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初めての方へ  目次  エクササイズ&プラクティス集  

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今日これからお話しする内容って、
ブログのような“読み物”ツールによる伝授が
非常に難しいんだ。
だからと言って、
コーチャーの個人レッスンで習っても、
「ウーン、ソレって本当かなぁ?
イマイチ、理解できないなぁ」

なモン。
つまりは、
あらゆる身体操作が
アル水準以上に達した感覚
を持って、
でナイと、
誤解を生んじゃうような話なんだ。
マァ、こんなことを言ってる私も、
ロンドンのコーチャーから
初めてレクチャーを受けたときは
?○?×?△って感じだったからなぁ。
モチロン、誤解・曲解しまくりました・・・ハァ。

さて、そのややリスキーなお話というのが、
前号の最後に言った、
ダンス(特にスイングダンス)における
「ヒザを最も使いたい時、
最も良い加減(角度)曲がってくれるピンポイント

について、なんだな。
言い換えれば、
ヒザが最も、

推進力(前へおし進める力)

ドライビング

に加担できるポイントについてのお話なんだ。

その

ヒザを最高に使える

ピンポイント
を感じていただくために、

チョイ、実験してみましょ。

その場で立って、かかとをウーンと上げる。
親指の付け根辺りに体重が乗るようにしながら、
できる限りのトウバランスになるんだ。
モチ、ヒザは伸ばすこと。
で、ギリギリ、
もうこれ以上やったら倒れるぅ~ってところまで、
前傾※してから、かかとを下ろす。
すると、どうなったかな? 
カラダが勝手に、前に進みだしたよね?
ソレはもう、
前方に倒れこむような感じだったハズだ。
(この実験についてのモロモロは
第597話の「なぜ、もっと前傾が大事なのか?」
でも取り上げているので、そちらも参考にしてね)


で、そのとき、例えば
左足を、“思わず前に1歩”踏み出しちゃった方は、
その瞬間、
(結果送り脚になった)
右足のヒザは曲がったんじゃないかな?
(ただし、床にかかとをちゃんと下ろすこと)

このときの右足の曲がり方が、

最も(ヒザを)使いたい時、

最も良い加減で曲がった、

ピンポイント状態
なんだ。

なんてか言えば
皆さんのほうからは猛然、
反発の嵐(あらし)がアルだろうね。
「こんなの、ヒザを使ったのではなくて、
前に倒れかかっただけじゃない!?
ヒザを使ってカラダを送り出したのでも、
なんでもなく・・・」
という風な。

OK、ココでハッキリしなければいけないのは、
ダンスで
カラダを(前方に)送り出す操作をするのは、
ヒザではない
ってことなんだ。
ヒザは、カラダが、

送り出された“あと始末”の

クッション代わりをしてくれているに

過ぎない
んだ。

言っている意味、ワカルかなぁ?

いわば、ヒザを使うことよりも、
カラダの移動が先に行われているの。
そう、重心はずっと先に前方にイッチャッテルわけよ。
その位置は、
今、体重の乗っている足の上ではなくて、
「はるかかなた・前」
が良いってこと。

では、
カラダを(前方に)送り出す操作をするのは、
どこかと言うと、
ソレは、足・脚ではなく、
カラダ自体(体幹部)にある
んだ。
骨格操作で言うと、
胸鎖関節(きょうさかんせつ)と
仙腸関節(せんちょうかんせつ)
のペア使いであり、
(第722話参照)
筋肉で言えば、
体幹部インナーマッスル、

主に大腰筋の操作なんだ。
(第474話参照)

あえて、
脚についている筋肉でいえば、
太もも前面の大腿四頭筋は使わない、
なぜなら、動きにブレーキがかかるため。
太もも後面のハムストリングスは使ってよし。
モチロン、この“ハム使い”も“結果”であり、
「いつ使ったのかしら?」
なモノでナイトNGであることはお忘れなく。

ってことで、
ピンポイント状態でヒザを使うには・・・
「ヒザの動きを意識的にしたリ、
ヒザの使い方のお勉強をするのではなく、
体幹部の進み方、
および体幹部のインナーマッスルのお勉強

をするべき」

良い体幹部の運動の下には、

良いヒザの動きが“勝手”に付いてくる




      続く 第807話へ



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