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スロー・フォックストロット、
カウント・プラクティスに行く前に・・・

突然ですが、

緊急告知!!

後編にて、重大なお知らせアリ・・・
どうぞ最後までのお付き合いよろしくお願いいたします。



チョット中休み エッセイvol.17 

ダンスは突然飛躍する!?

~体感版・社交ダンスが上手くなるということ 前編~


「ハァ~ッ、ハァ~ッ・・」
「ウ~ッ、ウッ・・」
「ア~ッ、アッ、アッ・・」
 

朝・晩、問わず
毎日聞こえくる、怪しい声。
「一体、ナニ?」 
と、興奮気味のあ・な・た。
ソッと、(ジュンコ先生宅の)
リビングの扉を開けて中の様子を見てみます?

そこには、な、なんと
あのヒデ君が・・・

“腕立て伏せ”の真っ最中だぁ~!

「はぁ~シンド」
で、1日のノルマ(ウッヘェ~な、300回)終了。
お、今日は早くに達成ね。

上気した紅色肌も美しい(!?)
上半身ハダカのヒデ君。
チョイ苦しそうな息遣いで床にヘタリ込むや、
胸筋(きょうきん=胸の筋肉)のあたりを、
愛しそうにスリスリ・ナデナデ。
で、小さくつぶやく。
「ヨッシャ」

この自主トレ開始当時は、
ボディビルダーのお兄さんのごとくのポージングで、
「な、どう? カラダ、
変わってきたヤロ?」

と、私に猛然アピールしてきたけれど、
最近は、淡々。
「スゴイ苦手やったのになぁ。
(腕立てのカッコウで)
ジーッとしているだけで、
プルプル、腕が震えていたのに。

(第326話参照)
人間、やれば何でもできるようになるモンやな」
と、ヒデ君はチト感慨深げだ。
 

そういや、ヒデ君が、
このチョイ過酷な自主トレを開始したのは、
実はあの“競技会デビュー”した次の日からなんだ。
(第565573話参照)
ラテン戦で準優勝しながらも、
審査員の酷評(!?)に対する、
一抹の悔しさと
ビデオで自分のダンス・シーンを見てのショックから、
「オレ、もっと男らしいカラダになりたい。
こんなフニャフニャ、イヤや!!」

な思いに駆られたヒデ君、
私に本気で聞いてきたわけ。

「どうすれば、変われる? 
できるだけ、早く・・・」


このとき、ヒデ君の頭の中には、
すでに次なる目標があったんだな。
(3ヵ月後の社会人コンペ出場、
第565話のコンペと同主催。規模が大きい。
ヒデ君はソレでのラテン優勝を狙っていたんだ)


私は言った。
「ヤッパリ、腕立て伏せがシンプルで一番良いよ。
(ひじの曲げる角度は)浅くて良いから、
もっともっと回数を多くして。
腹筋も鍛えられるし、
根性、忍耐力も養えるよ」

“根性・忍耐力が養える”

こっちの方が、
“腕立て伏せ”推奨の理由だったんだけどね。
もっと言えば
「目標に向かって小さな努力を積み重ねていく
貴重な体験をして欲しい」
ってこと。
この手の“修行”めいた
厳しい目のトレーニングって、
ソレそのモノの効果ってより、
自分への信頼につながるという
大いなる効果があるからネェってモン。


苦手なメニューを提示されたヒデ君、
さぁて、どうする?と思いきや、
「やるわ。何回?」
と挑んできたぞ。


私は、昔の“自分の修行時代”を思い出し、
「(当時の私は)毎日、
1000回、やっていたからネェ」
サラリ言うと、 


「せ、1000回!?・・・分かった。
オレは・・・500回やるわ」


その日から
“腕立て・自主トレ・決行”と相成った次第。


結局、ヒデ君、
社会人コンペの当日まで(腕立て・自主トレを)
1日も休まずやってのけ、
ソンナコンナの努力のかいもあってか、
なんと、
ラテン戦初優勝!の快挙を成し遂げたんだけど、
その後、
ヒデ君の中でコンペ熱が急速に冷めちゃって…
おっと、その辺のお話はまたオイオイね。
感心なのは、
競技会が終わってからも、腕立てノルマを
「丁寧にヤル、300回」に変更し、
以来ズーッと続いていることよ。
今では、

