初めての方へ 目次 エクササイズ&プラクティス集
テーマ別インデックス
第1回 社交ダンスが上手くなるということ
読者限定 ワークショップのご案内はこちら
今日はアル本の中からの“抜粋”を紹介しよう。
ソレは“身体訓練法”について書いてある本で、
フツーに読むには結構難解なモノなんよ。
でもねぇ~、ホンマ、
エエコト書いてありますってことで、
インストラクターコースでのボイス・トレーニングの際にも、
紹介したんだな。
で、タイトルは・・・
「改善に限界はない」
まず、この文をジックリとお読みくだされ。
「個人が自己開発を進めれば進めるだけ、
その行動は、
楽(ラク)なものになる
楽な行動とは、
感覚と筋肉が調和をもって調整されることである」
コレはモチ、
社交ダンスについてもいえることだよ。
ダンスが上手くなってきたら、
楽(ラク)になるハズなんだ。
でも、一生懸命、がんばって、
我慢してのダンシングに慣れっこになっている方たちは
せっかく改善されてきて、
同じアクションがリキミなくできるようになっても、
「こんな楽(ラク)していいはずがない!」
なーんて言って、逆戻りしちゃうこともアリ・・・
オッと脱線しかかった、続きをどうぞ。
「行動が、
緊張と無駄な努力から解放されると、
楽に行動できるようになるので
感受性と識別力が高まるが、
そのことがまた一層行動を楽にしてくれる。
行動におけるこのような感受性は、
さらに磨きあげると、
ますます精妙(せいみょう)になり、
ついに一定の水準まで高まる。
そして、この線を越えるためには、
全人格的構成を改善
しなくてはならない」
ウッヒャァ~全人格的構成だよ。
果てしない話・・・
でも、次の文を読めば、
きっとヤル気がわいてくるよ。
「しかしこの段階になると、
そこから先への前進は、ゆっくりと少しずつではなくて、
突然の飛躍によって達成される。
行動ははるかに楽になり、
新たなる地平線をもった
未知の質を獲得する」
私のカラダの進化もソウだったんよね。
リキミをとる練習、音楽を聴く練習、
ストレッチ、エクササイズ・・
カタチにならない地味な練習をコツコツやってきて、
あるとき突然、
バンッ!って、変わった。
「あ、ワタシ、ダンス、上手くなったわ」
って、感じだったモンな。
こういうバンッ!が、何度となく繰り返され、
今のワタシになってきたんだ。
ポイントは「未知の質を獲得」ってところ。
本当に変わるときって、
質自体が変わるんだ。
ってことで、
この本では、その具体例を
「声」の話で展開させていくよ。
「声の悪さに苦しんできた俳優や演説家や教師が、
その悩みからのがれるために、
発声の矯正法を学び始めるとする。
まずその場合、
呼吸器や喉に加わる余分な力の所在を
突き止めることから始めるだろう。
力の無駄使いを減らすことができ、
ずっと楽にしゃべるようになると、
自分自身でも驚くことには、
アゴと舌の筋肉を必要以上に
使っていることに気がつくだろう。(中略)
このように、
一つの部分が楽になると、
関係するほかの部分をよりくわしく
正確に捉えることができるようになる」
「新たに獲得したものをさらに訓練し続け、
力を込めずにアゴと舌の筋肉を使えるようになると、
今度は、声を出すのに
口と喉の奥のほうばかりを使っており、
口の前の部分を使っていないことに気がつく。
その結果、
口から無理に声を押し出そうとして、
強い空気圧が必要になるため、
呼吸に大きな負担がかかる。
口腔(こうくう=口の中)の前方を
上手く使用できるようになると、
しゃべることはずっと楽になり、それとともに、
胸部と横隔膜の筋肉の使い方も
良くなったことに気付くだろう」
「するとまだ驚くべきことには、
胸部、横隔膜、口腔全部の筋肉の障害は、
首スジの筋肉が絶えず緊張していたことが原因で、
それが頭とアゴを前に押しつけ、
呼吸と発声器官を歪ませていたのだと気付くだろう。
それがさらに、
立ち方や動き方にまで関係している
のを発見することになるだろう」
ここでのポイントは
「一つの部分が楽になると、
関係するほかの部分をよりくわしく正確に
捉えることができるようになる」
ってところだ。
これこそが
「社交ダンスが上手くなっていく」プロセスだもんね。
また、上記を読んでもらうと
「声の出し方訓練と
ダンスの訓練ってなんかリンクしているね」
と感じた方がいるかもしれないね。
次号よりのボイトレの意味がソコにあるわけだけれど。
で、続きを紹介しよう。
「以上すべてのことが意味しているのは
全人格が話し方に関係しているということである」
「話し方」のところを
「ダンス」に変えて読み直してみて。
納得・・・かな?
