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ハーイ、前号の補足だよ。

ココまで何話かにまたがって
「ヒザ」のことに触れてきたけれど、
最後に、
ジュンコ先生流

“ヒザの使い方”をまとめてみると・・・

「脚自体が、
みぞおちからぶら下がっているわけだから、
膝(ヒザ)もブーラブラでいいわけ」

なんて、まずはトンデモ発言。
そして、
「もともと、ヒザに難を抱えている人も結構多いし、
(O脚とかX脚も含む)
ヒザの動きに影響を与える、
骨盤・股関節・足関節に問題を持っている人も多いわけよ。 
で、ソンナコンナの解決もなく、
ただ単に“ヒザを使って・・・”とやったって
目指す正しいアクションはナカナカできないでしょうね。
また、ヒザ自体は“こうやって、
あぁやって”と、いろいろがんばっても、
構造上、基本的には“前”にしか曲がんない
そのカラダのデザインどおりの素直な動きが、
必要なときに、必要なだけ、できるためには

前号にも書いたけれど、
ヒザの使い方のお勉強をするのではなく、体幹部、
特に

“インナーマッスルの吊り上げ筋肉”

のお勉強が必要ね。 
で、カラダの内側の高いところ(みぞおち辺り)から、
足ブラ状態になることをホンマ、目指して欲しいんだ。
その足元の
付け根(みぞおち辺り)の操作の精度が向上するごとに、
ヒザの使い方も上手くなるだろうから。
第100話の“みぞおちから揺れて踊るルンバ”での
レクチャーも参考にしてね」

と、最後に、

「ただし・・・ヒザの動きに関することで、
一つだけ、気をつけて欲しいことがあるの。
ソレをすることで、
みぞおちからブラブラ状態の脚が
バラケルことなく
コントロールが利くようになり、
丁寧な脚運びになるわ。
さらに
動くための推進力を生んだり、
運動をタメたりできるようになり、
いわゆる
『ヒザが上手く使えている状態』となることができる」

では気をつけるべき“ソレ”とは何か?

「今から動かすヒザの行く先は、

先に動かしているヒザの方向である」


ウーン、言っている意味、分かるかなぁ?

もっと言えば、

「ヒザは、

もう一方のヒザに向かって踊る」


左右のヒザは、
バラバラな運動をするのではなく


常に関連して動くということでもあるんだな。

例えば、男性のフェザーステップで解説すると、
1歩目の右足のヒザは、
予備足、左足のヒザがアル方向に向かって動き、
両ヒザがつま先を越えた辺りまで、
(左右のヒザは)一緒に前に出るって感じ。
2歩目の左足のヒザは、
1歩目の右足のヒザがアル方向に向かって動き、
両ヒザがつま先を越えた辺りまで、
(左右のヒザは)一緒に前に出るって感じ。
3歩目右足のヒザは、
2歩目の左足のヒザがアル方向に向かって動き、
両ヒザがつま先を越えた辺りまで、
(左右のヒザは)一緒に出され・・・と言う具合だ。
ただし、コレはあくまで方向の話であって、
ヒザ同士が必ずしも接触をもたなくてもOK。
また、この両ヒザが一緒に動くヒザの動きの様子も
あくまで、
体幹部が止まらず重心を次へ次へと
動かし続けた結果、初めてできることであって、
ヒザだけをわざと動かしたら、
元も子もないので要注意だ。

ちなみにこの両ヒザが連れ添い動くアクションを

“イッショ(一緒)・ニー(英語でヒザ)”

と言うんだよ。(笑)
この“イッショ・ニー”の時ほど、
吊り上げインナーマッスルが働いていないと、
動きが停滞してしまうから、気をつけてね。



      続く 第808話へ



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