“踊れるカラダ作りのための日課”

となったみたいで、
今朝も(腕立て伏せが)終わった後、
ナニごともかなったかのように、
さっさと、(自宅での)自分の“仕事”に
パフォーマンス・シフトだよ。
(ちなみに“仕事”って、このブログの編集よ
そんな様子を見ながら、私は思うんだ。

ヒデ君、ホンマ、変わったねぇ。

そう、ここ最近、
ビックリするほど変化があったんだよね。
え、ドコがって?
まず、体型・・・モチ、
腕立て効果もあるんだろうけど、
体幹部がシッカリしたし、
鎖骨下に肉がついてきて胸幅アップ、
“腰抜け症状”も激減よ。
そういや、生徒サンたちからも
「アレェ?背、伸びましタァ?」
とか
「お腹が締まって、やせはったネェ」
とか、いろーんなコト、
言われてるみたいやしね。


さて、ヒデ君本人は、
ただいま「アルナスの首」にご執心だ。
アルナスって、スタンダード、
世界第2位のアルナス・ビソーカス氏のこと。
実は、先日行われたとあるホテルでの競技会で、
ヒデ君、偶然の遭遇。
ソレは、オープン戦の開始直前
「オレ、トイレに行こうとしていたら
目の前を、メッチャ、
首筋のキレイな外国人選手が歩いてて、
ビックリしてん。
お、コイツ、カッコエエな、誰や?」

って思い、
背番号「30」をパンフレットで確認、
で、憧れのアルナス・ビソーカス氏だと分かったわけ。
至近距離で、
かの氏のベリーワンダホーなダンスに触れたせいもあり、
それ以来、ヒデ君、
カラダの吊り上げ筋肉をさらに意識しての、

「頭・高・首・長」状態

真剣に心がけているようなんだな。


ヒデ君、曰く
「首、伸ばしてる、言うても、
全然リキンでへんで。
メチャクチャ、カラダの力、抜いてる。
で、ないと、あんなスゲェ踊り
(アルナスのダンスのこと)
絶対、でけへんモン」



たぶん、ソノ
(吊り上げ筋肉重視、頭・高・首・長状態キープ練習)
のおかげもあるのだろう、体型だけではなく、
ダンスにも著しい変化が現れてきたんだな。


ヒデ君談
「オレ、自分でもビックリしてんねん。
ホンマ、急に変わってきたから。
自分でも(ダンスが)
上手くなってきたって、わかるんや」



へぇ~、ソレは良かったネェ。
でも、どういう自覚があるの?


「踊っているときの体感が増えたわ。
それに、ごく最近、
頭の位置をスーッと高くしていくと、
音楽が、
良く聴こえる箇所があるってわかったんや。
その位置に頭を持っていくと、
カラダのコントロールもできるようになってきた。
頭一つで、こんなに変わるなんて、
メッチャビックリやわ」



スゴイヤン!
でも、スローフォックストロットを
やるようになってから、
ヒデ君の“潜在能力開花”してきたって感じやね。
カラダがスローを楽しんでるし、
ダンス始めて2年ソコソコの人には感じないよ。


「スローフォックストロットの動きが
自然にカラダに入ってくるのがうれしい。
でもなぁ、今から思えば
コツコツと踊れるカラダを作ってきたこと・・・
アレが良かったんやと思う。
フツーにダンスしているだけやったら、
潜在的な力の開花もナンもなかったヤロ。
たぶん、難しい!言うて、
もうダンス、やめてるわ」


 
ここで、ヒデ君、
エエコト考え付いたって感じで、
こんなことを言い出したんだ。


「自分が変わってきたって自覚、
他にもいっぱいあるけど、
一番オモロイ変化、教えるわ。
ソレは・・・
ジュンコ先生の

ブログの内容が、

理解できるようになってきた
こと(笑)」



後編へ



      続く 第784話へ



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