ラスト、素晴らしいお話で結んであるよ。
このような発見、改善が進むにつれて、
「それまでは一オクターブしか出なかった声が、
上にも下にも相当広がるようになったことに気付くだろう。
声の中に新しい質が生まれ、
歌うことすらできるようになったのを知るのだ。
このことは、さらに広い分野への新しい可能性を開き
以前には夢にも見なかった資質が姿を現すことになる」
つまりは、正しくボイトレが進み、
潜在能力が開花した俳優さんは、
歌手になる道が開かれることもアリ! って話。
このことをダンスに置き換えると・・・
ダンスの中で正しい筋肉の使い方、
呼吸法・・が進み、潜在能力が開花したダンサーは
声まで魅力的に進化、
ソッチの方の分野への可能性も広がるかもよってことだ。
モチ、声以外にもあるだろうね。
ダンスをヤル真の醍醐味は
「夢にも見なかった資質が姿を現す」
ってことにあるのかも知れないね。
続く 第795話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
テーマ別インデックス
第1回 社交ダンスが上手くなるということ
読者限定 ワークショップのご案内はこちら
今日はアル本の中からの“抜粋”を紹介しよう。
ソレは“身体訓練法”について書いてある本で、
フツーに読むには結構難解なモノなんよ。
でもねぇ~、ホンマ、
エエコト書いてありますってことで、
インストラクターコースでのボイス・トレーニングの際にも、
紹介したんだな。
で、タイトルは・・・
「改善に限界はない」
まず、この文をジックリとお読みくだされ。
「個人が自己開発を進めれば進めるだけ、
その行動は、
楽(ラク)なものになる
楽な行動とは、
感覚と筋肉が調和をもって調整されることである」
コレはモチ、
社交ダンスについてもいえることだよ。
ダンスが上手くなってきたら、
楽(ラク)になるハズなんだ。
でも、一生懸命、がんばって、
我慢してのダンシングに慣れっこになっている方たちは
せっかく改善されてきて、
同じアクションがリキミなくできるようになっても、
「こんな楽(ラク)していいはずがない!」
なーんて言って、逆戻りしちゃうこともアリ・・・
オッと脱線しかかった、続きをどうぞ。
「行動が、
緊張と無駄な努力から解放されると、
楽に行動できるようになるので
感受性と識別力が高まるが、
そのことがまた一層行動を楽にしてくれる。
行動におけるこのような感受性は、
さらに磨きあげると、
ますます精妙(せいみょう)になり、
ついに一定の水準まで高まる。
そして、この線を越えるためには、
全人格的構成を改善
しなくてはならない」
ウッヒャァ~全人格的構成だよ。
果てしない話・・・
でも、次の文を読めば、
きっとヤル気がわいてくるよ。
「しかしこの段階になると、
そこから先への前進は、ゆっくりと少しずつではなくて、
突然の飛躍によって達成される。
行動ははるかに楽になり、
新たなる地平線をもった
未知の質を獲得する」
私のカラダの進化もソウだったんよね。
リキミをとる練習、音楽を聴く練習、
ストレッチ、エクササイズ・・
カタチにならない地味な練習をコツコツやってきて、
あるとき突然、
バンッ!って、変わった。
「あ、ワタシ、ダンス、上手くなったわ」
って、感じだったモンな。
こういうバンッ!が、何度となく繰り返され、
今のワタシになってきたんだ。
