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初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

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重力エネルギーのお勉強が終わったところで、
(第826話参照)
ソレをダンスでの実践に結び付けていきましょね。

では、ハイ、
床の上に直立してください。
そこから
「カラダが重力エネルギーにしたがって、
バランスを崩す様子」

を実際にやって見せてくださいといったら、どうしましょ?

「分かりました、こうすれば良いんでしょ?」
で、アル人が、まっすぐ立ったまんまから、

前に倒れこむ or 後ろに倒れる 

様子を見せる・・・正解だ。
また

右に倒れる or 左に倒れる 

様子を見せる・・・コレも正解。

他にも、右ナナメ前にとか、左ナナメ後ろにとか・・
つまりはどこでも重力があって
下向きの力が働いているわけだから、
どっちの方向に倒れこんでもみんな正解なんだけど
基本は、

前後の揺れからくる、バランスの崩れ

左右の揺れからくる、バランスの崩れ
 

この2方向だけでOKなんだ。

で、大切なのはここから。
例えば、前後のバランスを上手く取れる人は

前へバランスを崩そうとする時、

瞬時に、後ろという、

反対の方向性をカラダに持っている


また

右(左)へバランスを崩そうとする時、

瞬時に、左(右)という

反対の方向性をカラダに持っている


ということだ。
ソウすれば、どの時点でも、
バランス良くいることができる・・・!?!?

つまりコレが
カラダの中に作り出す、

Static balance(静的釣り合い)

ってものなんだ。

しかし
「その感覚、頭では分かりますが、
カラダでは良くわかりません」
と言う方、多いでしょうね。

ジュンコ先生は言う。
「いい?人間のカラダを、
一本の“棒”や“ほうき”のようなものとして
捉えていたらダメよ。
そんなだと、ある方向に対して
バランスを崩しなさいって言われても
本当に、頭から落っこちていくだけになっちゃう」
そして
「では、骨格ユニットのことを思い出してね。
(第321322話参照)
前後・左右の方向の崩れに瞬時に反応できるカラダのために、

胸椎(きょうつい)

→ 胸の部分の骨格ユニット

腰椎(ようつい)

→ 腰の部分の骨格ユニット


この2つの骨格ユニットのバランスを考えてみるのよ」

つまり、おおざっぱに言えば、
前後方向には、
胸の部分の骨格ユニット=アバラ・肩甲骨
腰の部分の骨格ユニット=骨盤

の置き場を、前と後に距離を持たせ、
前に向かうときは、
胸の部分の骨格ユニットを前に向かわせ
後ろに向かうときは、
腰の部分の骨格ユニット=骨盤から
移動させる感じ。
また、
左右方向には同じく
胸の部分の骨格ユニット=アバラ・肩甲骨
腰の部分の骨格ユニット=骨盤
の置き場を、左と右に距離を持たせ、
右に向かうときは、
右方向に胸の部分の骨格ユニットを向かわせ
腰の部分の骨格ユニット=骨盤は左に置いておく
左に向かうときは、
左方向に胸の部分の骨格ユニットを向かわせ
腰の部分の骨格ユニット=骨盤は右に置いておく

さぁて、言っている意味わかるかナァ?


ジュンコ先生
「ここからは、第821話

チェアー・ボディ・ワーク
(イスの上で行うエクササイズ)

に戻るわよ」



      続く 第828話へ





Real Junko Voice

「もう一つの学連物語」
vol.16 ~ 神サマ頼み ~
 
「ドラマみたいやなぁ・・・ホンマ、スゴイわ」
ここまでズーッとワタシのお話に付き合ってくれたヒデ君が、
感じ入った声を出しています。

「その頃の話は、今までもチョコチョコは聞かせてもらっていたけど、
オレの想像以上に苦しんでいたんやな。
スッカラカンのマンションの部屋を見て、
『自殺するんチャウか?って両親は思ったみたい』って、
笑い話で言うてルンヤと思っていた。
でも、ホンマに死にかかっていたとは・・・」
目の前の至極健在なワタシを少し不思議そうに見つめながら、
ヒデ君は言います。

そして、
「“苦しいときの神頼み”か・・・」
とホロッと口にするや、
「なぁ、その“すがったもの”っていうのが、アレやろ? 
毎日、参拝に行っていたっていう、近くの“神社”。 
それって、何を祭ってあったん?」

ワタシは首をウウンと横に振りながら答えます。
「ナニをお祭りしていたのかとは、全然知らない。
でもね、地域を守って下さっている
“鎮守(ちんじゅ)”の神様だったと思う。
小さいけれど、立派なお社(やしろ)だった」

すると、
「♪村の鎮守の神様のぉ、
今日はめでたいお祭り日ぃ、どんどんひゃらら♪・・・やわな」
お祭り大好きヒデ君、なにやらうれしそうです。
そして、
「でも、なんでまた、そんなところを思いツイたん?」

壊れかけていた私が、ナゼにその“神社”に向かったのか?
そして、なぜ鎮守神社が近くにあったということを知っていたのか、
ということも含めての質問でしょう。
ワタシは、答えます。
「神社のことは、マンションへ引っ越してきたときに調べたから知っていた。
『新しく住人になります。よろしくお願いします』
って挨拶に行っていたのよ」

ソレは“その人”から教わったことでした。 
“夜の語らい”のテーマの中でも「神様ごと」は、
“その人”の得意分野でした。
とはいえ内容は、いかにも胡散(うさん)臭さそうな宗教話ではなく、
“お正月に神社に家族でお参りに行く” というような、
日本の文化の一旦である、おおらかな神様ごとの仕組みを、
面白く説いて聞かせてくれるといった、あくまでナチュラルなモノでした。

そのなかに鎮守神社の話があったのです。 
鎮守神社とは、
「今住んでいる場所で守護していただいている神社」のことらしいのです。
“その人”は教えてくれました。
「鎮守神社のことなど意識しなくても、
ずっと守っていただいているものだけれど、
意識して『ありがとう』と言う感謝の気持ちを持てば、
さらに力をいただきやすくなる」

「“その人”の言葉を思い出してね、すぐに向かったの。
スゴク自然な気持ちだった」

すがる思いの実行、そして・・・



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