋肉ってこと。
あ、それから
姿勢にもかなり影響を与えているんだな。
ね、ダンサーには大切そうな筋肉でしょ。
なので、次回より詳しく見て行きましょ。
続く 第852話へ
Real Junko Voice
「もう一つの学連物語」
vol.40 ~ 気楽な“会食” ~
その日、レッスンがすべて終わったのは9時頃だったと思います。
「どこかで軽く食事でも取りながら・・・」
という話になりましたが、
こういう場面に不慣れなワタシは、気の利いた店も知りません。
「僕は車で来ていますから、
先生が帰られるのに都合の良い場所で」
ワタシの家の近所の店なら便利でしょう?
というY氏からの提案でしたが、これまた、知っている店などありません。
困ってしまいました。
ハタと思いついたのが、レストラン“不二家”。
でも、マンションから近くとは言えません。
しかも、ペコちゃんの置かれた可愛い店内、
不似合いかな?と、少し思いました。
が、ソコしか思い出すことができませんでした。
車の助手席に座った時は、なんだか緊張していました。
生徒サンといえども男性で独身、
しかも、知り合ってまだ日が浅い方であったので、なおさらです。
ところがしばらくして、
良くない気遣い・不安・心配といったマイナス感情が、
すべてなくなってしまっている自分に気がついたのです。
Y氏は、終始、ニコヤカ。
驚くほど、気を楽にさせてくれる方でした。
“場所”のことなど全く気にならないかのように、足取り軽く店内に入り、
「こんな時間なのに混んでますネェ」
嫌な顔一つせず、それどころか楽しそうに店内を観察しています。
しばらく待った後、席に案内されるや、
大きなメニューを広げ興味深そうに見入り、
メニューの内容で分からないところは、ウェイトレスさんに尋ねています。
納得してから、ニコヤカに注文。
一挙手一投足(いっきょしゅ・いっとうそく)に、
好奇心旺盛でユニークなY氏らしさが感じられ、
なんだか愉快な気分になってきます。
Y氏は非常に“勉強家”のようです。
カレの目から見た“ダンスの世界”の話は興味深い内容でした。
コンサルタントという仕事が似合う方だな、フト、ソウ思いました。
別れた“その人”とは、全然違う視点の持ち主であることに、
かえって興味を持ちました。
思いがけず話が弾み、時計を見ると、
なんと12時を回っているではありませんか。
「マンションのところまで送りましょう」
素直に申し出に従います。
店内に入って来たときとは全く違う、楽な気分でした。
ところが、ここから思いがけない展開が待ち受けていたのです・・・
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とても励みになっています。(ジュンコ)
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首の骨、頚椎(けいつい)の中を通っているのは、
中枢神経の脊髄(せきずい)だったね。
(第850話参照)
これはそのまんま下に下り、
胸椎(きょうつい)、
腰椎(ようつい)の中も通っている。
脳から送られるさまざまな命令はこの脊髄を通り、
それぞれの神経に枝分かれして
カラダ中に送られているんだ。
またカラダの各部分から
脳に送られる情報もまず脊髄を通り、
それから脳に伝わっているんだね。
と、こんな風に書いたら、
「へぇ~!首って脳と同じくらい、
重要なモノってことね」
と気付き
「じゃぁ、ダンスしていて、
首がこってきたって大変なことなんじゃない!?