ポイントは「未知の質を獲得」ってところ。
本当に変わるときって、
質自体が変わるんだ。
ってことで、
この本では、その具体例を
「声」の話で展開させていくよ。
「声の悪さに苦しんできた俳優や演説家や教師が、
その悩みからのがれるために、
発声の矯正法を学び始めるとする。
まずその場合、
呼吸器や喉に加わる余分な力の所在を
突き止めることから始めるだろう。
力の無駄使いを減らすことができ、
ずっと楽にしゃべるようになると、
自分自身でも驚くことには、
アゴと舌の筋肉を必要以上に
使っていることに気がつくだろう。(中略)
このように、
一つの部分が楽になると、
関係するほかの部分をよりくわしく
正確に捉えることができるようになる」
「新たに獲得したものをさらに訓練し続け、
力を込めずにアゴと舌の筋肉を使えるようになると、
今度は、声を出すのに
口と喉の奥のほうばかりを使っており、
口の前の部分を使っていないことに気がつく。
その結果、
口から無理に声を押し出そうとして、
強い空気圧が必要になるため、
呼吸に大きな負担がかかる。
口腔(こうくう=口の中)の前方を
上手く使用できるようになると、
しゃべることはずっと楽になり、それとともに、
胸部と横隔膜の筋肉の使い方も
良くなったことに気付くだろう」
「するとまだ驚くべきことには、
胸部、横隔膜、口腔全部の筋肉の障害は、
首スジの筋肉が絶えず緊張していたことが原因で、
それが頭とアゴを前に押しつけ、
呼吸と発声器官を歪ませていたのだと気付くだろう。
それがさらに、
立ち方や動き方にまで関係している
のを発見することになるだろう」
ここでのポイントは
「一つの部分が楽になると、
関係するほかの部分をよりくわしく正確に
捉えることができるようになる」
ってところだ。
これこそが
「社交ダンスが上手くなっていく」プロセスだもんね。
また、上記を読んでもらうと
「声の出し方訓練と
ダンスの訓練ってなんかリンクしているね」
と感じた方がいるかもしれないね。
次号よりのボイトレの意味がソコにあるわけだけれど。
で、続きを紹介しよう。
「以上すべてのことが意味しているのは
全人格が話し方に関係しているということである」
「話し方」のところを
「ダンス」に変えて読み直してみて。
納得・・・かな?
ラスト、素晴らしいお話で結んであるよ。
このような発見、改善が進むにつれて、
「それまでは一オクターブしか出なかった声が、
上にも下にも相当広がるようになったことに気付くだろう。
声の中に新しい質が生まれ、
歌うことすらできるようになったのを知るのだ。
このことは、さらに広い分野への新しい可能性を開き
以前には夢にも見なかった資質が姿を現すことになる」
つまりは、正しくボイトレが進み、
潜在能力が開花した俳優さんは、
歌手になる道が開かれることもアリ! って話。
このことをダンスに置き換えると・・・
ダンスの中で正しい筋肉の使い方、
呼吸法・・が進み、潜在能力が開花したダンサーは
声まで魅力的に進化、
ソッチの方の分野への可能性も広がるかもよってことだ。
モチ、声以外にもあるだろうね。
ダンスをヤル真の醍醐味は
「夢にも見なかった資質が姿を現す」
ってことにあるのかも知れないね。
続く 第795話へ
いつも 応援クリック ありがとうございます。
↓ ↓ ↓

とても励みになっています。(ジュンコ)
| Home |