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ではでは、前回の答えですぞ。
膝(ヒザ)関節を作る、
大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)
この安定性の悪い骨同士の間に位置して、
ピタッとはまり込み、
接合面積を少しでも
大きくして安定化を図ってくれている、
アレって何かと言うと・・・
ジャーん!

半月板(はんげつばん)だ。

「あ、半月板損傷(そんしょう)ってよく聞きますよね」
ソウソウ、ソレソレ。
大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)の間にある、
ホンマに半月=三日月みたいなカタチの“クッション”だ。

半月板は片方のヒザの中に2つあるんだ。
ヒザの内側にあるのを内側半月(ないそくはんげつ)
外側にあるのを外側半月(がいそくはんげつ)
って言うんだよ。
この二つの半月が向かい合ったカタチであるんだ。
ただし、内側半月(ないそくはんげつ)の方が大きいし、
ピッタリとは接していないから、
見た感じ、
∞無限大のカタチの出来損ない!?
みたいなだけれどもね。

え、ナニ? 半月板ではなく、(答えを)

軟骨(なんこつ)だと思っていたって?

「軟骨が磨り減って、
骨と骨が直接当るから、ヒザが痛くなる」
なんては話をよく聞くからですって!?

それでOK、正解よ。
なぜなら、

半月板って軟骨でできているから・・・

で、この軟骨ってのが、
ヒザの消耗・老化のキーを握っているようで。
ってことで、今度は軟骨のお話に移るよ。

さて、
関節って、骨と骨の接点なんだけど、
骨同士の接触の衝撃や摩擦をやわらげるために、

軟骨におおわれている

んだな。
硬い骨と違って、
軟骨は文字通りやわらかい骨だもん、
レントゲン写真には写らない。
膝(ヒザ)のレントゲン写真を撮ったときに、
大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)との間で、
隙間(すきま)となって見える部分が、
この軟骨に相当するってわけ。
健康な若者だったら、
大腿骨側に4~5ミリ、脛骨側に4~5ミリ、
軟骨に覆われている部分があるので、
8~10ミリの隙間になって見えるのが、
健康な膝(ヒザ)のレントゲン写真ということらしいよ。

チョイ詳しく言えば、
ヒザ関節には2種類の軟骨があるんだよ。
上記、関節表面をおおっている
硝子(しょうし)軟骨と、
半月板を形成する
線維(せんい)軟骨だ。

硝子(しょうし)軟骨は表面がツルツルしていて、
摩擦係数は氷同士よりも小さいんだって!
ビックリよね。
(だから関節がとても滑らかに動くことができるわけね)

半月板は硝子軟骨よりも柔らかい軟骨で、
ゆがんでも元に戻る性質があるんだ。
そんでもって、
複雑に動く

膝(ヒザ)の安定化と衝撃吸収という

重要な役割を果たすことができるんだ。

どっちの軟骨も、
加齢とともに磨り減ったり、
もろくなって損傷を受けやすくなったりするんだ。
しかも、
軟骨は強い刺激や衝撃で傷つきやすい。
だが、一方で、
刺激が少ないと弱くなっちゃう性質がある・・・
だから、

「過度ではなく

適度な刺激を与え続けることが、

軟骨をいい状態に保つ秘訣」


ほんじゃ、ダンスってすごく良いじゃないの?
軟骨にとって。

と言うあなた、ソレ、ホントウかなぁ???

もしそうだったら、
スローフォックストロットレッスンの時
「ハーイ、みんなもっと膝(ヒザ)を使って!!」
って指示を出すはずよね。
でも、ソウ指示を出さないってことは・・・


次回へ。



      続く 第801話へ



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