カラダ中に送るべき指令が出なくなるってことでしょ」
そうなんです。
だから、
「なんだか、バランス悪いなぁ。
スーッと立てないなぁ」
とか
「もっと踊れそうなのに、
ナゼ踊れないんだろう?」
って方は、見直して欲しいんだな。
首に無用なリキミを加えていないかを。
そして、
首・トラブルを起こしていないかを。
さて、リキミにより首・トラブルが起こりやすいのは、
「あぁ、頭痛いなぁ」
とか
「首がこったなぁ」
と、モミモミしたくなる辺り・・・
後頭部周辺の筋肉なんだ。
しかも、その後頭部にある筋肉の中でも骨と骨を結ぶ、
いわゆるインナーマッスル(深層筋)は、
かなり入り組んだつくりになっているんだな。
だから、特別なアクシデントがなくても、
同じ姿勢を続けているといった
ゴクゴク日常のクセ・習慣が原因になって
カラダ中に色んなトラブルが起こってきてしまうんだ。
では、
ダンスの時にもすごくお世話になっている、
後頭部にあるインナーマッスル(深層筋)
を紹介しておこう。
その名も、
後頭下筋(こうとうかきん)
大後頭直筋(だい・こうとうちょっきん)
小後頭直筋(しょう・こうとうちょっきん)
上頭斜筋(じょうとうしゃきん)
下頭斜筋(かとうしゃきん)
の4つの小さな筋肉からなっているんだ。
さて、どこにある筋肉なのかを
もう少しハッキリさせておこう。
後頭下筋(こうとうかきん)は、
後頭骨(こうとうこつ)、つまり頭蓋骨(ずがいこつ)
の底を形成している骨の下にくっついている筋肉だ。
いわゆる“うなじ”の深部にアル筋肉ともいえる。
この後頭下筋が柔らかで、
スーッと伸びやかな人は“うなじ美人”
一方、後頭下筋が縮んで固まっている人は、
アゴを前に突き出した姿勢になっちゃう。
詳しくは、
大後頭直筋(だい・こうとうちょっきん)は、
第2頚椎(けいつい)と、
後頭骨(こうとうこつ)を結ぶ。
小後頭直筋(しょう・こうとうちょっきん)は、
第1頚椎(けいつい)と、
後頭骨(こうとうこつ)を結ぶ。
上頭斜筋(じょうとうしゃきん)は、
第1頚椎(けいつい)の最も外側の部分と、
後頭骨(こうとうこつ)の外側を結ぶ。
下頭斜筋(かとうしゃきん)は、
第2頚椎(けいつい)の後部中央と、
第1頚椎(けいつい)の外側を結ぶ。
・・・イラストも画像もないため、
イメージは難しいだろうけれど、
まぁ、要するに第1・2頚椎辺りにある深層筋で、
“神経の密集地”
に存在する重要な筋肉なんだな。
後頭下筋(こうとうかきん)は、
頭をグルグル動かしたり、
重い頭を支えるような強さはないんだ。
そのような仕事は、
もっと表層の大きな筋肉が果たしている。
では、後頭下筋(こうとうかきん)は、
何をしているのかと言うと、
強いていうなら
「頭を後ろに引いて
直立する作用をもつ」
でも、コレも誤解の無いように言っておくと、
ピシッと頭が動かないように
直立させているってことではないんだ。
では、後頭下筋(こうとうかきん)
一番の役割は・・・
コレこそがダンスの時に非常に
お世話になっていることでもあるんだけれども、
頭が首の上でバランスを取っている、
その微妙な動きを察知すること
そして、
頭の動きを正しく起動させること
ということは、そう、
重心移動にお役立ちな筋肉ってこと。
あ、それから
姿勢にもかなり影響を与えているんだな。
ね、ダンサーには大切そうな筋肉でしょ。
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「もう一つの学連物語」
vol.40 ~ 気楽な“会食” ~
その日、レッスンがすべて終わったのは9時頃だったと思います。
「どこかで軽く食事でも取りながら・・・」
という話になりましたが、
こういう場面に不慣れなワタシは、気の利いた店も知りません。
「僕は車で来ていますから、
先生が帰られるのに都合の良い場所で」
ワタシの家の近所の店なら便利でしょう?
というY氏からの提案でしたが、これまた、知っている店などありません。
困ってしまいました。
ハタと思いついたのが、レストラン“不二家”。
でも、マンションから近くとは言えません。
しかも、ペコちゃんの置かれた可愛い店内、
不似合いかな?と、少し思いました。
が、ソコしか思い出すことができませんでした。
車の助手席に座った時は、なんだか緊張していました。
生徒サンといえども男性で独身、
しかも、知り合ってまだ日が浅い方であったので、なおさらです。
ところがしばらくして、
良くない気遣い・不安・心配といったマイナス感情が、
すべてなくなってしまっている自分に気がついたのです。
Y氏は、終始、ニコヤカ。
驚くほど、気を楽にさせてくれる方でした。
“場所”のことなど全く気にならないかのように、足取り軽く店内に入り、
「こんな時間なのに混んでますネェ」
嫌な顔一つせず、それどころか楽しそうに店内を観察しています。
しばらく待った後、席に案内されるや、
大きなメニューを広げ興味深そうに見入り、
メニューの内容で分からないところは、ウェイトレスさんに尋ねています。
納得してから、ニコヤカに注文。
一挙手一投足(いっきょしゅ・いっとうそく)に、
好奇心旺盛でユニークなY氏らしさが感じられ、
なんだか愉快な気分になってきます。
Y氏は非常に“勉強家”のようです。
カレの目から見た“ダンスの世界”の話は興味深い内容でした。
コンサルタントという仕事が似合う方だな、フト、ソウ思いました。
別れた“その人”とは、全然違う視点の持ち主であることに、
かえって興味を持ちました。
思いがけず話が弾み、時計を見ると、
なんと12時を回っているではありませんか。
「マンションのところまで送りましょう」
素直に申し出に従います。
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